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AWS マーケットプレイスによる Veritas NetBackup のデプロイメント 中編

Last updated at Posted at 2020-08-13

はじめに

前回はクラウドでデータ保護が必要な理由と実際にマーケットプレイスからCF(Cloud Formation)を起動するところまでをやりました。今回は動作のための準備とパラメーターの指定、構成までを一気にやります!

本記事は3部作です。リンクはこちら → 前編 中編 後編

事前の準備

レジストレーションキーの登録に8.1.2ではS3バケットが必須です。一旦テンポラリのレジストレーションキーでもいいので VEMS(Veritas Entitlement Management System) からテンポラリのレジストレーションキーを取得し、準備しておきましょう。したがって以下のものが必要になります。

  • キーペア
  • S3バケット
  • レジストレーションキー(テンポラリ可)
  • ソフトウェアの評価キーまたはライセンスキー

VPCをはじめとする各種リソースはパラメーターを割り当てる際の選択で作るかどうか、既存のものを利用するかどうかが決まります。

キーペアの作成

キーペアを作ります。画面は最新だと変わっているかもしれません。
image.png
左ペインでキーペアを選びます。
image.png
中央ペインからキーを作ります。
image.png
キーペアに名前をつけます。
image.png
ローカルにファイルを保存するように求められます。
image.png

次にS3バケットを作成します。

S3バケットの作成

レジストレーションキーを格納するためのバケットを作成します。この手順は今後のバージョンでは不要になるかもしれません。
image.png
[バケットを作成する]を選びます。
image.png
[バケット名]と[リージョン名]を入れ、[作成]を選択します。
image.png
新しいバケットができました!
image.png
このバケットはまだ何もないので空です。
image.png
レジストレーションキーをアップロードします。
image.png
アップロードが完了しました。
image.png
このバケットにはこの後出てくるamilookup.zipと.templateファイルをアップロードする必要がありますが、後で説明します。

Cloud Formation

ここからが前回の次の画面です。デフォルトのまま進みます。
image.png
[テンプレートの指定]ペインで.templateファイルのパスが表示されています。
image.png
同じ場所にamilookup.zipがあります。これらのファイルを先ほどのS3バケットにアップしましょう。[次へ]を選択します。スタックを作成します。
image.png
スタックとはテンプレートから生成されるリソースの集合体です。スタックを削除すると紐づくリソースも消えます。テンプレートとスタックについては以下の記事がわかりやすいです。

CloudFormationでAWSリソースを自動構築
https://www.wakuwakubank.com/posts/489-aws-cloudformation/

スタックに名前をつけます。
image.png
ほとんどがデフォルトでパラメーターがセットされていますので、バケット名だけを入れます。
image.png

今回は新規なので下記のように作成していきます。

Picture1.png
任意のドメイン名とボリュームサイズを指定します。ボリュームサイズはデフォルトが設定されています。
image.png

今回はVPCも同時に作成していきますので、CIDRブロックをそれぞれのサブネットに割り当てます。
image.png
SecureIPについては特に設定しない場合は 0.0.0.0/0 と入力しましょう。次にアプリケーションパラメーターを入力していきます。こんな感じです。
image.png

NetBackup 8.2 の場合

ちなみに8.2からのテンプレートではCRS(Cloud Recovery Server)を構成するためのパラメーターが用意されています。CRSは NetBackup のイメージシェアリング機能を使って仮想マシンのバックアップをAMI変換したり、リストアしたりするために使います。8.2ではこんな感じです。
image.png
S3のRegistrationKeysPathとしてバケット名を指定します。
image.png
スタックにタグをつけます。この手順は任意です。
image.png
スタックのアトリビュートを設定します。[次へ]を選択します。
image.png
内容を確認し、次に進みます。
image.png
そして最後にスタックを作成します。
image.png

おわりに

ここからスタックが作成できます。何気に長いですね!ただ、AWSのリソースやOSのリソース、インストールを最小限の権限で簡単に作れるのでその点は非常に魅力的です。次回はスタック作成の経過とエラーへの対処、構成確認の方法について解説します。

本記事は3部作です。リンクはこちら → 前編 中編 後編

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その他のリンク

【まとめ記事】ベリタステクノロジーズ 全記事へのリンク集もよろしくお願い致します!

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