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lolipopサーバーをプログラマが使いやすくするネタ

Last updated at Posted at 2023-06-06

lolipopはいくつか設定しないと使いにくい

前提として、lolipopのスタンダードプラン以上で、独自ドメインを取得して設定済みであるとします。
lolipopサーバーにsshで接続した際に、設定しないと不便な部分があるのでそこを解決するための記事です。
筆者はlolipopでlaravelをアプリを公開しています。安いし、十分に動作するので最高です。ただ、いくつか最初の設定を知っていないと面倒だと思いました。それでは書いていきます。

php設定

lolipopのwebページから自身のアカウントでログインして、php設定というところからphpのバージョンを設定します。
問題はその設定したphpコマンドをcliでどのようにして使用するのかです。

php -v

としてもphpコマンドが無いよと言われます。

/usr/local/php/8.2/bin/php -v

で呼び出せます。ただ、これだと面倒なのでphp -vとしたいところです。
まず、shellの初期設定をします。shellを起動した時に、~/.bashrcファイルを読み込めよって設定をしています。

vi ~/.bash_profile

以下の内容を~/.bash_profileに貼り付けます

if [ -f ~/.bashrc ]; then
   source ~/.bashrc
fi

以下のコマンドで~/.bashrcにパスを設定します。

echo 'export PATH=/usr/local/php/8.2/bin:$PATH' >> ~/.bashrc

これで、設定が完了しました。ssh接続をして、shellが起動されるたびに、毎度pathが設定されるようになりました。
再起動するか、以下のコマンドを実行してください。

source ~/.bashrc
php -v

phpコマンドが使用できるようになりました。めでたし。

composerの設定

2系のバージョンのcomposer以下のコマンドで呼び出せます。前提としてphpの設定は完了していることとします。

php /usr/local/bin/composer8 --version

これだと、面倒くさいので

composer --version

として呼び出せるようにしましょう。
~/.bashrcにpathを設定します。

echo "alias composer='php /usr/local/bin/composer8'" >> ~/.bashrc

設定が完了したのでshellを再起動するか、以下のコマンドを実行します。

source ~/.bashrc
composer --version

が正しく動作するようになったらOKです。

laravelの注意事項

ようやく、laravelアプリを入れていきましょう。おそらくgitリポジトリからcloneしてきますよね。
セキュリティの高いssh keyを作成して、githubのdeploy keyに作成した公開鍵をアップロードしてcloneしましょう。

シンボリックlinkが貼れない

ここが注意事項です。シンボリックリンクを使用して、storage配下のフォルダをpublicに紐づけることができません。
解決策としては、storageに画像とかを保存するのではなく、envファイルの環境に応じてpublicの任意のフォルダ配下に保存するなどの工夫が必要です。S3などを使っても良しですね。

npmは使用できない

npm などのnode系のやつはインストールできません。つまり使えません。。
laravelだとjsのコンパイルでvitelaravel mixなどを使用すると思いますが、lolipopサーバー上でのコンパイルはできません。
ですので、ローカルでbuildを完了させてアップロードするようにしましょう。

まとめ

使いやすいように設定すると定額月550円でphpのサーバーが手に入るのでとても良いです。
phperの個人開発の味方です。

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