1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

RDS環境において RD ライセンス サーバーを構築しないとどうなる?

Posted at

今回はRDS環境において RD ライセンス サーバーを構築しないとどうなるかについて記事にまとめます。

なおライセンスが絡む話なので正確なとろころは Microsoft にご確認いただくのがよいと思いますが
今回は検証ベースではなく公開されてている情報をもとに、過去に経験をしたものを補足としてまとめているので大きく読み違えていることはないと思います。

結論

身も蓋もないですが下記のMicrosoftの社員の方が書かれているblogのフローチャートがすべてといえます。

RD セッション ホスト サーバー とRD ライセンス サーバーの内部動作を知る

ちょっと画像のリンクが不親切なので画像への直リンも貼っときます。

で大きく分けて

  • ライセンス サーバーの指定をしているか
  • ライセンス サーバーのモードでなにが指定されているのか(どの種類の CAL を利用する設定になっているか)

の2点がポイントとなります。

RD ライセンス サーバーが指定されてない場合

上述のフローチャートの最初の分岐で [NO] となりますので猶予期間が切れるまでに指定をしないと接続ができなくなります。
猶予期間に関してはWindows server のリモート デスクトップ環境の猶予期間についてにて記事にしてますので参考にしていただければと。

なのでちゃんと RD ライセンス サーバーは指定しましょう。
指定の仕方は
RD ライセンス サーバーを追加しCALをインストールする方法
オフライン環境のRD ライセンス サーバーのアクティベーション並びに CAL のインストールを行う方法 (別端末のWebブラウザを利用)
を参照してください。

後述するモードの違いが発生するのもRD ライセンス サーバーの指定がされていることが前提となります。
もしライセンスがらみの問題が発生している場合にはまず RD ライセンス サーバーの指定がされていることを確認するようにしましょう。

ライセンス モードの指定による違い

ライセンス モード によって変わってきます。

接続ユーザー数 モードを指定している場合

接続モードの分岐で接続ユーザー数モードに進みます。
以降は見ていただければわかる通りいずれの分岐をたどっても[接続を許可]にたどり着きます。

その為ライセンス モードが [接続ユーザー数] モードで指定されている場合においては接続ができない状態にはなりません。

接続デバイス数 モードを指定している場合

接続デバイスモードの場合下記のいずれかの場合接続ができなくなります。

  • 恒久 CAL の有効期限ぎれの場合
  • 一時 CAL の有効期限ぎれの場合
  • RD ライセンス サーバーに接続ができない場合
  • ユーザー認証ができない場合

なお[一時 CAL の有効期限ぎれの場合]というのはライセンス数に余力がなく、恒久 CAL が発行できない場合とおもっていただけるとよいかと思います。

その為 [接続デバイス数] モードで利用している場合はきっちり RD ライセンスサーバーを構築されてないとある日突然リモート デスクトップ接続ができなくなるということが発生しえます。

ということで接続できない障害の発生確率を少しでも下げるという観点だと[接続ユーザー数]モードを選択しておいたほうがいいですね。
とはいえこの点はどういう環境で利用するかによって選択するというか、購入する CAL が決まってきますので自由に選べるってことにはならないですが・・・

補足

フローチャートではあくまでモードが [接続ユーザ数] なのか [接続デバイス] なのかで分岐しておりインストールされている CAL の種類については言及されていない点に注意をしてください。

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?