###集合(書き方例)
# 初期化時に要素を指定
set1 = Set([1,2,3,4,5,])
# 空集合で初期化
set2 = Set()
# 要素の追加(単要素)
push!(set2, 4)
# 要素の追加(複数要素)
push!(set2, 5, 6, 7)
# 要素の削除
pop!(set2, 7)
◆集合の演算
# 和集合
union(set1, set2)
∪(set1, set2)
set1 ∪ set2
# 積集合
intersect(set1, set2)
∩(set1, set2)
set1 ∩ set2
# 差集合
setdiff(set1, set2)
# 対照差(symdiff)
symdiff(set1, set2)
# 部分集合の判定
issubset(set1, set2)
⊆(set1, set2)
⊇(set1, set2)
set1 ⊆ set2
set1 ⊇ set2
# 集合が等しいか判定
issetequal(set1, set2)
◆その他の関数
# 空かどうかの判定
isempty(set1)
# 要素数取得
length(set1)
# 空にする
empty!(set1)
##解説
・キーのみからなる要素が重複なく格納されているコレクション。
・同じキーの要素を追加してもエラーにならないが、重複は許されないため、要素数は増えない。
・以下のように空集合を宣言すると要素がAny型となり、どんな型でも格納することができます。
集合名 = Set()
・集合の中の要素には順序性は保証されません。
・和集合、差集合、積集合など集合用の特別な演算を用いて、異なる集合間で共通する要素や、要素同士の差異など、関係性を比較するのに便利です。
・演算の結果、得られる値は集合です。
####①和集合(union, ∪)
2つの集合のすべての要素を取得します。
**集合の記号[∪]**も使用できます。
また、通常の比較演算子としても使用できます。
####②積集合(intersect, ∩)
2つの集合間で共通に含まれる要素を取得します。
**集合の記号[∩]**も使用できます。
また、通常の比較演算子としても使用できます。
####③差集合(setdiff)
2つの集合の差を取得します。第一引数の集合から第二引数の集合を引いた要素を返します。
####④対照差(symdiff)
2つの集合のどちらか一方だけに含まれる要素を取得します。
####⑤部分集合(issubset, ⊆, ⊇)
issubset(A, B)は、AがBの部分集合であるかどうかを判定します。結果はtrue/falseが返ります。
同様に、**部分集合の記号[⊆],[⊇]**も使用できます。
また、通常の比較演算子としても使用できます。
####⑥集合が等しいか判定(issetequal)
2つの集合が同じものであるかどうかを判定します。
####◆その他の関数
- isempty()
- 空かどうかを判定します。true/falseを返します。
- length()
- 要素数を取得します。
- empty!()
- 要素を削除し、空にします。
##もくじ
Julia早引きノート[01]変数・定数の使い方
Julia早引きノート[02]算術式、演算子
[Julia早引きノート[03]複素数]
(https://qiita.com/ttabata/items/225c77a4d71fafc3e482)
Julia早引きノート[04]正規表現
....
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##関連情報
Julia - 公式ページ
https://julialang.org/
Julia - 日本語公式ドキュメント
https://julia-doc-ja.readthedocs.io/ja/latest/index.html
初めてのJuliaとインストール (Windows & Linux)
https://qiita.com/ttlabo/items/b05bb43d06239f968035
Julia - Mathematics
https://docs.julialang.org/en/v1/base/math/
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