環境
- Mac OSX
- Homebrew
- Xcode
前提
MDM等でネットワーク共有機能が制限されている場合。
=> 特に制限されていなければこちらの記事の方法が簡単です
先に結論
帯域制限したMacをsquidによりプロキシサーバーとして利用し、Android端末のネットワーク接続をバイパスさせる
手順
Homebrewでsquidを導入
$ brew install squid
squidの設定ファイル編集
ローカルネットワークからの接続を許可します。
設定ファイルの格納箇所は以下
/usr/local/etc/squid.conf
+ http_access allow localnet
- # http_access allow localnet
squid起動
$ brew services run squid
Android実機のセットアップ
Macと同一のネットワークに接続後、設定します。
こちらの手順に関しては利用するAndroid端末によって差異が大きいので、一例としてGoogle Pixelのヘルプを引用します
- デバイスの設定アプリを開きます。
- [ネットワークとインターネット] 次の操作 [インターネット] をタップします。
- ネットワークをタップします。
- 画面上部の編集アイコン 編集 次の操作 [詳細設定] をタップします。
- [プロキシ] の下にある下矢印 下矢印 をタップします。構成タイプを選択します。
- 必要に応じて、プロキシ設定を入力します。
- [保存] をタップします。
プロキシのホスト名にはMacのローカルIPアドレスを、プロキシポートには3128(※squidのデフォルト設定です。変更している場合は適宜読み替えてください)を設定します。
Macに帯域制限をかける
-
Appleの開発者サイトより、自身の環境に適したバージョンのAdditional Tools for Xcodeをダウンロードします。
-
ダウンロードした.dmgファイルを展開するとHardwareディレクトリの配下にNetwork Link Conditioner.prefPaneが存在するので実行します。
-
Macのシステム環境設定にNetwork Link Conditionerが追加されるので、適当な設定に変更します。
以上