概要
全ての組織が不確実な時代を乗り越え、成長を続け存続をするためには、多様性の力を味方につけ「強みを活かす」組織作りが急務です。そうはいっても組織作りは言うは易く行うは難し。どうような一手を打つべきか悩みを抱えている組織は多いのではないでしょうか。本セッションでは、組織変革のプロフェッショナルや組織改革の実践企業が一同に会し、「強みを活かす」組織づくりの目的と実践方法について考えます。
株式会社 UPSIDER HR HRPR
宮本 佳歩 氏
吉積情報株式会社 代表取締役
秋田 晴通 氏
Tably株式会社 代表取締役
及川 卓也 氏
Google Cloud パートナー事業本部 ソリューション パートナー 事業開発マネージャー
清水 岳之
所感
【Google Cloud Next Tokyo ’23レポート】グローバル No 1 サービスを目指す meviy に、なぜカルチャー推進が重要なのか?〜社員の自己肯定感を高める #IAmRemarkableでも触れられていた、イノーべションを起こせる組織に必要要素が、ここでも登場。
それらをベースに、パネリストのみなさんに自社やご自身のお考えをお話し頂きました。
正直いって、ここのお話は熱くていいお話しでした。
カルチャーはプロダクトである
をはじめ、名言がたくさん飛び出たのではないかと。
飛行機に例えて、飛び続ける(前へ加速し続ける)必要があってその上で安全性の確保も怠らずやって、という例えば話はすごく腹落ちしました。
それだけ組織運営は難しく繊細でありつつ、前へ前へ進まなければならない。
あとコミニュケーションの大事さ。
これは、同じようなテーマだと必ず出てくると思いますが、やはり外せないキーワードだと思います。
IT業界はずっとVUCAだったよね、っていうのも納得感ありましたね笑
当事者意識をいかにして持ってもらうか、
採用がどれだけ大事であるか。
それらを本当に熱のこと持った言葉で伝えていただいたように思います。
最後に、この話を聞いて「アクション」してください、という及川さんの言葉は刺さりました。
翌日にはいい話だったな、で終わる事は本当に多い。
アクションしないと、それで終わり、
僕も何かアクションしないと、と思いました。
(このアウトプットはその一歩・・・)
内容メモ
イノベーションを生み出す組織に共通する6つの要素
- 多様性の尊重
- ビジョン共有
- 自主祭
- 内発的動機づけ
- リスクテイク
- つながりとコラボレーション
VUCA時代おいて最も大切にしていることは?
※VUCA:目まぐるしく変転する予測困難な状況
- 機能だけを突き詰めると、ユニーク性を出すのが難しい
- 加えて企業のカルチャーも重要になってくる
- カルチャーはプロダクトである
- UPSIDERではお客様の近くに座る、を意識している
- カルチャーに優劣も正解もない
- カルチャーそのものを大事にしてほしい
- UPSIDERでは大事にしている
- 同じビジョンにむかっているか、それに関するコミュニケーションをとっているか?が大事
- 変化に如何に対応していくか
- 1人だと行き詰まることが多い
- 人に話すと不思議とアイディアが生まれる
- IT業界はそもそもずっとVUCAだった
- 今の状態に安泰はない
- 今業界はパラノイアしか生き残れない
- 飛び続ける必要がある
- 飛行機のイメージ。加速し続けないと落ちる。
- 乗客を怪我させない、飛行機を落とさないためのチェック
- 「ブレーキ」をかけるアドバイスが多い
- チェックリストの肥大化
コミニュケーションの工夫
- オンラインでもシャッフルランチを実施
成長に対する最も大きな課題と打ち手
- 採用が難しいながらも最も重要
- 今いるメンバーにどうすれば当事者意識を持ってもらえるか?
- Googleのカルチャーに、全ては一人一人が責任を持つ
- 心理的安全性はマネージャーが作るではなく、一人一人が考える
- Googleのカルチャーに、全ては一人一人が責任を持つ
- 相互理解をいかに深めていくか
- なぜこの人は今こんなことをいうのか?
- 人それぞれのライフラインを共有する
- 日常的に深く自己開示を促す
- ユニフォームのような、共通のアイテムを身につけると自然と共同感を感じられる
組織づくりの失敗例
- 採用
- 相談を受けた際に話を聞いていくと、採用ミス、に落ち着くことが多い
- 採用はとにかくこだわる
- 組織の成功の話から、それを自分事として成功させたいと本気で思っているか?
- スタートアップの方が死に物狂い
- 大企業が本気で人・もの・金をかければ負けるはずがない
- それでも負けるところに、一人一人の成功に対する自分事の観点がないのでは
- 時間は有限である
- 個人がどれだけ本気になれるか
組織づくりのヒント
- 多様性に取り組む目的は何か?
- 組織のためであり、自分のためであり、お客様のためであり、社会のため
- みせかけなら不要
- 上層部をいかに巻き込めるか
- アクションを起こす
- 聞いた話、感情が動いた事を忘れずにアクションに結びつける