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IBM Integration & WebSphereAdvent Calendar 2024

Day 4

API Connectのコンシューマー・カタログについて

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API Connect v10.0.8 LTSについて

API Connectは、2024年6月に新しいLTS v10.0.8をリリースしました。以前のLTS v10.0.5からv10.0.6、v10.0.7というCDリリースが提供されていましたが、これらで提供された機能を取り込む形で新しいLTS v10.0.8がリリースされています。現時点でv10.0.8.1がリリースされており新機能はこちらで確認できます。
新しい機能としては以下のようなものが提供されています。

  • APIガバナンス
  • APIディスカバリー
  • AIゲートウェイ機能(v10.0.8.1から)
  • Async APIの作成、インポート
  • コンシューマー・カタログ
  • などなど

この記事では、その中でもコンシューマー・カタログについて紹介します。

コンシュマー・カタログとは?

コンシューマー・カタログは、API利用者が公開されているAPIの確認、APIを利用するアプリケーション管理、サブスクライブ、テストするための簡易的なWebポータルです。コンシューマー・カタログは、使用するリソースが少なく、素早く基本的なAPI情報へのアクセスを提供します。
コンシューマー・カタログは、基本機能のみで十分な小規模なAPIカタログや社内ユーザーに適しています。

コンシューマー・カタログでは、組織名の変更や新しいメンバーの招待などのコンシューマー組織管理機能がなく、見た目のカスタマイズ等ができない制約があります。その他の制約事項はこちらに情報があります。

コンシューマー・カタログの設定

コンシューマー・カタログは全てのカタログでデフォルトでONに設定されており、APIマネージャーのカタログ設定から、URLを確認することができます。コンシューマー・カタログをOFFにすることも可能です。
左メニューの「管理」から該当するカタログを選択します。
「カタログ設定」タブをクリックし、「ポータル」を選択すると、コンシューマー・カタログのURLを確認できます。
スクリーンショット 2024-12-03 15.09.36.png

コンシュマー・カタログを確認してみる

URLからコンシューマー・カタログにアクセスができます。
トップページは非常にシンプルな見た目で、カタログに登録されている製品を確認できます。サインインが必要とのメッセージも確認できます。
スクリーンショット 2024-12-03 15.15.26.png

右上の「アカウントの作成」からアカウント作成も可能です。
スクリーンショット 2024-12-03 15.20.04.png

サインインすると、APIを利用するアプリケーションを作成でき、APIキーの発行、確認ができます。
スクリーンショット 2024-12-03 15.22.35.png

アプリケーション作成後は、API利用に必要なサブスクライブができるようになります。
スクリーンショット 2024-12-03 15.23.37.png

また、API製品からテストも実施することができます。
スクリーンショット 2024-12-03 15.40.04.png

まとめ

API Connect最新のv10.0.8LTSで追加されたコンシューマー・カタログをご紹介しました。簡易的な開発者ポータルですが、API確認、APIキー発行、テストといったポータル機能に必要な機能は提供しています。
基本機能のみで十分というときに使える機能です。

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