Power Apps 勉強会 MS Build 2023 After Party を 2023/06/03(土) に開催しました。
ご参加いただいた皆さん、スピーカー(語り手)各位のご協力、誠にありがとうございました。
イベントの動画公開予定はありませんので、都合がつかなかった方々はごめんなさい。ぜひ、後述する参考URL等で最新情報をご確認ください。
当記事は上記イベントのなかで紹介した「 Power Apps の Copilot を試せる環境を作成する方法 ※現時点(2023/06/04)で」です。本題に入る前に Build 2023 の参考情報をいくつかピックアップしておきます。
JPAUG的 Build 2023 AfterParty 参考情報
Japan Power Apps UserGroup、略して JPAUG です。 ← 念のため補足😇
Microsoft Build 2023 キーノートまとめ [吉田の備忘録]
【Microsoft Build 2023】Power Platform 関連の発表まとめ【速報】 [@KumikoMukai_jp]
・Build 2023 Learn 等へのリンク集
https://learn.microsoft.com/ja-jp/events/learnatbuild/?WT.mc_id=DX-MVP-5004053
・Power Virtual Agents
https://powervirtualagents.microsoft.com/ja-jp/blog/reinvent-your-ai-assistants-with-generative-answers-actions-and-more-in-microsoft-power-virtual-agents/?WT.mc_id=BA-MVP-5004053
Power Apps Copilot を試す環境の準備(※2023年6月5日 時点)
さて、本題。Power Apps の Copilot を現時点で試す方法です。なお、Build 2023 で発表された機能が全て利用できるワケではありません。現時点は「殆ど使えません」ぐらいの感覚がよろしいかと思います。
なお、Power Apps Copilot 関連の話題は Power Apps Weekly News 26 でも触れていますのでお時間ある方はラジオ感覚でお楽しみいただけますと幸いです。
AI コパイロットの概要 (プレビュー)
下記の Docs に前提条件が明記されています。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/ai-overview?WT.mc_id=BA-MVP-5004053
特に、下記3点が重要です。(むしろ、ここから「あーなるほどね」ってなる方も居るハズ)
環境は米国地域にある必要があります。
アカウントのブラウザー言語は 英語 (米国) である必要があります。
環境に Microsoft Dataverse データベース が必要です。
いわゆる ”有償ライセンス 保有” 相当の状態じゃないと試せない、ということでもあります。
お手元に該当するテナントが無い方は、試用版ライセンスや開発者環境でお試しください。
環境の準備
前段で案内したとおりなんですが、簡単に手順を記載しておきます。
1.Power Platform 管理センターで”米国”環境作成
https://admin.powerplatform.microsoft.com/ へアクセスして、
重要な設定(記事投稿時点で)
地域:米国
Dataverse データ ストアの追加:はい(トグル ON)
上記の設定で、Power Platform 環境を追加してください。
他の項目は適宜ご判断ください。
Docs はこちら。
2.Power Apps の言語設定を ”英語” へ変更
前述の 1. 手順を完了した直後だと、おそらく大半の方はまだ設定が不足しています。
Power Apps ポータル画面へ遷移して先ほど作成した環境へ切り替えます。
おそらく、まだ Copilot ぽい機能が見当たらないと思います。
右上の歯車マーク → [Power Apps の設定]をクリックします。
「言語と時刻」>[言語の選択]で ”English” (英語)を選択して「保存」をクリックします。
そうすると、Copilot 機能が表示されます!
v( ̄Д ̄)v イエイ
これで”現時点で提供されている Copilot 機能”を検証できます。実際の動作などは是非ともお手元で試して実感してください!
個人的な観測範囲ですが、テナントによって展開タイミグが異なるようです。複数テナントを保有している方は、片方では使えるけど、もう一方では使えない機能があるかもしれません。
結び
繰り返しになりますが、下記3点が重要です。
- Power Platform 環境で「米国」(※「プレビュー(米国)ではない)を準備する
- Dataverse 必須
- Power Apps ホーム画面で言語を「英語」にする
少しずつプレビュー機能が展開されているような印象なので、上記検証用の環境を準備しておいて、たまに確認するのが良いかな、と思います。経験則ですが展開されるタイミグもテナントによって異なるようです。なので、公式情報の Update や Twitter 等の SNS で「こんなのキタ!」という情報があっても、お手元の環境では試せない可能性もあります。先着順のプレビューも申し込みがあった気がしますが、当方の周辺では順番が回ってきたという方は観測されておりません。そこは文句言ってもしょうがないので、手元の環境へ展開されるのを楽しみに待ちましょう!ですね。
Power Apps、Power Platform に関わらず「Copilot ってどういうライセンスになるんでしょうか?」という質問に関しては、中のヒトでも不明だそうです。なので、中のヒトでもない我々も不明です。ライセンス等も含めて、今後の発表を待ちましょう。
※当記事は「この日、この時の断片」を残す意図もありますので、今後の Update に対応して更新されるものではありません。予めご了承ください。
あえて、↑ 末尾に書いておくスタイルw
ここまで読んでくださった皆様へ最大級の感謝を。
Copilot で未来がどう変わるのか?楽しみですね。フル機能が試せるタイミグを心待ちにしております。
それでは、皆さま。素晴らしい Power Platform Life を!