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セットアップ - Chrome

Last updated at Posted at 2021-05-09

はじめに

セットアップ シリーズ、Chrome 編。

主に以下について。

  • ショートカット
  • 拡張機能
  • デベロッパーツール

Windows ユーザーは Edge に乗り換える?

Windows 10 バージョン 20H2 (Windows 10 October 2020 Update) から「Chromium ベース Edge」が Windows のデフォルト ブラウザーとなった。
とはいえ、今更 Google アカウントから離れるのは面倒なので、やはり Chrome を使うことに。

Chrome 拡張機能でカバーしないこと

OS やブラウザの標準機能でカバーできる用途では、Chrome 拡張機能をインストールしない。

  • カラーピッカー:
    • Windows なら「Microsoft PowerToys」の Windows + Shift + C キー
    • macOS 標準: Control + スペース キー ➡ d と入力して「DigitalColor Meter」を検索 ➡ Shift + + C キー
  • スクリーンショット:
    • Windows 10 標準: Windows + Shift + s キー(「切り取り & スケッチ」アプリが起動する)
    • macOS 標準: Shift + + 4
    • 撮影するページサイズを調整したい場合は、Chrome の「デベロッパー ツール」(後述)が便利。
  • 絵文字を探す:
    • Windows 10 標準: Windows + . キー
    • macOS 標準: Control + + スペース キー
  • 検索クエリを使う:
    • Simple = Select + Search などの拡張機能を使わずとも、Chrome の「検索エンジン」の設定(後述)で事足りる。
  • QR コードを生成する:
  • タブをグループ化する:

🔧 ショートカット

Chrome 公式のショートカット一覧 は、少々分かり辛いので整理してみる。

注意:

  • Windows の Ctrl キーと macOS の command)キーは、基本的にどちらも Ctrl キーと表記する。
  • Windows の Alt キーと macOS の option)キーは、基本的にどちらも Alt キーと表記する。
  • MacBook の Delete キーは Backspace キーと表記し、fn + Delete キーは Delete キーと表記する。

参考:

🔖 Chrome の主なショートカット

  • 凡例
    • 🔥 ... Windows / macOS 間で、同じショートカットが使えない。
区分 機能 ショートカット
ウィンドウ 新しいウィンドウを開く Ctrl + N
ウィンドウ 新しいウィンドウをシークレットモードで開く Ctrl + Shift + N
タブ 新しいタブを開く Ctrl + T
タブ タブを閉じる Ctrl + W
タブ 閉じるたタブを開く Ctrl + Shift + T
タブ 次のタブへ(🔥) Ctrl + PgDn(Windows)
+ + (macOS)
タブ 前のタブへ(🔥) Ctrl + PgUp(Windows)
+ + (macOS)
タブ 全画面モードの切り替え(🔥) F11(Windows)
+ Shift + F(macOS)
ズーム ページを拡大 Ctrl + +
※ Windows のみ Ctrl + ; も利用可
ズーム ページを縮小 Ctrl + -
ズーム ページの拡大/縮小をリセット Ctrl + 0
ページ内移動 ページの先頭へ Home
ページ内移動 ページの末尾へ End
ページ内移動 1 画面ずつ下にスクロール PgDn or Space
ページ内移動 1 画面ずつ上にスクロール PgUp or Shift + Space
ページ内移動 水平スクロール Shift + マウスホイール
テキスト移動 次の単語へ(🔥) Ctrl + (Windows)
+ (macOS)
テキスト移動 前の単語へ(🔥) Ctrl + (Windows)
+ (macOS)
テキスト移動 前の単語を削除(🔥) Ctrl + Backspace(Windows)
+ Backspace(macOS)
アドレスバー アドレスバーに移動する Ctrl + L
アドレスバー 自動補完の候補を削除する 下矢印キーで選択して Shift + Delete
※アドレスバーと Web ページ内のフォームの両方で使える
リロード ページを再読み込みする Ctrl + R
※ Windows のみ F5 キーも利用可
リロード キャッシュを無視してページを再読み込み Ctrl + Shift + R
※ Windows のみ Shift + F5 キーも利用可
リロード ページの再読み込みを中止する Esc
ページ内検索 検索バーを開く Ctrl + F
ページ内検索 次の検索結果へ Ctrl + G
ページ内検索 前の検索結果へ Ctrl + Shift + G
機能 履歴ページを開く(🔥) Ctrl + H(Windows)
+ Y(macOS)
機能 ブックマーク バー表示を切り替え Ctrl + Shift + B
機能 ブックマーク マネージャーを開く(🔥) Ctrl + Shift + O(Windows)
+ + B(macOS)
デベロッパー デベロッパー ツール表示を切り替え(🔥)
(最後に閉じたパネルを開き直す)
Ctrl + Shift + I or F12(Windows)
+ + I(macOS)
デベロッパー Element パネルを開く
(HTML と CSS のためのパネル)
Ctrl + Shift + C
デベロッパー Console パネルを開く(🔥)
(JavaScript のためのパネル)
Ctrl + Shift + J(Windows)
+ + J(macOS)

🔖 Chrome の未使用のショートカットキー

拡張機能に新しいショートカットを割り当てたい時のために。

設定方法:

アドレスバーに chrome://extensions/shortcuts と入力すると、拡張機能のショートカット設定画面が開く。

注意:

  • Windows と macOS 共通で利用できるキーのみを記載する。
  • 拡張機能のショートカットに割り当てできないキーは記載しない。
  • インストール済みのソフトウェアや OS の設定によっては、以下のショートカットも使えない可能性がある。

C- 系

Ctrl + 何か の組み合わせで、利用できるのは 1 種類のみ。

  • Ctrl + .

A- 系

Alt + 何か の組み合わせは、ほとんど利用できる。

数字と英字キーなら、DEF 以外は利用可。

C-S- 系

Ctrl + Shift の組み合わせで、利用できるのは以下のとおり。

  • 1
  • 2
  • 7
  • 8
  • 9
  • 0
  • W
  • E
  • Y
  • U
  • P
  • A
  • S
  • K
  • L
  • Z
  • X
  • V
  • ,
  • .
  • Home
  • End
  • PgUp
  • PgDn

C-S-A- 系

Ctrl + Shift + Alt + 何か の組み合わせは、何でも利用可。

S-A- 系

Shift + Alt + 何か の組み合わせは、何でも利用可。

C-A- 系

Ctrl + Alt + 何か の組み合わせは、利用できない

🔧 インストール

https://www.google.com/intl/ja_jp/chrome/ からインストーラーを入手してインストール。
つまずく点はない。

🔧 初期設定

🔖 本体設定

Chrome の設定を開くには、Windows なら「Alt + f キー ➡ s キー」、macOS なら「 + , キー」。

  • 既定のブラウザに設定。
  • Google アカウントと同期。
  • 固定幅フォント のデフォルトが「MS ゴシック」なので、「Source Han Code JP」などに変更。
  • 起動時: 前回開いていたページを開く
  • ダウンロード先をデスクトップに。
    • デスクトップにすると、不要なファイルを削除漏れを解消できて好み。デスクトップには、Windows + D キーなどで、アクセスしやすいのも良い。
    • (Windows のみ)タスクバーを右クリック > ツールバー > デスクトップ を有効化するのと併用することで、デスクトップから Chrome へののドラッグ & ドロップが楽に。

🔖 新しいタブの設定

  • 新しいタブを開いた画面の中央付近にある + ボタンからショートカット登録しておくと便利。
    • 特にブックマークバーに置くほどでもなく、アドレスバーの補完から検索し辛いページ(ドメイン名が覚えにくいページなど)を登録するのがオススメ。
  • 新しいタブ > 画面右下の (鉛筆ボタン) > 背景 > 風景 > 毎日更新する

🔖 Google 検索のテクニック

Google 検索のテクニックを紹介する。

  • 開いている Web サイト内で検索する:
    • アドレスバー(Windows + L キー)で、先頭に site: と入力して、末尾にスペースを開けて「検索したいキーワード」を入力して Enter キー。
    • e.g. site: https://www.postgresql.jp/document/10/html/ db_dump ... PostgreSQL 10 のリファレンスで db_dump について調べる。
  • 検索キーワードを工夫する:
    • AND 検索:
      • キーワードをスペースで区切る。
      • e.g. A B
    • OR 検索:
      • キーワードを OR で区切る。
      • e.g. A OR B
    • NOT 検索:
      • キーワードの先頭に - を付ける。
      • e.g. A -B
    • 完全一致検索:
      • キーワードを " で囲む。ワイルドカードを使うには * を使う。
      • e.g. A "B * D"
    • その他:
  • タブを「固定」or「グループ化」する:
    • タブを右クリックして 固定 or タブを新しいグループに追加 に選択。

🔖 検索エンジンの便利な使い方

Chrome の設定 > 検索エンジンの管理 で、任意の文字列を含む URL へアクセスできる。

たとえば、以下のように検索エンジンを追加した場合、

  • 検索エンジン: Wikipedia
  • キーワード: wiki
  • URL: http://ja.wikipedia.org/wiki/Special:Search?search=%s

以下の手順で、素早く Wikipedia を検索できる。

  1. Windows + L キーなどで、アドレバスバーにフォーカス
  2. キーワードの wiki と入力
  3. Tab キーを入力
    アドレバスバーに Wikipedia を検索 と表示される
  4. 検索キーワードを入力して Enter キー

RedmineBacklog など、普段使う Web サービスの検索 URL などを登録しておくと便利。

個人 PC だと、Amazon の価格推移が見れる Keepa を登録しておくのが便利。
https://keepa.com/#!search/5-%s で登録して、Amazon の商品ページ上の「登録情報」に記載された「ASIN」(Amazon Standard Identification Number: 商品のバーコードのようなもの)で検索すると、価格推移を確認できる。

🔖 拡張機能を無効化する

  • 拡張機能はアドレスバーに chrome://extensions/ と入力した画面で、有効/無効を操作できる。
    • この画面で拡張機能ごとの 詳細 ボタン > サイトへのアクセスクリックされた場合のみ にすることで、一時的に無効化した状態にできる。
    • この状態の拡張機能を一時的に有効化するには chrome://extensions/shortcuts で、拡張機能の有効化ショートカットを使うのが便利。常用するには邪魔な拡張機能でも、必要な時にだけ起動させることができる
    • 割り当てるキーは「Alt キー + DEF 以外の英数字キー」が、他のキーバインドと競合しにくいのでオススメ。

👑 拡張機能: Google 翻訳

英語が読めないので。

👑 拡張機能: Language Learning with Youtube BETA

YouTube の英語字幕を機械翻訳してくれる。
「英語字幕」と「日本語字幕」を同時表示したり、動画の「全字幕」を表示したりと非常に便利。

なお、単語をクリックすると「発音」と「意味」を確認できる。

YouTube 用は BETA 版だが、同じ開発者による Netflix 版は正式版らしく、こちらの有償版ではさらに字幕翻訳の追加オプションや、単語やフレーズの保存機能(字幕に現れるとハイライトされる)が使えるようだ。

設定:

  • 拡張機能を管理 > 以下のサイトで自動的にアクセスを許可する を無効化。
    • 普段は邪魔になるのでオフに。反映させるには、ページの更新が必要になるかも。

使い方:

👑 拡張機能: Mouse Dictionary

cf. Chrome 拡張の高速な英語辞書ツールをつくりました(Mouse Dictionary) - Qiita

マウスオーバーした英字テキストの「英和辞典」を表示する。

Booth で販売されている「英辞郎」を設定することで、辞書を拡張できる。

👑 拡張機能: Create Link

「Web ページのタイトル」or「選択中のテキスト」と「URL」をコピーする。
記事を書く時に便利。

設定:

  • markdown のフォーマットを [%text_md%](%url%) > [%title%](%url%) に変更する。
    • 「ページタイトル」の代わりに「うっかり選択しているテキスト」がコピーされてしまうことを防ぐ。
  • ショートカットを有効化するため、Default is currentlymarkdown にして、Configure shortcut > Current tab in default formatCtrl + ピリオド に。

使い方:

  • Chrome の画面右上から、本拡張機能のアイコンをクリック。
  • Ctrl + ピリオド でコピー。(上記設定をしている場合)

👑 拡張機能: Video Speed Controller

HTML5 オーディオ/ビデオの再生速度の変更機能を呼び出す。
倍速再生は重宝する。

設定:

  • 拡張機能を管理 > サイトへのアクセス: クリックされた場合のみ に設定。
    • 普段は邪魔になるのでオフに。

👑 拡張機能: Picture-in-Picture Extension (by Google)

Edge ではデフォルトで搭載されている「動画のピクチャ・イン・ピクチャ機能」を Chrome でも使えるように。

使い方:

  • Chrome の画面右上から、本拡張機能のアイコンをクリック。
  • Windows だと Alt + P、macOS では ⌥ + Pでトグルする。

👑 拡張機能: Session Buddy

Edge の「コレクション機能」を見て、Chrome 用のそれっぽい機能を探して見つけた。

ウィンドウ毎に「タブの状態」に名前をつけてローカル上に記録できる。(外部サービスの登録不要なのは良い)
記録した内容同士をマージしたり、重複を除外したり、記録した内容を後から編集したりもできる。

多少慣れがいる UI だが、必要十分な機能を持つ。

👑 拡張機能: はてなブックマーク

Google の検索結果で、そのページの価値が高く評価されているかの指標のひとつになって便利。

👑 拡張機能: uBlock Origin

広告ブロッカー。

設定:

  • 拡張機能を管理 > サイトへのアクセス: クリックされた場合のみ に設定。
    • Web ページの収益の広告の占める割合は大きいわけだし、基本的に広告ブロックはオフで良い派。 とはいえ、無料版 WinSCP のダウロードページでダウンロードボタンを探す時とか面倒な時はあるので、必要に応じて使う。

補足:

cf. PC ブラウザ向け広告ブロッカーの歴史がややこしい - toyfish.blog

👑 その他: Web フロントエンド開発向け Chrome 拡張機能

🔧 デベロッパーツール

cf. Chrome DevTools - Chrome Developers

デベロッパーツール(DevTools)は、Web 開発ではかかせない。
非常に高機能なので、ここでは一部の機能だけ紹介する。

残念ながら Chrome の公式リファレンスに日本語がないので、何も把握できていない状態だと少々ハードルが高い。
(近い内に日本語化される予定はあるらしい。)

邪道ながら、Edge(Chromium 版)なら開発者ツール(DevTools)の日本語リファレンス(機械翻訳を含む)があるので、入門の役に立つはずだ。

また、ほとんど機能の変わらない Firefox の開発ツール(Developer Tools)にも日本語リファレンスがある。
Chrome とは少しだけクセが異なるが、一長一短なので、一度覗いてみるのも面白い。

🔖 スクリーンショットを撮影する

cf. Simulate mobile devices with Device Mode - Chrome Developers
cf. Microsoft Edge DevTools でモバイル デバイスをエミュレートする - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
cf. レスポンシブデザインモード - 開発ツール | MDN

特定の画面サイズに変更する手順は以下のとおり。

  • 「デベロッパー ツール」(Ctrl + Shift + C キー) -> device toolbar を開く (Ctrl + Shift + m キー) -> ページ左上のプルダウンメニュー(Device リスト)で、撮影したい画面サイズを指定する。
  • device toolbar を切り替えるには、左上の「スマホのアイコン」をクリックすることもで可能。
  • Device リストに、XGA (1024x768px) を追加しておくと、マニュアル作成などのスクリーンショットに便利。

スクリーンショットの撮影方法は 3 種類ある。

  • ➊「デベロッパー ツール」(Ctrl + Shift + C キー) -> device toolbar を開く (Ctrl + Shift + m キー) -> More options(device toolbar 右端のボタン) -> Capture screenshot or Capture full size screenshot
  • ➋「デベロッパー ツール」(Ctrl + Shift + C キー) -> device toolbar を開く (Ctrl + Shift + m キー) -> コマンドパレット (Ctrl + Shift + p キー) で capture と入力 -> 以下を選択
    • Capture area screenshot: ページの指定範囲を撮影
    • Capture full size screenshot: ページ全体を撮影
    • Capture node screenshot: 選択した node(HTML タグ)を撮影、例えばボタンのみなど
    • Capture screenshot: ブラウザで表示している範囲を撮影
  • ➌ Web ページ上の撮影したい要素を右クリック > 検証 -> device toolbar を開く (Ctrl + Shift + m キー) -> 画面上部のタブで をクリック -> Element パネルで、撮影したい node(HTML のタグ)を探して右クリック > Capture node screenshot

🔖 DOM(HTML)を変更する

cf. Get Started With Viewing And Changing The DOM - Chrome Developers
cf. 初級者向け DevTools: HTML と DOM の使用を開始する - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
cf. HTML の調査と編集 - 開発ツール | MDN

node(HTML のタグ)を変更したりする方法は、上記のリファレンス参照。

🔖 CSS を変更する

cf. View and change CSS - Chrome Developers
cf. 初級者向け DevTools: CSS の使用を開始する - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
cf. CCS リファレンス - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
cf. CSS の調査と編集 - 開発ツール | MDN

CSS の調整をする方法は、上記リファレンス参照。

🔖 コンソールを使う

cf. Console overview - Chrome Developers
cf. コンソールの使用 - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
cf. Web コンソール - 開発ツール | MDN

各種警告やエラーの確認や、JavaScript を試す方法は、上記リファレンス参照。

🔖 JavaScript デバッガーを使う

cf. Debug JavaScript - Chrome Developers
cf. Microsoft Edge DevTools での JavaScript のデバッグの開始 - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
cf. デバッガー機能の使用 - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
cf. デバッガー - 開発ツール | MDN

JavaScript のデバッグ方法は、上記リファレンス参照。

🔖 通信を分析する

cf. Inspect network activity - Chrome Developers
cf. Microsoft Edge DevTools でネットワーク アクティビティを検査する - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
cf. ネットワーク分析リファレンス - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
cf. ネットワークモニター - 開発ツール | MDN

通信内容の分析方法は、上記リファレンス参照。

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