はじめに
Vue.js テンプレート制御ディレクティブ まとめの続きです。
今回は算出プロパティとメソッドの違いを学習していきます。
算出プロパティcomputed
算出プロパティcomputed
は、関数によって算出したデータを返す事ができるプロパティ。
例えば、以下のようにマスタッシュ構文内に複雑なロジックを書くと可読性が悪くなる。
<!-- 文字列を反転する式 -->
{{ message.split('').reverse().join('') }}
こういった複雑なロジックを実行する時に、算出プロパティを利用することが推奨される。
また、ロジックの再利用性を高めたい時などにも利用できる。
computed
を利用してコードを書いてみる。
<div id="app">
<p>
{{ reverseMessage }} <!-- !sj.euV olleH -->
</p>
</div>
<script>
var app = new Vue({
el: '#app',
data: {
message: 'Hello Vue.js',
},
// 算出プロパティの定義
computed: {
// メソッドの定義
reverseMessage() {
return this.message.split('').reverse().join('')
}
}
})
</script>
あれ?これmethods
と何が違うの・・・
computed
とmethods
それぞれの違いを深掘りする。
算出プロパティとメソッドの3つの違い
①プロパティとメソッド
computed
はプロパティなので()
が不要。
methods
はメソッドなので()
が必要。
<!-- computed -->
{{ reverseMessage }}
<!-- methods -->
{{ reverseMessage() }}
②getterとsetter
computed
はgetter
とsetter
を定義する事ができる。
methods
はgetter
しか定義できない。
③キャッシュ
computed
はキャッシュされる。
methods
はキャッシュされない。
methods
は呼び出されるたびに関数の処理を行う
まとめ
実行したい処理の内容によってcomputed
かmethods
か使い分けるのが良さそう。
しかし、現状どういったケースで使い分けるかイメージが沸かない。
この辺りは、実際にアプリケーションを開発しながら身に付けるしかなさそう。
知見が深まり次第、追記していきます
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