1年修行したら転職者として最強になった【typeで見つけた!タイプな仕事vol.3】
作成日:2024年4月22日
たまに、野心家さん/40歳/男性/3回目
Profile
地元・石川県の大学(経済学部)在学中にITに興味を持ち、独学で取得した資格や知識を武器に就職活動に挑む。地元のIT企業に新卒入社するも10年間待遇が良くならず転職を決意。ベンチャー企業でプログラマー(以下 PG)として、1年間みっちりと経験を積み現職のSIerに入社する。同社でPHPエンジニアやプロジェクトマネージャー(以下 PM)、社内SEなどさまざまなポジションを経験し、現在はクラウドエンジニアに。
目次
- このシステムがなくなったら、俺、職失うじゃん。
- 開発できるようになったから、次のステージへ。
- 1か月間だけ、集中して転職活動。
- ずっと給料が横ばいだったので、昇給はマスト!
- 希望はすべて叶った。転職活動自体は100点。
- 気づけば7年。次のステップに進みたいです。
このシステムがなくなったら、俺、職失うじゃん。
ーまずは10年間勤めたIT企業からベンチャー企業に転職した理由を教えてください。
理由は2つあります。1つ目は10年勤めても給与がまったく上がらなかったから。2つ目はプログラミングから離れてしまったから。10年のうち、最初の4年はプログラミングがメインだったのですが、後半6年間は医療系パッケージの導入や保守がメインになってしまって。ある日ふと「このシステムがなくなったらまずいのでは?」と思ったんです。なので、教育を受けながら、PGとしてがっつり経験が積めるベンチャー企業を探し転職することを決めました。
ー2社目のベンチャー企業は修行期間だったのですね。
そうですね。この1年間は設計・プログラミングしかしていませんでした。EC-CUBEというパッケージを使ってECサイトを構築する業務だったのですが、PHPとMySQLにはかなり精通したと思います。
開発できるようになったから、次のステージへ。
ー2社目のベンチャー企業から3社目のSIerに転職したきっかけは何ですか?
顧客折衝やマネジメントなど、プログラミング以外のスキルも習得したいと思い始めたんです。そのことを当時の上司に相談したら「会社としてPMを育てる余裕はない」と言われて。ここにいたら時間がもったいないと感じて、すぐに退職して転職活動を始めました。typeに登録したのはそのときです。
1か月間だけ、集中して転職活動。
ー退職してから転職活動を始めたのですね。
転職活動に専念できたので面接の日程調整などもしやすく、3月に転職活動を開始して4月には入社…とかなりトントン拍子に進められました。その間に応募したのは13社で、面接は12社。内定も12社と面白いように内定が出ました。短期間で一気に選考を受けたので内定が出るのも同時期で、12社から1番良いと思った会社を選べた点も良かったと思います。
ーすごい!無双状態ですね。企業に評価されたのはどんな点だと思いますか?
面接で、自分の経歴をドラゴンボールになぞらえて話したんです。作中で悟空が1度死んで界王様のもとで修行し、元気玉を習得してベジータ戦に挑む…というシーンがあるのですが、僕にとってはまさにベンチャー企業での1年が修行期間。スキルを得た今、次のステージを目指したいと考えています」と自己PRしていました。人気漫画のストーリーで例えながら、伝えたいことを簡潔に伝えられたのが良かったのかなと思っています。
ずっと給料が横ばいだったので、昇給はマスト!
ー理想とする転職先の条件は何でしたか?
- ちゃんと昇給する
- 経験が活かせる
- 成長企業
1社目は10年勤めても昇給がほとんどなく、2社目も経営的に余裕がなかったのでずっと給与が低くて。経済的に苦しかったので「きちんと昇給すること」はマストでした。またベンチャー企業での修行期間中はPHPとMySQLに従事していたので、その経験を活かせる仕事に絞って検索していました。あとは単純に倒産しては困るので、求人情報に「○年連続売上右肩上がり」などのワードがある企業を選んでいました。
ー求人情報に記載がない企業はどのように確認したのですか?
この3つの条件はマストだったので、おざなりにせずしっかり面接で確認しました。特に給与については前々職や前職の話もしつつストレートに聞いていましたね。
ー12社の中から、今の会社に決めた理由は何ですか?
1番給料が高い企業…ではなく、これまでやっていた業務と1番近い企業を選びました。今思えば、ちょっと控えめな選択だったと反省しています。転職先でちゃんと活躍できるだろうか?という不安が、当時の自分にはあったからかもしれません。また、書籍購入制度や資格取得支援など、社員育成に関する福利厚生が充実していたことも魅力的でした。あとは家から通いやすいことにも背中を押されました(笑)
希望はすべて叶った。転職活動自体は100点。
ー今回の転職の満足度は何点ですか?
短い期間で集中的にできたし、希望をすべて叶えられたので、転職活動自体は100点。ただ、入社後に感じた不満や疑問を総合すると全体としては80点ですね。マイナスポイントの内訳としては、社内SEを謎に1年間やらされたのがマイナス10点。任される仕事に一貫性がなく、「社員のキャリアを長期的に育てようという気がないのでは?」と感じたのがマイナス10点です。
気づけば7年。次のステップに進みたいです。
ーご自身の転職活動を振り返ってみて良かった部分は何ですか?
自己PRが効果的にできた点だと思います。志望動機を聞かれたときは「これまでこんな仕事をしてきて、転職先でどのような仕事をしたいのか」だけでなく「そのために何をしているのか」もセットでアピールしていました。またベンチャー企業での修行期間を経たのも良かったですね。大前提として、成長には本人の努力が必要不可欠ですが、鍛えてもらえる環境かどうかで成長スピードが格段に変わりますから。
ーこれから転職する方にアドバイスはありますか?
改めて自身のキャリアを振り返って、アドバイスをさせていただくと「未来を変えるために目標を作って、自己学習に打ち込みましょう!」ですね。まずは自分がどうなりたいか?を考え、そこに行き着くための目標を立てる。そして足りない部分を努力で埋めていく。最初はつまずくことも多いと思いますが、根気強く、諦めず、一歩ずつ進めていくことで、どんな未来だって手にすることができると思います。ちょっと調子に乗りすぎたかな(笑)
また今の会社に入社して7年が過ぎ、いろいろなポジションでさまざまな経験をさせてもらいました。それはそれで満足なのですが、裏を返せばただ営業が取ってきた仕事を振られていただけだったような気もします。これから転職をする方は「社員のキャリアを長期的な目線で考えてくれるのか」という視点を持って会社選びをすることをおすすめします。
実は僕、来月転職するんです。以前の転職のときは「これまでの経験が活かせる仕事」と少し保守的な視点で会社選びをしていたので、「もう少しチャレンジしても良かったのかな」というのが少し心残りで…。次の企業は以前「手が届かないだろうな」と諦めていた企業。いわば僕にとってはフリーザ級の企業です。次の企業では、スーパーサイヤ人として新たにキャリアを切り拓いていきたいです。
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