【Python/Selenium】楽天競馬の百円入金を自動化してみた

目的

楽天ハッピープログラムのランクを簡単にあげよう
Python/Seleniumの自動化を始めてみよう

Github

御託は良いから、コードを早く見せろという方のためにGithubリポジトリを用意しました。
スター待ってます🙌

前提条件

1. Google Chromeをインストールしている
2. Google Chromeのバージョンに応じた、ChromeDriverをダウンロードしている
3. Selenium、pythonの基礎知識がある

python/Seleniumが初めてという方は、下記の記事がおすすめ
https://qiita.com/memakura/items/20a02161fa7e18d8a693
https://qiita.com/mastar_3104/items/0a1ce2bfa1d29287bc35

pythonコード

config.py

このファイルには、各種クレデンシャル情報が格納されています。（@Herb 様から、頂いた案です。）
各々の情報に書き換えてください。

config.py

CONFIG = {
    'mailAddress': '[e-mail]',　#ログインメールアドレス
    'password': 'test_password',　#ログインパスワード 
    'pinCode': 1111, #楽天銀行のPIN番号
    'amountOfMoney': 100, #入金金額
    'slack': 'https://hooks.slack.com/services/test_token', #Incoming WebhookのURL
    'slackUser': '12345ABCDE' #DM送信先のユーザーID（slack）
}

slack.py

slackアプリのIncoming Webhookを使用してconfig.pyで指定したユーザーにDMを送ります。
config.pyのslackにURLを指定していない場合は、特に何も送信されません。

slack.py

from config import CONFIG
import requests
import json
import traceback

class Slack:

    SLACK = CONFIG['slack']
    USER = CONFIG['slackUser']

    def start(self):
        requests.post(self.SLACK, data=json.dumps({
            "text": "<@" + self.USER + ">" + " " + '自動入金開始'
        }))

    def finish(self):
        requests.post(self.SLACK, data=json.dumps({
            "text": "<@" + self.USER + ">" + " " + '自動入金終了'
        }))

    def error(self):
        requests.post(self.SLACK, data=json.dumps({
            "text": "<@" + self.USER + ">" + " " + 'エラー発生！:' + traceback.format_exc()
        }))

login.py

楽天競馬サイトのログインを担うクラスです。

login.py

from selenium.webdriver.common.keys import Keys
from config import CONFIG
from selenium import webdriver

class Login:

    MAIL = CONFIG['mailAddress']
    PASSWORD = CONFIG['password']

    def loginFlow(self, driver: webdriver):
        driver.find_element_by_class_name("siteheader_actionlist_btn").click()
        driver.switch_to.window(driver.window_handles[1])
        driver.maximize_window()

        userid = driver.find_element_by_name("u")
        userid.send_keys(self.MAIL)
        password = driver.find_element_by_name("p")
        password.send_keys(self.PASSWORD)
        password.send_keys(Keys.RETURN)

action.py

楽天競馬サイトで、暗証番号・金額の入力を担うクラスです。

action.py

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.keys import Keys
from config import CONFIG

class Action:
  
    PINCODE = CONFIG['pinCode']
    MONEY = CONFIG['amountOfMoney']

    def inputMoney(self, driver: webdriver):
        insert_money = driver.find_element_by_id("dialogDepositingInputPrice")
        insert_money.send_keys(self.MONEY)
        confirm = driver.find_element_by_id("dialogDepositingConfirm")
        confirm.send_keys(Keys.RETURN)

    def inputPinCode(self, driver: webdriver):
        pincode = driver.find_element_by_id("dialogDepositingConfirmPin")
        pincode.send_keys(self.PINCODE)
        complete_insert = driver.find_element_by_id("dialogDepositingComplete")
        complete_insert.send_keys(Keys.RETURN)

main.py

自動化の処理の肝となる部分です。
ここで、slack.py, login.py, action.pyの処理をまとめて呼び出しています。
これを動かせば、とりあえず自動入金が完了します。

main.py

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.chrome.options import Options
from login import Login
from action import Action
from slack import Slack
import time

class Main:
    
  def main():
      login = Login()
      action = Action()
      slack = Slack()
      
      try:
          options = Options()
          options.add_argument('--headless')
          
          slack.start()

          # webdriver準備
          driver = webdriver.Chrome("./chromedriver")
          # 楽天競馬にアクセス
          driver.get("https://keiba.rakuten.co.jp/?l-id=top_logo")

          time.sleep(5)

          # モーダルが表示された場合は、モーダルを削除する 
          if len(driver.find_elements_by_xpath("/html/body/section/div[2]/div")):
              pop = driver.find_element_by_xpath("/html/body/section/div[2]/div")
              pop.click()
          
          # 楽天競馬にログインする
          login.loginFlow(driver)

          driver.find_element_by_class_name("modal").click()
          time.sleep(3)

          # 入金額を決める
          action.inputMoney(driver)
          time.sleep(5)

          # 暗証番号を入力し、入金を確定
          action.inputPinCode(driver)
          time.sleep(3)
          
      except Exception as e:
          slack.error()
      finally:
          slack.finish()
          driver.quit()

  if __name__ == "__main__":
      main()

注意点（Chrome Driver)

ChromeDriverの保存場所は、上記pythonファイルと同じディレクトリ内にしてください。

急に自動化が動かなくなることがありますが、十中八九ChromeDriverのバージョンが古いことが原因です。
昨日まで動いてたのに、急にエラーが出た場合には、ChromeのバージョンとChromeDriverのバージョンが一致しているか、まず見てあげて下さい。

ハッピープログラムとは

ハッピープログラムって何？美味しいの？っていう人のために、
参考画像貼り付けておきます。

簡単にいうと、ランクが上がれば上がるほど美味しい思いができるよというものです。

このランクの上げ方にも、色々あります。
例えば・・・

1. たくさんのお金を銀行に預ける。
2. 給与の受け取りを楽天銀行にする。
3. 他の銀行へ振り込みをたくさんする。 etc...

私は、正直お金もたくさん無いですし　(早くボーナス欲しい・・・)
　　　給与の受け取りはみ○ほ銀行ですし　(み○ほのATM近くにない・・・)
　　　他行への振り込みは、できるだけしたくない人間です。(手数料高すぎ・・・)

同じように思う方は多いのではないでしょうか？
安心してください。

そんなあなたにぴったりなランクの上げ方があります。

楽天競馬に毎日１００円だけ入金する。

！！！！！？？？？？？

そうです、毎日１回、楽天競馬に１００円入金するだけで良いのです。

それを３０日続ければ、自動でスーパーVIPです。

---

---2021/2/7 更新---
これまでは、入金すれば1日１ポイント(１ヶ月で３０ポイント)として、ハッピープログラムのランクが上がりました。
しかし、これからは、(正確には2020/12/26から)、月に３ポイントまでしか加算されなくなりました。
楽天銀行にはがっかりです。。

---

しかも、その１００円は無傷であなたの元へ帰ってきます（お馬さんに賭けない限り)

最高ですよね。
でも、手動で楽天競馬のアプリを開いて、メールアドレス打ち込んで、
パスワード打ち込んで、PINコード打ち込んで、って結構めんどくさいです。

そんな時に、python,seleniumを使った自動化が力を発揮します。

更新履歴

2020/12/2

・コード１つ１つの動きについて追記しました！

2021/11/13

・コードを複数ファイルに分割しました。
・Githubのリポジトリを追加