はじめに
- いろんな人の経験値や知識に依存する設計。それを探求するためには、多くの時間と経験を要すると思います。
- それを効率良く吸収するための、面白いアクティビティを発見したので記事にします。
ラウンドロビン設計とは
参加者が設計のアイデアをスケッチとして作成し、そのスケッチを共有・批評する設計手法の1つです。
もう少し噛み砕くと、ある課題解決のための設計をスケッチし、参加者内でそのスケッチぐるぐる回し設計を強化・共有するアクティビティです。
メリット
- 参加者は自分自身のアイデアに加えて、新しいアイデアを得られます。
- 意図しない組み合わせの機会の創出に繋がります。
- 異なる可能性のあるアイデアで合意をとれます。
- 参加者間での考え方の違いもしくは類似点を共有できます。
実践方法
参加者
- 少なくとも3人必要。
- 12人以上になってくると会話が崩壊するそうです。笑
所要時間
- 15分~45分くらい
使用するもの
- A4くらいの用紙
- 3色ペン
進め方
(1) すべての参加者が5分間でスケッチをする。
(2) スケッチを左の人に渡す。
(3) 違う色のペンで5分間スケッチをを批評する。
(4) スケッチを左隣の人に渡す。
(5) 違う色のペンを使用して、先ほどの批評によって識別された弱点を改善する設計になるような改善案を記載する。
(6) スケッチを作者に戻し、批評・改善案をまとめ参加者同士でレビューを行う。
参考文献
Design Itには他にも様々な設計手法が記載されています。
是非興味があればお読みいただけると面白いと思います。
Design It! ―プログラマーのためのアーキテクティング入門