はじめに
以前に、M5Stack用SIM7080G搭載CAT-M/NB-IoT+GNSSユニットとIoT Connect Mobile Type S というNTTコミュニケーションズが提供しているSIMを使って、HTTP通信の確認まで行いました。そのときの記事がこちらです。
そのときにも、1NCEのサービスを使用したいと思っていたのですが、今回ようやく試すことが出来たので、その内容を書いておきます。
そのときから、1NCEのサービスを使用したいと思っていたのですが、ようやく動作確認が出来たので、その内容を書いておきます。結果としては、無事に動作したことが確認できています!
そもそも1NCEとは
1NCEは、低容量のグローバルなIoT通信を実現するサービスで、IoTに特化したIoT・M2M向けの法人用回線サービスとなります。プリペイド、10年間一括2,000円で格安にIoTアプリケーションを配備、接続、管理できるそうです。
日本では、ソフトバンク株式会社が販売しています。尚、法人用回線サービスとなるので、個人での申し込みはできないと思います。
1NCEのSIMを使って通信する方法
ハード構成やソースコード全体などは、以下の記事を参考にしてください。
こちらの記事ではAPN設定の変更箇所のみを記載します。
1NCEの設定
// APN設定:1NCE用の設定
const char APN[] = "iot.1nce.net";
const char LTE_USER[] = "";
const char LTE_PASS[] = "";
IoT Connect Mobile Type Sの設定
// APN設定:IoT Connect Mobile Type Sの設定
const char APN[] = "mobiledata.ntt.com";
const char LTE_USER[] = "";
const char LTE_PASS[] = "";
TinyGsmClientライブラリを使用した場合は、以下のように接続して下さい。
TinyGsm modem(Serial2);
TinyGsmClient client(modem);
// 途中省略
modem.gprsConnect(APN, LTE_USER, LTE_PASS);
終わりに
1NCEのSIMカードを使って、M5Stack用SIM7080G搭載CAT-M/NB-IoT+GNSSユニットで通信できることを確認しました。1NCEは、低コストで長期間使えるという特徴があります。IoTプロジェクトに興味のある方は、ぜひ試してみてください。なかなか面白いサービスだと思うので、いろいろ使ってみれたらと思います。