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【Stable Diffusion WebUI 】 ui-config 活用法。SDXL に合わせて設定を最適化+デフォルト設定を変更してみた!

Last updated at Posted at 2023-08-23

はじめに

Stable Diffusion WebUI で SDXL を使うときには、 SDXL に合わせて設定を最適化する必要があります。 SDXL で必要な設定と、 ui-config を変更してデフォルト設定を変更する方法をまとめました!わーわー。

WebUI で SDXL が使える!

Stable Diffusion WebUI を使うことで、簡単に SDXL を使うことができます!

詳しくは、以下の記事を参照してみてください!

【PR】

ちなみに、このサーバーは、Innovation Farm 株式会社 さまのサーバーを使わせてもらっています!本来は企業向けにクラウドを提供したり、IoT機器の製造から量産までを一気通貫に行うサービスを提供している会社です!最近では、AIを活用した新規プロダクトの研究開発なども行っているとのこと!今回は特別に、個人でも使用させていただいています!わーわー。

デフォルト設定がめんどくさい!

SDXL になって、従来の設定とは違う部分が多数あります。
毎回それを設定するのは、面倒になってきました・・・。

デフォルト設定を変えるには?

stable-diffusion-webui フォルダにある ui-config.json が設定ファイルになっています。ここを変更することで、デフォルトの値を変更したり、上限を変更したりすることができます。

そもそも SDXL に最適な設定とは?

公式のドキュメントに、 SDXL の注意事項みたいなのが載ってました。

ここを参考にして、大事そうなとこを設定していきます。

dimensions / 幅と高さ

dimensions
1024 x 1024 1152 x 896 896 x 1152 1216 x 832
832 x 1216 1344 x 768 768 x 1344 1536 x 640
640 x 1536

Steps / サンプリングステップ数

Steps
デフォルト 30
範囲 30-50

CFG Scale / CFG スケール

CFG Scale
デフォルト 7.0
範囲 4-14

Sampler / サンプリング方法

Sampler
ddim plms
k_euler k_euler_ancestral
k_heun k_dpm_2
k_dpmpp_2s_ancestral k_dpmpp_2m
k_dpmpp_sde

早速変更しよう!

早速、 ui-config.json を変更していきましょう。上記の値の他、 img2img の Denoising strength を 0.3 にするのと、ついでなので、バッチの最大値を 1000 にしておきます。

以下は変更前と変更後の設定です。本当は各行の前後に他の項目があるけど省略しています。

変更前

    "txt2img/Width/value": 512,
    "txt2img/Height/value": 512,
    "txt2img/Sampling steps/value": 20,
    "txt2img/Sampling method/value": "Euler a",
    "txt2img/Batch count/maximum": 100,
    "img2img/Sampling steps/value": 20,
    "img2img/Sampling method/value": "Euler a",
    "img2img/Batch count/maximum": 100,
    "img2img/Denoising strength/value": 0.75,

変更後

    "txt2img/Width/value": 1024,
    "txt2img/Height/value": 1024,
    "txt2img/Sampling steps/value": 40,
    "txt2img/Sampling method/value": "DPM++ SDE Karras",
    "txt2img/Batch count/maximum": 1000,
    "img2img/Sampling steps/value": 40,
    "img2img/Sampling method/value": "DPM++ SDE Karras",
    "img2img/Batch count/maximum": 1000,
    "img2img/Denoising strength/value": 0.3,

できたー

初期値が設定されて便利!

スクリーンショット.png

おまけ

ためしに、 1000 枚画像生成したら、どのくらいの速度か測ってみました。

manga of cat in akihabara

00001-3814990169.png

100%|███████████████████████████████████████████| 40/40 [00:17<00:00,  2.28it/s]
100%|███████████████████████████████████████████| 40/40 [00:17<00:00,  2.32it/s]
 55%|███████████████████████▋                   | 22/40 [00:09<00:07,  2.28it/s]
Total progress:   0%|                     | 102/40000 [00:44<4:51:58,  2.28it/s]

約 5 時間かかるみたいですねー。1 枚 17 秒かかってる計算!
(サーバーのスペックは、この記事を参照してくださいー)

おまけ 2

ためしに、昔の設定だとどのくらいかかるのか試してみました。モデルは BraV6 です。

スクリーンショット.png

00001-1141913894.png

100%|███████████████████████████████████████████| 20/20 [00:01<00:00, 11.33it/s]
100%|███████████████████████████████████████████| 20/20 [00:01<00:00, 11.46it/s]
100%|███████████████████████████████████████████| 20/20 [00:01<00:00, 11.45it/s]
 10%|████▍                                       | 2/20 [00:00<00:02,  8.72it/s]
Total progress:   0%|                        | 63/20000 [00:06<34:23,  9.66it/s]

サンプリングステップ数が小さいのと、解像度が 512x512 なので、 1 枚 1 秒で終わりますね。 1000 枚でも 34 分! うーん。こうしてみると Brav6 なので女の子は可愛いけど、 SDXL に比べると解像度が圧倒的に低いのが気になりますね・・・。

おまけ 3

BraV6 で作った画像を、 refiner で生成してみました! 画像サイズは 1024x1024 に設定してみます。

00001-3050158921.png

じゃーん。なんかいい感じに拡大&細部の描写ができた気がします!ただ、顔の印象が変わっちゃってるので、この辺はやっぱりガチャなのかなあ・・・。 SDXL 対応の新しいモデルが発表されるまでは、こういう手法もありかもしれないですね!

まとめ

・Stable Diffusion WebUI の初期設定は、 ui-config.json で変更できる
・SDXL は、従来のモデルとは推奨設定が違う
・デフォルトを変更しておくと便利!
・こないだは manga of にしたら白黒だったのに今日はカラーだな・・・
・わーわー

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