はじめに
セットアップ シリーズ、Windows 10 編。
パッケージ管理ソフトを使うか?
パッケージ管理ソフト(winget / Chocolatey / scoop)は決定版がないため使わない方針。
🔧 設定: Windows のプリインストールアプリ
- 「Windows セキュリティ」の各機能を有効化。
- 「切り取り & スケッチ」を、タスクバーにピン留め。
- ショートカットは
Windows
+Shift
+s
で起動。
- ショートカットは
- 「メモ帳」も、タスクバーにピン留め。
- 「メモ帳」のフォントが「MS ゴシック」なので「メイリオ」などに。
- アンチエイリアスされないと、システムフォント等との差が目立つので。
- あと、バージョンアップで地味に便利になってる。
-
Windows Update の「オプションの更新」があれば、手動で実行する。
- ロジクールのマウスの設定を SetPoint から実行できないと思ったら、これが原因だった。
- 「PC 名」を設定
{使用者}-{購入月の YYYYMM}-{モデル名}
- 「OneDrive」は、無効にするとバックアップを勧めてきてうるさいので有効化のまま。
- 「Xbox」は使わないので、自動起動を停止。
- 「スマホ同期」は、iPhone ではほとんどできることがないので不要。
👑 IME: Microsoft IME
普段は「Google 日本語入力」を使っているが、一応こちらもセットアップしておく。
設定:
- macOS 風にスペースキーの左右のキー(無変換/変換キー)で IME を ON/OFF できるようにする。
- ➊
スタート
キー >⚙
(設定)ボタン >ime
で検索してMicrosoft IME
- ➋
キーとタッチのカスタマイズ
で各キーに好みの機能を割り当てる
をオン
- 無変換キー:
IME-オフ
- 変換キー:
IME-オン
- Shift + Space:
別幅スペース
- 無変換キー:
- ➊
👑 IME: Google 日本語入力
「Microsoft IME」でも支障がない気はするが、登場時(2009 年)の衝撃が強すぎたのか、今でも何となく入れてしまう。
設定:
- macOS 風にスペースキーの左右のキー(無変換/変換キー)で IME を ON/OFF できるようにする。
- 別の PC から辞書を引き継ぐ。
👑 辞書: emoji-ime-dictionary
絵文字変換のための IME 辞書。
👑 フォント: Source Han Code JP、HackGen
- 詳細は別記事に。
👑 ブラウザ: Chrome
- 詳細は別記事に。
👑 IDE: Visual Studio Code
- 詳細は別記事に。
👑 Git クライアント: Git for Windows
- 詳細は別記事に。
- 同梱の Git Bash を SSH クライアントとしても使う。
👑 Docker on WSL 2
- 詳細は別記事に。
👑 端末エミュレーター: Windows ターミナル
- 詳細は別記事に。
👑 圧縮・解凍ツール: 7-Zip
定番のファイルアーカイバー。
設定:
- スタート メニュー >
7-Zip
>7-Zip File Manager
を順にクリック - メニューバー >
ツール
>オプション
をクリック -
システム
タブ で、「以下の拡張子の行」の「deskt 列」をクリックして関連付け- 7z, tar, gz
-
7-Zip
タブ で以下のみにチェック開く
ここに展開
<フォルダー>に展開
圧縮...
CRC SHA
-
OK
ボタンをクリック
👑 テキストエディター: サクラエディタ
大容量テキストファイルを扱う時などに便利。
インストール:
-
GitHub から
sakura-tag-vx.x.x-buildxxx-xxxxxxx-Win32-Release-Installer.zip
をダウンロード。 - インストーラー ZIP の解凍には 7-Zip などを使うと警告が出ない。
- ZIP 内の説明のとおり、Microsoft Defender SmartScreen 対策。
- インストール時の設定:
-
「送る」に追加
と「SAKURA EditorでGrep」メニューの追加
にチェックを追加。- 前者は「ファイル」を、後者は「フォルダー」を右クリック時に選択できる。
-
「SAKURA Editorで開く」メニューの追加
は追加しない。(コンテキストメニューがごちゃっとするので)
-
設定:
- メニューバー >
設定
>タブバーを表示
- 別マシンからマクロなどを引き継ぐ。
👑 Diff ツール: WinMerge 日本語版
ファイルやフォルダーの比較やマージのためのツール。
インストール:
-
公式サイト の
64bit版ダウンロード
ボタンをクリックし、しばらく待つとダウンロードされる。 - インストールはデフォルト設定で OK。
👑 SFTP クライアント: WinSCP
SFTP / FTP / WebDAV / SCP / S3 クライアント。
種類:
-
インストーラー版(無償):
- 従来どおりのインストーラーを使ってインストールする版。
-
ストア版(有償):
- Microsoft Store からインストールする版。
- 無償版と機能に差異なし。共存可能。
- 自動アップデート機能が付き、別マシンへの移行が楽なので、安いと思えるならこちらで良い。
- cf. WinSCP from Microsoft Store :: WinSCP
インストール:
-
インストーラー版(無償):
-
公式サイト の
DOWNLOAD WINSCP x.x.x. (x.x MB)
ボタンをクリックしてダウンロード。 - インストール時に、UI を「コマンダー」と「エクスプローラー」から選択できる。後で変更できるので、どちらでも良い。
-
公式サイト の
-
ストア版(有償):
- Microsoft ストア からインストール。
👑 ユーティリティ: Microsoft PowerToys
マイクロソフト社の提供する Windows 用のユーティリティセット。
インストール:
-
GitHub から最新版の
PowerToysSetup-x.x.x-x64.exe
をダウンロードしてインストール。
使い方:
主な機能は下記のとおり。詳細は公式サイトを参照。
-
カラーピッカー:
-
Windows
+Shift
+C
で、カラーピッカーを起動する。
-
-
Fancy Zones:
- Windows のスナップ機能の強化版
-
Windows エクスプローラーのアドオン:
- SVG やマークダウン ファイルのプレビューウィンドウ対応
-
Image Resizer:
- 画像サイズの一括変換ツール
-
Keyboard Manager:
- キーボードのキーを再マッピングするツール
-
PowerRename:
- ファイル名の一括変換ツール
-
PowerToys Run:
-
Alt
+Space
で、macOS の Spotlight のようなクイックランチャーを起動する。
-
-
Shortcut Guide:
-
Windows
キー長押しで、Windows
キーを使ったショートカットガイドを表示する。
-
👑 マウスジェスチャー: StrokesPlus.net
日本語対応のマウスジェスチャー。
フォーラムでの製作者の説明を見ると、前身のアプリケーションが 2013 年にオープンソース化されたが、その後すぐに取りやめになった模様。(詳しい理由は掲載されていない)
更新履歴のとおり、非常にリリース頻度が高い。
インストール:
-
公式サイト から
Download Installer
ボタンで、インストーラーをダウンロードしてインストール。
👑 デザインツール: Adobe XD
軽量な UI/UX デザインツール。
有償版も視野に入れるなら Figma や Sketch なども候補にあがるが、無料なら XD 一択な気がする。
XD の無料/有料プランの違い:
- 無料版のみ、共有ドキュメントや共有リンクが 1 つのみなど、共同作業系の機能などが制限される。
- cf. XD の個人向け価格とプラン
インストール:
-
公式サイト からダウンロード
- インストール途中で「アドビアカウント」の入力を求められる。持っていない場合は作るか、Apple ID などでログインする。
- Adobe 製品を統括する「Adobe Creative Cloud」等も一緒にインストールされる
設定:
- 「Adobe Creative Cloud」の
環境設定
から、以下を設定する。-
通知
タブ >アドビからのお知らせ
のチェックを外す- Adobe からのセールス通知をオフに
-
同期
タブ >同期を一時停止
- Adobe のオンラインストレージとの同期を停止する
- 無料プランでは 2 GB しかないので、試用くらいにしか使えないと思われる。
- ローカル上の同期対象フォルダーは
C:\Users\{Windows アカウント名}\Creative Cloud Files
にある。
Windows エクスプローラーのナビゲーションパネルにもショートカットが自動生成される。これを削除する必要があれば こちら を参照。
-
使い方:
- チュートリアルは スターターキット ダウンロードして XD で開く。
- より詳細な使い方は Adobe XD Trail を参照。
- テンプレート(Apple Design, Google Material Design, Bootstrap 5 など)のキットをダウンロードすると便利。
👑 VS Code 拡張機能: Adobe XD
XD の VS Code 用の拡張機能。
デザインシステムパッケージ(DSP)を作成し、XD で作成され、Creative Cloud Libraries で利用可能なデザインソースを、デザイントークンを使用してプラットフォーム固有のコードに視覚的にマッピングできる、らしい。
XD を本格的に使うには良さそうに見える。
- cf. Adobe XD 2020 年 10 月アップデートリリース!3D 変形、CC ライブラリ、Visual Studio Code 連携など #AdobeXD #AdobeMAX | Adobe Blog
- cf. Adobe XD で作成したデザイントークンを Visual Studio Code にインポートして sass ファイルで書き出す - istyle Tech Blog
- cf. Adobe XD for Visual Studio Code | Let's XD
設定:
Ctrl + k
➡ Ctrl + s
でショートカット設定を開いて、以下を変更。
- 検索フォームに
ctrl+shift+x
と入力して検索、xd.search
の行を右クリック >キーバインドの削除
- 「VS Code」の標準キーバインドと競合するため。
👑 PDF ビューアー: Adobe Acrobat Reader DC
一応。
注意:
- インストーラーをダウンロード時に「McAfee」や「Chrome 拡張機能」を使わせようとしてくるが、不要。