はじめに
DP-900: Microsoft Azure のデータの基礎試験 (以下、DP-900 試験)は、データの中核概念と関連する Microsoft Azure データ サービスに関する知識を問う試験です。この試験の合格者は Microsoft Certified: Azure Data Fundamentals の資格認定を受けることができます。
この記事では、DP-900 試験の受験準備として、どのような情報を参照していくとよさそうかを纏めてみます。なお、試験の内容は定期的に見直しが行われていますので、記事を執筆している時点の情報として参照してください。
試験情報を確認
常に最初に確認する必要があるのは公式の 試験情報 です。
試験情報の記載内容
試験情報のページには以下のような情報が記載されています。
- 試験の予約に関する情報
- 試験で評価される内容(= 出題範囲)
- 学習リソース
- セルフ ペースの学習
- インストラクター指導のクラス ルーム
- 関連する認定資格
- 試験関連のリソース
確認を強くお勧めするポイント
あくまでも個人の主観に基づくので、普遍的にお勧めポイントかどうかの保証はありません。
学習リソースで提供されている、4つのラーニング パスについては一通り確認いただくことをお勧めしています。どのようなスタイルで学習を進めるかは各人の自由なのですが、自習でも、クラスルームへの参加でも、どちらのパターンに対してもお勧めです。
ラーニング パスを確認
試験準備のためのリソースとして 4 つのラーニング パスが紹介されています。これらは、Microsoft Learn 内のコンテンツとして提供されているものと同一です。
ラーニング パスには複数のコースモジュールが組み込まれています。それぞれのパスがどのような構成になっているかを確認しておきたいと思います。
ラーニング パス: コア データの概念を調べる
このパスでは、Azure 上でのデータ保持に関連する一般的な概念を説明しています。データの構造や、それに適したデータの保持方法も解説されています。同時に、クラウド上に蓄積されたデータを利用するロールに関しての概要も開設されています。
ラーニング パス: リレーショナル データを探索する
このパスでは、リレーショナル データを保持するための Azure のサービスを解説しています。加えて、リレーショナル データの解説も行われています。リレーショナル データをあまり扱ったことがない場合はすべてのコースを、Azure のサービスを把握したい場合は、サービス解説側のコースを確認しておくとよいと思います。
ラーニング パス: 非リレーショナル データを探索する
このパスでは、非リレーショナル データを保持するための Azure のサービスを解説しています。コアデータの概念パスで解説されていた、半構造化、非構造化データを保持するための代表的なサービスの解説が含まれています。それぞれの代表的なパターンを押さえることができます。
ラーニング パス: データ分析を探索する
このパスでは、データ分析業務に向けた Azure サービスを解説しています。データウェアハウス、ストリーミング データの処理、データの可視化の3要素をカバーしています。
まとめ
この記事では、DP-900: Microsoft Azure のデータの基礎試験の学習コンテンツの概要を確認しました。今から DP-900 試験に取り組んでみようという方は、まずはラーニング パスから取り組んでみるのはどうでしょうか。