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blender2.8でクリームぜんざいを作る-1blenderセットアップ編
blender2.8でクリームぜんざいを作る-2基本操作編
器のベースになる円柱を追加
形を作る方法はいくつかありますが、今回は器に近い形のメッシュオブジェクトをベースに変形させていき作ります。
Ctrl+C,Ctrl+A,メッシュ>円柱を選択
器の丸い形がわかる範囲で適当に頂点を減らします。
サイズも大体で良いので適当に指定します。(あとで拡大縮小で調整可能)
原点の位置がテーブルでその上に器を乗せる感じにしたいので上に移動します。
移動はGキーで上方向はZ軸なのでZキーでZ軸方向の移動に固定、マウス移動の代わりに0.1と入力すると正確に0.1m上に移動します。Enterで移動を確定します。
Aで全選択,G,Z,0.1,Enter
数値入力でなくマウスで移動したい場合は「スナップ」の「増分」・「絶対グリッドスナップ」を使うとグリッドに沿ってきれいに移動できます。
ループカットで上下方向に辺を追加
Ctrl+Rがループカットです。メッシュ形状に沿って辺を追加するイメージです。
Ctrl+Rを押しマウスをカットしたい位置に移動すると上記画像のように追加予定の黄色い線が見えます。
続けて3,Enter,Enterと押すと画像のように3本線が追加されます。
3(線の数),Enter(線の数確定),Enter(ループカット確定)です。マウスを動かすと線の位置が変わります。
※ループカットをスライドのUIでも調整可能
下側をなめらかに小さくする
下側の辺ループを縮小することで器の形にします。ここは5キーで透視投影にした方が形状を把握しやすいです。
辺選択の状態でAlt+クリックしループ選択
プロポーショナル編集ON,シャープな減衰を選択し
S, Shift+z, マウス移動, ホイール回転で形状調整。
スムーズ
見た目がカクカクしているのでなめらかにします。
全体をなめらかにしたいのでAですべての面を選択した状態で、
メッシュ>シェーディング>面をスムーズに でなめらかにします。
微調整
プロポーショナル編集はOFFにしておき、
Aですべての面を選択した状態で、Sキーで器の大きさやバランスを微調整しておきます。
しかし、S,Zで上下方向に拡大縮小すると器が原点から浮いたりしてしまいます。
操作の基準点を3Dカーソルに変更することで器の底を原点につけたまま拡大縮小します。
トランスフォームとピボットポイント>3Dカーソル を選択、
Ctrl+Cで3Dカーソルを原点に移動、
Aですべての面を選択した状態で、
S,Z,マウス移動で上下方向の大きさを調整します。
器になるように上面を削除
上の面が削除された状態です。
ポリゴンには裏表があり基本的に表示されるのは表面のみです。
3Dビューのシェーディングをソリッドにし、裏面の非表示にチェックを入れると裏表の確認ができます。内側は裏なので薄く透けています。
もし裏返ってる場合は、
裏返っている面を選択し、メッシュ>ノーマル>反転 で反転できます。
器に厚みを付ける
ポリゴン裏側は表示されないので器の内側にもポリゴンをつける必要があります。
今一枚のつながっている面があるだけなので厚みを付けるイメージです。モディファイアというオブジェクト単位で複雑な操作できる便利なものがあるのでその中のソリッドを使います。
モディファイアはオブジェクト単位なので器のオブジェクトを選択しオブジェクトモードにします。
プロパティ>スパナマークのモディファイアプロパティ>モディファイアを追加 をクリックします。
幅を小さめの値にしておき、ふちをフィルでふちを作る設定にし適用を押せば厚みが付きます。
※緑の部分をONにしておくとオブジェクトモード/編集モードでプレビューしながら調整できます。