長く続くテレワーク生活。当社も勿論例外ではなく今年の四月からは専ら自宅に引き篭もって VPN 接続でシンクライアント環境を経由して社内の開発環境に接続して一日中業務をしています。もはや開発センタはただ機材を設置するためのサーバールームであって、ありがたいことにほぼ出社の必要の無い日々をすごす毎日です。あの満員電車での通勤の日々は一体何だったのか。ちょうど子供もまだ小さいため、自宅で仕事をしながら子の成長を見守ることができる時代が訪れたことに圧倒的感謝をしております。世の中には大変な思いをしている方も多いでしょうが、自分にとっては今回の騒動はテクノロジーはもちろん衛生面など世の中に革新をもたらし、まさに僥倖であったとつくづく感じているところです。もっとも自分が感染したらそんなことも言ってられないでしょうが。
さて、自分の場合リモート接続する母艦となる環境は iMac Retina 5K です。オンライン会議などは VPN を介するよりも直接通信したほうがスムーズであるため Microsoft Teams や Zoom での会議のときは母艦から直接会議に参加します。そうなると今までほぼ利用していなかった手元の Mac での表計算ソフトウェアを利用する機会がなにかと増えてきます。そこで気になるのがこの LibreOffice の重いこと重いこと。購入後数年たったやや古いマシンとはいえ、メモリも 16GB 程度は搭載しているこのマシンでこんなにモッサリなのは異常です。 Windows 版の Microsoft Excel のサクサク動作とはまるで比較になりません。
そこで今回は LibreOffice のモッサリを少しでも改善するための設定を調べたので忘れないようメモ。同様の記事は他の人も書いていますがそこは気にしない。
調べると LibreOffice の設定でキャッシュのサイズを増やせば解決するというブログ記事がちょこちょこ見つかりますが、実際にはバージョン 6.0 以降より設定画面からこのメモリの設定は削除されています。
記事執筆時点 (2020/08/31) での最新バージョンは 6.4 です。
じゃあどうするのかと言うと「熟練者向け設定」を利用します。
LibreOffice - 詳細 の右下にある Advanced Settings を開きます。
次に org.openoffice.Office.Common - Cache - GraphicManager を探します。
そして TotalCacheSize, ObjectCacheSize, GraphicMemoryLimit あたりに適当にデカイ数字を設定しておきます。
これでだいぶモッサリは改善するかと思います。それでもサクサク動くというレベルからは程遠いですが。。
現場からは以上です。