5
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Gemini CLI に関するあれこれ:これまで書いた記事で扱えてなかったいろいろな公式情報

Last updated at Posted at 2025-07-24

はじめに

Gemini CLI について、以下の記事の中で書いたことや、以下の記事に後から追記した内容があるのですが、そこに書けてなく、後から調べた公式情報が色々と出てきたので、この記事にそれをまとめようと思います。
(※ 特に 1つ目の記事に色々と追記をしていました)

Gemini CLI の公式リポジトリ内の情報

ドキュメントをまとめたルート

Gemini CLI のスラッシュコマンド「/docs」を使うとブラウザで開かれる、以下のページがドキュメントのルートになるようです。

●gemini-cli/docs/index.md at main · google-gemini/gemini-cli
 https://github.com/google-gemini/gemini-cli/blob/main/docs/index.md

image.png

データがモデルの学習に使われるかどうか

データがモデルの学習に使われたりするかどうか、という話です。

これは、前の記事でも少しだけ触れていたのですが、記事執筆時点の公式情報を引用しながら、適用される規約的なものの話も含めてここに記載します。

【参照元】
●gemini-cli/docs/tos-privacy.md at main · google-gemini/gemini-cli
 https://github.com/google-gemini/gemini-cli/blob/main/docs/tos-privacy.md#1-is-my-code-including-prompts-and-answers-used-to-train-googles-models

image.png

日本語版

上記の説明をざっくり日本語にして書いてみます。

質問「私のコード(プロンプトや回答を含む)は Google の
モデル学習に利用されますか?」に対する回答 ↓

プロンプトや回答を含むあなたのコードが Google のモデルの学習に使用されるかどうかは、利用している認証方法とアカウントの種類によって異なります

  • 学習に使われる (プロンプト、回答、関連コードは収集され、モデル学習を含む Google 製品の改善に利用される可能性がある)
    • 個人向け Googleアカウントで Gemini Code Assist を利用する場合
    • Gemini Developer API から取得した「無償版」の Gemini API のキーを利用する場合
      • 「Gemini API 利用規約(無料サービス)」が適用され、それに基づく
  • 学習に使われないようにできる (入力内容は機密情報として扱われ、プロンプト、回答、関連コードは収集されず、モデル学習にも使用されない)

扱えるファイル

記事執筆時点では、読み込み可能なファイルは以下となるようです。

  • テキスト
  • 画像(ファイル形式は、PNG、JPG、GIF、WEBP、SVG、BMP)
  • PDFファイル

情報元は以下です。

●gemini-cli/docs/tools/file-system.md at main · google-gemini/gemini-cli
 https://github.com/google-gemini/gemini-cli/blob/main/docs/tools/file-system.md

image.png

設定の優先順位

Gemini CLI の設定について複数の設定がありますが、それについて以下の数字の大きいものほど優先順位が上になるようです。

  1. デフォルト値
    • アプリ内でハードコードされた初期設定
  2. ユーザー設定ファイル
    • 現在のユーザーへのグローバル設定
  3. プロジェクト設定ファイル
    • プロジェクト固有の設定
  4. システム設定ファイル
    • システム全体に適用される設定
  5. 環境変数
    • システム全体またはセッション固有の変数(.env を使うものも含む)
  6. コマンドライン引数

これについて、参照した情報は以下です。

●gemini-cli/docs/cli/configuration.md at main · google-gemini/gemini-cli
 https://github.com/google-gemini/gemini-cli/blob/main/docs/cli/configuration.md

image.png

設定ファイルを置く場所

設定ファイルの置き場所/置かれる場所は、以下となるようです。

  • ユーザー設定ファイル
    • ~/.gemini/settings.json
  • プロジェクト設定ファイル
    • .gemini/settings.json
  • システム設定ファイル
    • OS ごとの固有の場所
      • 【Windows】 C:\ProgramData\gemini-cli\settings.json
      • 【macOS】 /Library/Application Support/GeminiCli/settings.json
      • 【Linux】 /etc/gemini-cli/settings.json

アンインストール

1度セットアップした環境を、デモ用に作り直そうとして、アンインストール方法を調べてみました。

これについて、インストール方法ごとのアンインストール方法が以下に書かれていました。

●gemini-cli/docs/Uninstall.md at main · google-gemini/gemini-cli
 https://github.com/google-gemini/gemini-cli/blob/main/docs/Uninstall.md

npmコマンドによるグローバルインストールや、Homebrew を使ったインストールに関しては、それらのコマンドのアンインストールのコマンドを使えば OK です。

npxコマンドを使った場合は、以下の対処をする形になるようです。

image.png

【追記】

以下のイベント登壇を進めるにあたり、過去に書いていた記事で扱ってなかったものを調べたのですが、それをいろいろ書くための場所として、この記事を書きました。

5
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?