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AIは毎朝、記憶喪失。だから会話を全部録っておくことにした

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この3つ、イラッとしませんか

その1:AIがファイルを読み漁ってトークンが溶ける💸

「この関数ちょっと直して」だけでファイル15個読み始めるやつ。待たされて、請求だけ育つ。

その2:影響範囲の調査が遅い

「ここ変えたら何が壊れる?」→ grepで散々探し回って「おそらく大丈夫かと」。おそらくって何。

その3:翌朝、AIが全部忘れてる🫠

昨日あんなに議論したのに、今日は初対面の顔。また一から経緯を説明する羽目に。

この3つが嫌すぎてOSSを2つ作りました。comP(VSCode拡張)と MAGATAMA(MCPサーバ)。1と2は以前の記事で書いたとおりで、先日のアップデートでついに3——記憶の問題が片付きました。今日はその話です。


何ができるのか:3行で

  • comP がコードを事前にインデックス化
  • AIは生のコードを読み歩かず、インデックスを読む。MAGATAMA が質問に関係する部分だけ切り出して渡す
  • 実測:概要把握で 145,978 → 289 トークン(約1/500)。コード調査系で 60〜99%削減

で、ここからが新機能です。正直こっちを自慢したくて書いてます。


「先週なんでこうしたっけ?」に即答が返ってくる

session_recall。会話を全部ローカルに自動記録して、あとから検索できます。

@comP session_recall
先週リトライ回数を3回に制限した理由を確認して
- 2026-06-28 「リトライ上限を3回に決定。理由:外部APIのレート制限が
  1分あたり5回のため、指数バックオフで3回が安全マージン」

一発。grepもコミットログ漁りもなし。何ヶ月前の決定でも聞けば返ってきます。

「Claudeにもメモリあるじゃん」

ありますね。私も使ってます。ただあれ、会話を要約して覚えるので、「リトライ制限の話をした」は残っても「なぜ3回にしたか」が消えるんですよ。

comPは会話そのものを索引化するので、根拠ごと引き当てられます。人柄や好みはClaudeメモリ、技術的決定はcomP。競合じゃなくて補完です。

しかも保存先は100%ローカル(.comp/)。会社のポリシーでクラウドメモリを切らされてる人も使えます🔒


寝てる間に「昨夜の変更」を調査しておいてくれる

magatama patrol。回しておくと、コードの変更を検知して影響分析まで勝手に済ませます。

magatama patrol . --interval 600   # 10分ごとに巡回
シンボル: +34 ~0 -0
「Frameworks」(added): impact=5.5 risk=medium affected=11
「CLI統合」(added):    impact=1.0 risk=low    affected=1

この結果は会話履歴と同じ場所に記録されるので、朝一のAIは session_recall した時点でもう昨夜の変更を知っています。「何が変わったか調べて」じゃなく「risk=mediumのやつだけ見せて」から朝が始まる。

書いた本人が言うのもなんですが、動いたときちょっと感動しました。


引き継ぎメモ、書かなくてよくなりました

コンテキストが尽きてセッションを切るとき、「ここまでやった、残りはこれ」って手打ちでメモってませんでした?

あれ、要らないです。comPが会話を記録してるから。 新しいチャットで session_recall と言えば、AIが勝手に前回までの流れを拾って続きから始めます。

もっとちゃんとやりたければ generate_handoff を実行しておくと、gitの状態(未コミットや直近コミット)まで含めた引き継ぎが記録されます。でも基本は、何もしなくていい。それがいい。


従来機能のダイジェスト(未読の方へ)

  • 📉 入力トークン 60〜99%削減 — 生コードの代わりにインデックスを読むため
  • 🎯 影響分析が即答 — risk=high/medium/low の判定つき
  • 🧠 47フレームワークの知識を内蔵 — 存在しないAPIを実装しちゃう幻覚事故の予防
  • 🔒 完全ローカル・テレメトリなし
  • 🆓 どちらもMITで無料

導入は5分

① comP:VS Codeの拡張機能タブで「comP」を検索 → インストール → ▶ Start。以上。

② MAGATAMA:

pip install magatama

③ 接続:comPは Ctrl+Shift+P → 「comP: Setup Agents」で自動生成。MAGATAMAはMCP設定に1ブロック。

{
  "mcpServers": {
    "magatama": { "command": "magatama", "args": ["serve"] }
  }
}

あとはAIにこう聞いてみてください。

read_external_graph でプロジェクトの地図を取り込んで概要を教えて。
session_recall で最近何をしてたかも教えて

まとめ

  • 💸 トークン費用 → 激減(60〜99%)
  • 🔍 影響調査 → 即答
  • 🧠 過去の決定 → session_recall が即答
  • 🌅 昨夜の変更 → patrol が調査済み
  • 📝 引き継ぎメモ → そもそも書かなくていい

毎回初対面のAIと、経緯を全部覚えてるAI。同じ料金なら、どっちと働きたいかという話です。

試して「これは」と思ったら、スターとストックをもらえると開発が捗ります🙏

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