###ループ処理(書き方例)
◆while~end文
i = 0 # iの初期化
while i <= 10
println(i)
global i += 1 # グローバル変数化
end
◆for~end文(=イコール使用の場合)
for i = 1:10
println(i)
end
◆for~end文(in使用の場合)
list = [1, 5, 10]
for i in list
println(i)
end
◆for~enumerate文(インデックス、値を取得)
list = ["a","b","c","d"]
for (index, value) in enumerate(list)
println(index, ":", value)
end
◆break(ループを中断し、ループ処理全体を終了)
break
◆continue(ループ処理において、現在周回の処理を中断、後続の処理もスキップし、次の周回に進む)
continue
##解説
・Juliaでは、ループ処理としてwhilte~end文とfor~end文が使用できます。whilte、forともendまでの間の部分で繰返し処理が実行されます。
・Pythonと大きく異なる点は、endがあることです。
・while、forなどのブロック内で使用される変数はローカル変数のため、ブロック外で使用できません。
・enumerateによるループはpythonと同じように使用できます。
・ループ処理を中断し、ループ処理を抜ける場合はbreakを使用します。
・ループ処理中、現在周回の処理を中断(後続の処理もスキップ)し、次の周回に進みます。
####(1)while~end文の実行結果は以下です。
4行目で変数iにglobalを付加しています。
変数iをループ処理内部(whileとendの間)だけでなく外部でも使用する場合、このようにglobalを付加します。また、globalを付加しないとループ処理内部で値の変更はできません。
反対に、変数iを変更しない場合は、globalの付加は不要です。
ループ処理内部では読み取りのみ可能です。
####(2)for~end文(=イコール使用の場合)の実行結果は以下です。
変数iは1から10まで繰返し実行されます。
Juliaではスライス1:10のうち、最後尾10まで実行されますのでご注意下さい。
(Pythonは1~9までしか実行されません)
####(3)for~end文(in使用の場合)の実行結果は以下です。
2行目のlist部分にリスト型変数を設定することで、in演算子でもループすることができます。
####(4)for~enumerate()文の使い方
pythonのenumerateと同じように使用できます。
リストの中身をインデックス番号と値の両方で取得できます。
※インデックス番号は1から始まります。
list = ["a","b","c","d"]
for (index, value) in enumerate(list)
println(index, ":", value)
end
##もくじ
Julia早引きノート[01]変数・定数の使い方
Julia早引きノート[02]算術式、演算子
[Julia早引きノート[03]複素数]
(https://qiita.com/ttabata/items/225c77a4d71fafc3e482)
Julia早引きノート[04]正規表現
....
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##関連情報
Julia - 公式ページ
https://julialang.org/
Julia - 日本語公式ドキュメント
https://julia-doc-ja.readthedocs.io/ja/latest/index.html
初めてのJuliaとインストール (Windows & Linux)
https://qiita.com/ttlabo/items/b05bb43d06239f968035
Julia - Mathematics
https://docs.julialang.org/en/v1/base/math/
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