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DockerでLaravel環境を構築する②~PHPの導入~

Last updated at Posted at 2019-04-12

DockerでLaravel環境を構築する①~webサーバーの立ち上げ~の続きです。

Nginxを起動して、静的なファイルを返すwebサーバを立ち上げたあとは,プログラム(今回はPHP)を用いて動的にファイルを返す、アプリケーションサーバーを立ち上げなければなりません。
サーバーでPHPを動作させるためにはPHP-FPMを使います。

PHP-FPMとは
FPMとは、PHP標準のアプリケーションサーバです。名前にあるFastCGIというプロトコルで通信するよう実装されています。 FastCGIは、Webサーバとアプリケーションサーバの間で使われるプロトコルの一つで、ここでの例ではnginxとPHP-FPMの間で交わされるプロトコルとなります。
php-fpm_img.png

https://windii.jp/backend/laravel/laravel-with-docker-compose

docker-compose.ymlファイルに以下を追記します。
編集箇所は、

docker-compose.yml

web:


    depends_on: 
      - app


app:
    image: php:7.2-fpm
    volumes:
      - .:/var/www/html
     

です。
depends_onはコンテナ作成の順序を決めてくれています。
今回の場合は、
「appコンテナ」が立ち上がってから「webコンテナ」を立ち上げるという順序にします。

最終的なdocker-compose.ymlは以下。

docker-compose.yml

web:
    image: nginx:1.15.6
    ports:
      - "8000:80"
    depends_on: # 追加
      - app
    volumes:
      - ./docker/web/default.conf:/etc/nginx/conf.d/default.conf
      - .:/var/www/html
    
app:
    image: php:7.2-fpm
    volumes:
      - .:/var/www/html
     

*ここで「.:/var/www/html」は「カレントディレクトリを/var/www/htmlにマウントする」ということなので、appコンテナか、webコンテナどちらか片方だけでいいと思うのですが、わかるかたいれば教えてください。

次に、docker/web/default.confを編集します。

docker/web/default.conf

server {
    listen 80;

    root  /var/www/html; ・・・①
    index index.php index.html index.htm;

    access_log /var/log/nginx/access.log;
    error_log  /var/log/nginx/error.log;

    location / {       ・・・②
        try_files $uri $uri/index.php;
    }

    location ~ \.php$ {
          fastcgi_split_path_info ^(.+\.php)(/.+)$;
          fastcgi_pass   app:9000;
          fastcgi_index  index.php;

          include        fastcgi_params;
          fastcgi_param  SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
          fastcgi_param  PATH_INFO $fastcgi_path_info;
      }
}
     

①ではドキュメントルート(webで公開するディレクトリ)を指定しています。

docker/web/default.conf
    root  /var/www/html; ・・・①
    index index.php index.html index.htm;

indexではルートページでどのファイルを表示するかを指定しています。
この場合では、例えば
http://localhost:8000
にアクセスしたときに、
・index.phpを探してあったら表示、なければ次
・index.htmlを探してあったら表示、なければ次
・index.htmを探してあったら表示、なければエラーを返す。
というような処理になります

②ではURLにアクセスした際に、どのような順番でファイルを探すか指定しています。

docker/web/default.conf
    location / {       ・・・②
        try_files $uri $uri/index.php$is_args$args;
    }

・まずはURLそのままのディレクトリの中からファイルを探す。
ex)http://localhost:8000/newpage
にアクセスすると、「root /var/www/html;」以下にnewpageというファイルがあるかどうか探す。

・なければ次に、newpageというディレクトリの中にindex.phpがあるかどうかを探す

という処理です。

次に、PHPの起動を確認するため、index.htmlと同じ場所に、index.php を作成

index.php
<?php phpinfo();?>

再び、

$ docker-compose up -d

を実行します。

続きはこちら

DockerでLaravel環境を構築する③~MySQL、laravelの導入~

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