27
40

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Vue CLI スタートガイド

Posted at

はじめに

Vue.jsの利用方法にはhtmlのscriptタグでVue.jsを読み込むCDN版と、ローカルにVue.jsを落として開発するCLI版があります。前者は「とりあえずVue.jsを試してみよう」という方や「jQueryみたいな感じで部分的にVue.jsを取り入れてみよう」という方向けですが、Vue.jsで本格的なシングルページアプリケーション開発を行う場合はCLI版でスタートする方が良いそうです。
※参考Vue.js公式-インストール
ということでVue CLIを使ってみたので、利用し始めるまでの手順をまとめてみました。

node.jsのインストール

javascriptパッケージ管理システムのnpmを使用するために、node.jsをインストールします。
node.js公式からインストール用ファイルをダウンロードして、実行しましょう。
インストール完了後にnpmのバージョンが確認できれば成功です。

$ npm --version
6.9.0

vue cliのインストール

以下のコマンドを入力してvue cliをインストールします。

$ npm install -g @vue/cli

インストール完了後にvueのバージョンが確認できれば成功です。

$ vue --version
3.11.0

Vueプロジェクトの作成

Vueプロジェクトを作成したい場所にカレントディレクトリを設定し、以下のコマンドを入力します。my-projectのところはお好きな名前を入力してください。

$ vue create my-project

プロジェクト作成後にディレクトリの中身を確認すると、先ほど指定した名前でフォルダが作られています。

$ ls
my-project

そのフォルダ内に移動して、npm run serveを入力すると、開発用サーバを起動することができます。

$ cd my-project
$ npm run serve

この状態でhttp://localhost:8080/ にアクセスすると、Vue.jsのデフォルトページが表示されます。
スクリーンショット 2019-08-26 8.07.58.png

プロジェクト構成

vue create my-projectで何が作られているのか確認してみます。
スクリーンショット 2019-08-31 11.47.41.png

node_modules

npmでインストールしたパッケージは全てここに格納されています。
デフォルトでgitignoreされています。

public

favicon.ico

お気に入りやブックマークとかに表示されるアイコンです。

index.html

Vue.jsを表示させるための大元のhtmlファイルです。

src

assets

画像などの静的ファイルを格納する場所です。

components

子コンポーネントのVueファイルを格納する場所です。

App.vue

ルートコンポーネントのVueファイルです。
このファイルからcomponentsに格納した子コンポーネントを呼び出してWebページを組み立てていきます。

main.js

ルートコンポーネント(App.vue)を呼び出してindex.html(のdiv要素)にマウントするためのjsファイルです。

babel.config.js

ES6からES5への変換をしてくれる「babel」の設定ファイルです。
※参考【5分でなんとなく理解!】Babel入門

ビルド

$ npm run build

で、プロジェクトのビルドを行うことができます。

ビルドを行うとdistディレクトリが作成されます。
スクリーンショット 2019-08-31 12.12.24.png

大元のindex.htmlがあり、それに対してcss、js、imgを適用していく、というよく見るファイル構成になりました。
cssやjsはminファイル化されています。

ちなみにserveやbuildといったコマンドはpackage.jsonのscriptsに記載されています。

"scripts": {
    "serve": "vue-cli-service serve",
    "build": "vue-cli-service build",
    "lint": "vue-cli-service lint"
  }

ここを変更すればserveやbuild実行の内容を変更したり、deployコマンドを足してserveやbuildと同じノリでデプロイしたり、といったことが可能になります。
※参考Vue.jsを最速でビルドして、無料で公開するぞ![ハンズオン形式]

27
40
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
27
40

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?