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【AWS】Aurora説明(Aurora、RDS、オンプレミスとの比較)

Last updated at Posted at 2020-12-11

はじめに

AWSサービスAuroraについて説明致します
個人的見解もあるのですが、私はAWSでDBを使用するのでしたらAuroraをお勧めしています
障害対応や運用、可用性の恩恵が大きく、品質がとても良いと考えています

また、RDSとAuroraの区別がよく分からないという人を時折見受けられます
本記事はあくまで参考として閲覧頂きたいのですが、
Auroraがよく分からないという人もこれを機にAuroraに携わって頂けたら嬉しいと思います

1.Auroraとは

AuroraはMySQL/Postgres互換ではありますがアーキテクチャはAWS独自にカスタマイズされており、パフォーマンスと可用性について商用DBに匹敵する品質を謳っています

特徴的な点としてはコンピュートとストレージが分離されているためそれぞれが別々にスケールする事が出来、3Azに6コピーを持って高可用性を担保しています
※AWS様からAuroraアピールポイントの回答を頂いており、少し拝借しております

私が携わっている業務でも推奨しているAWSデータベースサービスとなります

【2020年SummitOnline】
Amazon Aurora はこう使え!貴方にだけ便利な使い方教えます!

※上記、運用やアーキテクチャを簡素化するための様々な方法が紹介されております

2.Aurora、RDS、オンプレミスとの比較

下記のように比較表を作成しました
Auroraにデメリットがあるとすれば、Auroraが「MySQL8.0」にまだ対応していない事かなと思います(※2020年12月時点、PostgreSQLも同様の内容)

メリット デメリット
Aurora
(MySQL5.7)
・パフォーマンス、高可用性、運用を楽にする豊富な機能(オートスケール、リードレプリカ、PerformanceInsigtなど)

・マネージドサービスなので運用コストのメリットが大きい

・Aurora(5.7)とMySQLを比較して、5倍のパフォーマンスを示したというベンチマーク結果があります ※AWS事例
・MySQL8.0最新機能が使えない、単純比較するとインスタンス費用が割高(パフォーマンス向上によってサイズや数を減らせばAuroraのほうが安くなるケースもあり)
RDS
(MySQL8)
・MySQL8系の最新機能が使える

・他DBエンジンが使用可能(ORACLE、SQLServer、MariaDB等)
・Auroraならではの機能が使えない
 - 障害復旧(フェールオーバー)の時間が長い
 - リードレプリカ、オートスケール使用が出来ない
 - 容易にストレージのスケールアップが出来ない、等・・・
オンプレミス構築
(MySQL8)
・ある意味ですべて自分でコントロール可能

・MySQL8系の最新機能が使える

・MySQL8.0を使用した場合、MySQL5.7より最大2倍高速 ※MySQLの公式見解
・運用コストが高い

多少のデメリットがあると言えど、やはりメリットは大きく、そしてまだまだAurora技術の急速成長の勢いが止まりません
便利な機能もどんどん増えていくので、もっと使いこなせるようになりたいです

次回

次記事でAurora作成を行いたいと思います
【AWS】Aurora作成

また、Auroraオートスケールについても下記シリーズ記事として記載していきます
1. 【AWS】Auroraオートスケール:①オートスケール概要
2. 【AWS】Auroraオートスケール:②オートスケール設定
3. 【AWS】Auroraオートスケール:③Cron式スケジュール設定
4. 【AWS】Auroraオートスケール:④Cron式スケジュール変更
5. 【AWS】Auroraオートスケール:⑤カスタムメトリクスでリードレプリカ数経過観察
6. 【AWS】Auroraオートスケール:⑥チューニング・ブラッシュアップ等

参考サイト

AWS-25:Amazon Aurora はこう使え!貴方にだけ便利な使い方教えます!
AuroraかRDSどちらを選ぶべきか比較する話をDevelopers.IO 2019 in OSAKAでしました #cmdevio

以上です、ありがとうございました

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