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watsonx OrchestrateからSalesforceに接続してOpportunityのリストを表示してみる

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事前定義エージェント・ツールの利用

watsonx Orchestrateのカタログには多数のAgentやToolが登録されており、外部のアプリケーションとの接続の構成を行うことで、それらのAgentやToolを使用することができます。この記事では、Salesforceとの接続を構成するための手順を説明します。

アプリケーションの作成・設定

この記事では開発用環境を使用しています。

  1. Salesforceにアクセスします。

  2. 右上の 歯車 > 設定 を選択します。
    スクリーンショット 2025-08-25 15.06.14.png

  3. 左のメニューから アプリケーション > 外部クライアントアプリケーション > 外部クライアントアプリケーションマネージャーを選択します。左上の検索ボックスから検索することも可能です。
    スクリーンショット 2025-08-25 15.05.54.png

  4. 新規外部クライアントアプリケーション をクリックし、アプリケーションの作成を行います。

  5. 基本情報には、外部クライアントアプリケーション名 / API参照名 / 取引先責任者メール を入力します。
    スクリーンショット 2025-08-25 15.16.21.png

  6. 続いて、API(OAuth設定の有効化)を設定します。 OAuth有効化 にチェックを入れます。

    • コールバックURLに "https://login.salesforce.com" を設定します。

    • OAuth範囲には以下を選択します。

      • チャットボットサービスにアクセス(chatbot_api)
      • Salesforce APIプラットフォームにアクセス(sfap_api)
      • APIを使用してユーザーデータを管理(api)
      • いつでも要求を実行(refresh_token, offline_access)
        スクリーンショット 2025-08-25 15.29.27.png
    • 以下の項目に対するチェックボックスはチェックを外します。

      • サポートされる認証フローに Proof Key for Code Exchange (PKCE) 拡張を要求
      • Web サーバーフローの秘密が必要
      • 更新トークンフローの秘密が必要
    • 以下の項目に対するチェックボックスにチェックを入れます。「クライアントログイン情報フローの有効化を確認」といったポップアップが出た場合は、OKを選択します。

      • クライアントログイン情報フローを有効化
      • 指名ユーザーの JSON Web トークン (JWT) ベースのアクセストークンを発行
        スクリーンショット 2025-08-25 15.30.19.png
  7. 以上の設定が完了したら、 作成 をクリックします。アプリケーションが作成されます。

  8. 設定 タブに移動し、 OAuth設定を開きます。

  9. アプリケーション設定にある コンシューマー鍵と秘密 をクリックします。

  10. コンシューマー鍵 と コンシューマーの秘密 の値を確認します。後ほど、watsonx Orchestrateに登録します。
    スクリーンショット 2025-08-25 16.01.30.png

Connectionsの設定

watsonx Orchestrateに接続情報を設定します。

  1. watsonx Orchestrateにアクセスします。

  2. メニュー画面から 管理 > 接続 を選択します。

  3. 接続の一覧から salesforce を探し、鉛筆マークをクリックします。この接続では、Ket Value型でチームで共有するタイプのクレデンシャルとして定義されています。

  4. それぞれの項目についてsalesforceのアプリケーションから値を取得し、入力します。

    • Base Url:ログイン時のURL(https://~my.salesforce.com)
    • Token Url:Base URLの後ろに/services/oauth2/tokenをつける
    • Client Id:コンシューマー鍵
    • Client Secret:コンシューマー秘密
    • Domain:ドメイン名(Base URLからhttps:// と.salesforce.comを削除)
      スクリーンショット 2025-09-19 9.13.44.png
  5. 入力後、 接続 をクリックし、 保存をクリックします。
    これで構成は完了です。

(テスト)Opportunityリストの表示

カタログに登録されている CRM Management をテンプレートとしてAgentを作成します。

  1. watsonx Orchestrateのメニュー画面からディスカバーを選択します。
    スクリーンショット 2025-09-19 9.19.20.png

  2. 検索欄にCRMと入力し、CRM Managementエージェントを選択します。

  3. 右上の テンプレートを使用 をクリックし、エージェントを作成します。

  4. プレビューチャットから、 オポチュニティーのリストを表示して と呼びかけます。
    スクリーンショット 2025-08-25 16.55.34.png

  5. リストの結果が返ってきました。
    スクリーンショット 2025-08-25 16.55.58.png

まとめ

watsonx Orchestrateには様々なAgentやToolがカタログに登録されており、接続構成を設定することですぐに利用することが可能です。今回はSalesforceで行いましたが、他のアプリケーションについても同様に構成することで、すぐに使い始める事ができます。

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