管理するシステムが増えるとアラートも増えて、今どれくらいのアラートが発生しているのか一覧で見えるようにしたい場面ってありますよね?
当然発生数の多いものや致命的なアラートからの対処は重要ですが、「このシステムで今どれくらいのアラートが発生しているのか」、概要を一覧把握し対処していくための便利なウィジェットが用意されました!
過去に別のオブザーバビリティツールを使っていた方にも見慣れた(?)ビジュアルで、New Relicのアラート発生状況を一覧把握できる「Alert Summary Widget」を活用してみましょう!
設定方法
(1)Integrations & Agents → apps & visualizations をクリック
(2)Labs Widget Pack をクリック
(3)初回起動時は「Add this App」をクリック
※すでに起動したことのある方は(4)に進んでください
利用対象とするアカウントをクリックし「Update X Account」をクリック
(X は表示されるアカウント数に応じて変わります)
(4)Labs Widget Pack → Open Visualizaion をクリック
Custom Visualization をクリック
様々なWidgetが用意されていますが、今回は「Alert Condition Summary」を選択してください
これで設定準備が完了です!
使い方
いよいよ設定していきたいと思います。
集約するアラートは「Condition Filter」に設定します。
条件はNerdGraphで検索条件を設定する際と同じ要領で指定することが可能です。詳細はこちらのドキュメントをご確認ください。
今回の例ではAlert Conditionのタグにあるaccount
が TechOps Team
のものを抽出条件としています。
Condition Filterに設定すると下図のようにすぐに結果が表示されます。
「Condition Name」に表示されているAlert Conditionはリンクになっているので、それぞれのAlert詳細ページにジャンプすることが可能です。
「Open Issues」に表示されている数字もリンクになっており、AlertのIssuesにジャンプすることができます。
同じConditionがまとめられたIssueにジャンプできるので便利ですね!
ちなみに今回フィルター条件にしているタグはAlert Conditionに付与されているものです。
Conditionを作成した時にも任意で追加したりすることが可能なので、運用に必要なタグを追加しておくととても便利です。
右下にある「Add to a dashboard」をクリックすると任意のダッシュボードに追加することが可能です。
これでいつでも任意の条件のアラート一覧を確認することが可能です!!
便利!!
注意点
(1)このウィジェットはBasicユーザでの閲覧ができません
ダッシュボード上で利用することが可能ですが、このウィジェットはAppsの機能となるためBasicユーザには閲覧権限がないのでご注意ください。
Widgetを追加してBasicユーザで確認しようとする、下図のように表示されます。
ユーザタイプによる権限の違いについての詳細はこちらのドキュメントをご確認ください。
(2)このウィジェットは「Catalog Project」のためNew Relicの公式サポート対象外です
不具合などがあった場合や改善要望に関しては、GitHubにてIssueを挙げていただくようお願い致します。
New Relicの Git Hubを見た時に「これってサポートされているの?」と思ったら、Readmeにある下図の部分をクリックしてください。(実はリンクになってます)
このウィジェットに関わらず、New Relicの公開ソースコードがNew Relicにとってどういった位置付けのものかわかるので、見つけたら是非確認してみてください!
まとめ
アラートの発生状況をウィジェットを使うことで簡単に把握できます。様々なフィルター条件を設定し、一発把握して迅速なアラート対応に是非ご活用ください!!
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