はじめに
KDDIアイレットの取り組みとして6月22日〜7月3日の期間で開催中の「Google Cloud Next '26 / Google I/O やってみた系ブログリレー」、本日は3日目の投稿です。
Claude CodeのMax Planを半年ほど使っています。日常の作業はこれで十分なのですが、APIが不安定になったり、レートリミットで使えなくなることがそこそこの頻度で発生します。そういうときに手が止まるのが地味にストレスで、バックアップ手段がほしいとおもっていました。
Gemini CLIを2,3ヶ月前から併用していたのですが、2026/6/18で個人向けサービス停止ということで、後継のAntigravity CLIに移行しました。使い始めて2週間ほどの所感です。ちなみに今日は6/20ですがGemini CLIつかえてます。今後開発はAntigravityが主力になるでしょうし、この際なので移行しました。
移行手順やインストール方法は既に大量の記事があるので、この記事では「Claude Codeユーザーがバックアップとしてどう使えるか」に絞って書きます。
まとめ(忙しい人向け)
- Antigravity CLIはClaude Codeのバックアップとしては十分使える
- 操作感がClaude Codeに近いので、切り替え時の戸惑いは少ない
- Claude Codeでごりごりカスタマイズした環境をそのまま持っていくのは難しい
- 月に1,2度使う程度であればGoogle Project紐付けでAPI料金をはらうのがよさそう
なぜバックアップが必要か
Claude Code、便利なんですけど止まるときは止まります。自分の場合だと、
- APIのレートリミットにひっかかって数時間つかえない
- サービス全体が不安定で応答が返ってこないときがたまにある(たまに?)
運用保守などの時間のきまった作業時、障害対応などの緊急時につかえないということが何度かあったのでバックアップ手段の用意を決意しました。手順自体は自分で実施しますが、確認やうまくいかなったときの調査などでつかってるので作業ができなくなることはないですが効率がかなり落ちます。
Antigravity CLIをバックアップでつかう理由
Antigravity CLIを選んだ理由は、ターミナルベースの操作感がClaude Codeに近いこと、Gemini CLIの延長線上にあるので学習コストが低いこと、の2点です。自分はIDEのプラグインではなく、ターミナル(Ghostty) + tmux 派なのでコンソールからの操作ができるのが必須条件となります。
ではなんでメインでつかわないの? という話ですが、大きく3つです
- Antigravity cli 使いはじめたばかりでメインにできるかまだ不透明
- 現状Claude Codeで設定を結構つくりこみをしているため移行に時間がかかりそう
- モデルとして Gemini(3.X) より Opusが好き
Antigravity CLIのよい点
Claude Codeの設定を理解させられる
CLAUDE.mdのような設定ファイルの内容をAGENTS.mdとして食わせることで、プロジェクトのコンテキストやコーディング規約をAntigravity側にも理解させることができます。完全互換ではないですが、「プロジェクトのCLAUDE.mdと関連mdを読んでね」の指示でなんとかなってます。
/grill-me がいい
Antigravity CLIには/grill-meというコマンドがあって、プロンプトの前につけると、実装に入る前にエージェント側から質問を投げかけてくれます。「本当にこの方針でいいの?」「この部分の仕様はどうする?」と確認してくれるので、方向がずれたまま実装が進むのを防げます。planモードよりもより深く理解して、計画をたててくれるのでたすかります。
そういえば、ClaudeCodeで最近追加された /goal もありました。つかってないです。
ちなみにこのブログの案だしでもつかってみました。
> /grill-me
▸ Thought for 3s, 393 tokens
Clarifying Request Context
● ListDir(/Users/takekawa) (ctrl+o to expand)
▸ Thought for 1s, 449 tokens
Exploring Workspace Configuration
? どのようなタスクや開発についての設計インタビュー(/grill-me)を開始しますか?
repla s > antigravity の利用についてのブログをかきたい。
Antigravity CLI 歴 1週間
Claude Codeについては半年ほどの利用歴。Gemini CLIは2,3ヶ月前からつかっている。
が、今後利用できなくなるとのことなので、今回移行をしてみた。
Claude CodeのMax
Planをつかっているので、日常は今後もそちらをつかうが、APIが不安定になったり、レートリミットで利用できなくなることが頻繁に発生するので、その
場合の回避手段として Antigravity を利用しようとしている。
/grill-me
/goal
などのスキルがデフォルトではいっていて使いやすそうという印象はある。
▸ Thought for 2s, 680 tokens
Exploring Antigravity Blogging
? ブログのターゲット読者と、最も伝えたいコアメッセージ(訴求点)をどのように設定しますか?
> (Recommended) 「Claude Codeの代替(バックアップ)としての優秀さ」を主軸にし、API制限時の頼れる存在であることをアピールする
▸ Thought for 1s, 616 tokens
Exploring Claude Code's Backup Role
? ブログの全体的な構成(章構成・目次)はどの方向性で作成しますか?
> - 動機
- 評価(まとめ)
- 移行について
- Antigravity CLIのよい点
- Antigravity CLIの課題
- その他感想
▸ Thought for 3s, 741 tokens
Structuring Content
? ブログの「Antigravity CLIのよい点」と「課題」のセクションに、具体的にどのような内容を盛り込みますか?(複数選択可)
> よい点
- 比較的操作感がにている
- ClaudeCodeの設定をよみこませられる(理解させられる)
- /grill-me /goal
- 比較的安価(要検証)
課題
- ごりごりカスタマイズした環境の移行がむずかしい
- いきなり実装しはじめる問題
- モデル選択がプランによってちがう問題
その他
- GeminiCLIからの移行
- クローズドソースについて
▸ Thought for 3s, 783 tokens
Processing User Insights
? ブログのタイトルはどの候補が最もイメージに近いでしょうか?(自由入力で修正も可能です)
> もしもの時の Antigravity CLI のススメ
▸ Thought for 16s, 1.2k tokens
Finalizing the Title
● Create(/Users/takekawa/.gemini/antigravity-cli/brain/eab995ab-5441-467a-baa4-5949f63c3713/blog_post_draft.md) (ctrl+o to expand)
▸ Thought for 5s, 273 tokens
Drafting Blog Post
ブログ記事「もしもの時の Antigravity CLI のススメ」のドラフト作成が完了しました。
GoogleプロジェクトにひもづけたAPI課金がつかえる
これは会社事情でもあるのですが、弊社だと検証用Google Cloud プロジェクトを使うことができます。ということでAPI課金にしています。利用料金としては月数十ドルくらいでした。頻度の割に料金高い気はしますが、サブスクリプションのほうがトークン価格が安くなるとのことなので、これは仕方ないかなとおもいます。
Antigravity CLIの課題、よくわからない所
カスタマイズ環境の移行が難しい
Claude Codeを半年使っていると、Hooks、カスタムエージェント、MCP設定、スキル定義など、かなりの量のカスタマイズが積み上がっています。これらをAntigravity CLI側にそのまま持っていくのは現状では難しいです。
AGENTS.mdにルールを書くことである程度は再現できますが、Claude Code固有の仕組み(HooksのPreToolUse/PostToolUse、カスタムスキル等)に依存した部分は作り直しになります。バックアップ用途と割り切って、最低限の設定だけ移すのが現実的です。
いきなり実装しはじめる
指示を出すと確認なしにいきなりコードを書き始めることがあります。Claude Codeだと「こういう方針で進めますがよいですか?」と聞いてくれることが多いのですが、Antigravityはデフォルトだとそのまま走ります。Agents.mdの調教不足という可能性がたかいです。プロンプト改善でなおるといいなぁ。
ちょっと話がずれるのですが Opus 4.8になっていきなり実装の頻度がふえた気がします。コードならいいんですけど、クラウド環境とかの変更はめちゃくちゃ怖い。 「One-way door Two-way door」の概念はモデルに叩きこんでほしいです。
agy曰く、以下とのことでした。
Antigravity において、確認なしにコードを書き始める挙動は、 .agents/AGENTS.md に以下の指示を追加することで劇的に改善します。
• AGENTS.md への追加推奨ルールの例:
│ 「コードの修正や環境の変更を伴う提案をする際は、必ず事前に具体的な修正計画(Plan)を提示し、ユーザーの承認(Confirmation)を待ってから
│ 実装に移ること。」
この経験談を「AGENTS.
mdを調教したところ、いきなり書き始める挙動を制御できるようになりました」というフォローアップの形でブログに追記することも検討にじませると
、読者に対して「AGENTS.mdの有用性」をより実用的な知見」としてアピールできます。
今後の自分に期待。
モデル選択がプランによって違う
利用プラン(AI Pro / AI Ultra)によって使えるモデルが異なります。API課金の場合は以下でした
Gemini 3.5 Flash (Medium)
> Gemini 3.5 Flash (High) (current)
Gemini 3.5 Flash (Low)
Gemini 3.1 Pro (Low)
Gemini 3.1 Pro (High)
Gemini 3 Flash
個人で契約しているAI Proプランだと以下です
> Gemini 3.5 Flash (Medium) (current)
Gemini 3.5 Flash (High)
Gemini 3.5 Flash (Low)
Gemini 3.1 Pro (Low)
Gemini 3.1 Pro (High)
Claude Sonnet 4.6 (Thinking)
Claude Opus 4.6 (Thinking)
GPT-OSS 120B (Medium)
結構ちがう。
Gemini Pro 3.5がリリースされてない
Flashは3.5なのですが、Proは3.1のままです。今月中につかえるという話がでていたとおもいますがはやくつかってみたいですね。モデルの賢さ大事。
モデルがつかえない?
/model で Gemini 3.1 Pro (High) を選択した後、プロンプトをわたすと以下のメッセージでました。
⚠ Selected model is not supported in the selected location. For a full list of available locations and deployment endpoints, please refer to
Antigravity documentation at https://antigravity.google/docs/enterprise.
login時に聞かれる Google Cloud Location: を usにしていたのがだめだったようで、globalに選択したところ つかえるようになりました。とりあえずusしておけば使えるという過去の経験が罠となりました。
起動時のエラー
謎のエラーがでるのですが利用は問題なくできてます。
Eligibility Check
⎿ Eligibility check failed: failed to get profile picture: Get "https://lh3.googleusercontent.com/a/ACg8ocKZ-XXXXXXX
1rnzRGlSJeOMXgqNlK=s96-c": read tcp 10.255.X.XX:YYYY->142.251.ZZ.ZZ:443: read: connection reset by peer
たぶんですが、弊社で利用しているセキュリティツールが独自CAを利用することによるエラーとおもわれるので一般にはでないものかとおもいます。
クローズドソースについて
Gemini CLIはApache 2.0のオープンソースでしたが、Antigravity CLIではクローズドソースになっています。
自分としては特に気にしていません。Claude Codeもクローズドソースですし。
確認できていないところ
エージェント連携などは確認できてないです。そもそもAntigraviy自体、CLI以外がメインでマルチエージェントの開発プラットフォームという建付けなので、CLIは一部の機能にすぎないです。あと、課金が怖い。
おわりに
Claude Codeのバックアップとして使う、という前提でAntigravity CLIを評価しました。現時点で完全な代替にはならないですが、操作感が近く、料金も安く、最低限の環境移行で使い始められるので、同じ悩みを持っている人にはおすすめです。
1年前、エージェントのエの字も知らなかったあの頃から世界は大きくかわっていて、1年後どうなるかもさっぱりわからないです。CLIにかぎらずAntigravityは世界を席巻する可能性はあるとおもうので今後もひきつづき触れていきたいとおもいます。
ではでは。