OpenCode (https://opencode.ai/) というコーディングエージェントを聞いたことはあるでしょうか?
オープンソースで複数の AI プロバイダーを使い分ける事ができるコーディングエージェントです。
自分は半年ぐらい OpenCode をメインで使っているのですが、非常に出来が良く、コストも抑えやすく便利です。
国内でももうちょっと広まってほしいと思うので、これの紹介をしていきます。
よいところ1つ: LLM の選択肢が広い
まず OpenCode の良い点として、LLM の選択肢が非常に広いというのがあります。
https://opencode.ai/docs/ja/providers/ に対応する LLM プロバイダーの一覧があるのですがめちゃくちゃ多いです。だいたいなんでもあります。
LLM の選択肢が広いことのメリットとして、
- 特定の LLM に依存しない
- 安価な LLM でコストを抑えられる
- (色々試せてたのしい)
というのがあり、いわゆるフロンティアモデルの価格とか挙動の不安定さで悩まされている方には魅力的だと思います。
が、どのモデル使ったらええんや…と思う方が多いと思います。どれ使うとよいかは後ほど触れます。
2. OSS で開発が活発
OpenCode はオープンソースで開発が非常に活発でリリース頻度も高く、0.5~2日に1回程度はリリースが行われている印象です。
現代のコーディングエージェントで必要な機能も基本的には揃っています。
- AGENTS.md
- MCP
- LSP
- Agent Skill
- サブエージェント
- 非対話型
- デスクトップクライアント
- SDK
- …
また、 SDK や プラグイン機構 やサーバーモードなど、かなり拡張も行いやすいです。
以下のような js コードで様々な機能を拡張できます。
export const NotificationPlugin = async ({ project, client, $, directory, worktree }) => {
return {
event: async ({ event }) => {
// Send notification on session completion
if (event.type === "session.idle") {
await $`osascript -e 'display notification "Session completed!" with title "opencode"'`
}
},
}
}
import type { Plugin } from "@opencode-ai/plugin"
export const CompactionPlugin: Plugin = async (ctx) => {
return {
"experimental.session.compacting": async (input, output) => {
// Inject additional context into the compaction prompt
output.context.push(`
## Custom Context
Include any state that should persist across compaction:
- Current task status
- Important decisions made
- Files being actively worked on
`)
},
}
}
import { type Plugin, tool } from "@opencode-ai/plugin"
export const CustomToolsPlugin: Plugin = async (ctx) => {
return {
tool: {
mytool: tool({
description: "This is a custom tool",
args: {
foo: tool.schema.string(),
},
async execute(args, context) {
const { directory, worktree } = context
return `Hello ${args.foo} from ${directory} (worktree: ${worktree})`
},
}),
},
}
}
(https://opencode.ai/docs/ja/plugins/ より)
ちなみに余談ですが、カスタマイズする際は DeepWiki で仕様などを確認するととてもやりやすいです。これも OSS の利点 (?) ですね。
3. TUI の出来が良い
OpenCode の TUI は完全に画面が切り替わる形の見た目で、イメージとしては Vim や Emacs などのそれに近い感じです。没入型の UI は意見が分かれるかもですが、個人的にコーディングエージェントの中では一番使いやすく好きです。
個人的に好きなポイントを紹介していきます。
マウス操作に対応している
多くの要素がマウスに反応してクリックすると反応します。
Think やコマンドの全文、サブエージェントの対話ログなどをクリックするだけで確認できたり、過去の会話からやり直したいや fork したい場合もクリックすればよいので直感的に操作できて便利です。
コマンドパレットで覚える操作が少ない
操作が Ctrl+P で出てくる所謂コマンドパレットに集約されています。ここから全部の機能にアクセスできます。謎のショートカットキーやスラッシュコマンドを色々覚える必要が無いです。
Help も一応あるのですが、コマンドパレットを開けば分かる、という潔さです… ![]()
4. Claude Code の設定が (ある程度) 使い回せる
OpenCode は、 Claude Code 設定をある程度使い回せます。 (Agent Skill (.claude/skills) や CLAUDE.md など)
もちろん AGENTS.md などにも対応しているので、特に移行作業とかを行わずとも
使い始められます。試しに使ってみるときとかに便利です。
コーディングエージェントのおすすめ
ということで、ここからは個人的なおすすめや設定を紹介していきます。
OpenCode Zen (無料モデル)
OpenCode 自体が LLM プロバイダも運用しています。
多くはトークンベースの従量課金なのですが、一部無料モデルがあります。これらは、学習に利用される、時間内の利用上限ありという条件付きで無料で使えます。
また、新しいオープンソースモデルが出たときに一定期間無料で試せるキャンペーンがあります。
Ref: https://opencode.ai/docs/ja/zen/#%E4%BE%A1%E6%A0%BC
これらはモデルプロバイダーの学習に利用されるという条件はあるのですが、いろんなモデルの使い勝手を試せるのでオススメです。
プライベートなら dotfiles の設定や OSS のパッチを書いてみる、など学習されても問題ない用途も探しやすいでしょう。
OpenCode Go
こちらは、いわゆるサブスクリプション型のサービスです。初月5ドル、その後は月10ドルで利用できます。他の LLM サブスクの半分程度の料金で結構使えるのでおすすめです。
オープンソースモデル中心のラインナップで、中国系のモデルが多いですが、公式ではゼロ保持ポリシーを掲げています。
とても安価な一方で、5h, weekly だけでなく monthly limit が設定されているので、エリクサー症候群の方は Ollama Cloud 等を検討しても良いかもです。
モデルのオススメは?
に人気モデルの情報が載っているので、基本はこれの上位を試してみるのが良いです。
一応 2026/6 時点の自分は、
- GLM 5.2 (メインで使うモデル)
- DeepSeek v4 Flush / Pro (安価な処理の場合はこっち)
を主に使います。GLM はマルチモーダルでないことが難点ですが、それ以外は十分コーディングをこなせる性能です。 DeepSeek は非常に安価なので、安くいろいろ処理したいときに重宝しています。
Ollama Cloud
Ollama というとローカル LLM クライアントのイメージが強いですが、一部モデルをクラウド上から利用できるサブスクモデルも提供しています。
(マスコットキャラクターがとてもかわいい)
料金としては以下の Free (ほぼお試し), 20ドル, 100ドルのプランです。
ラインナップは OpenCode Go より広く、Gemma や Nemotron, GPT-OSS 等も利用できます。また、こちらも公式ではゼロ保持ポリシーを謳っています。
自分は Pro (20ドル) で利用していますが、かなり多くの量が使え、非常に重宝しています。また、OpenCode Go も Ollama Cloud も他のエージェントからも使えるので、色々使いまわしたい方にはオススメです。
OpenAI
OpenAI (ChatGPT Plus, Pro) は OpenCode から利用することが出来ます。
また、GitHub Copilot も OpenCode から利用できます。2026/5 までの料金プランだと非常に有力な選択肢ではありました…。
※ OpenCode 等のサードパーティーツールからこれらのサブスクを利用する際は規約などで禁止されていないかなどは確認をすることをおすすめします。
Claude Code の方針などは有名ですが、それ以外に関しても確認したうえで利用することをおすすめします。
使っている周辺ツール
OpenCode は対応するツールやプラグインもコミュニティで様々行われていて、開発も活発な印象です。
本当に色々あるのですが、自分が使っていて便利と感じたツールを紹介します。
OpenChamber
OpenCode の (非公式の) デスクトップクライアントです。OpenCode 自体にもデスクトップクライアントはあるのですが、こちらはより多機能です。
スケジュール機能やアプリ内ブラウザや、利用トークンの分析など、色々出来ることが多いのでこちらを使うことが多いです。
Plannotator
Plan モードを強化するツールで、リッチな表示で Plan を表示したり、インラインでコメントが行えます。他にもコードレビューや、レビューを別の AI に委託するなど、エージェントとのレビューが非常にやりやすいツールです。
Plannotator は OpenCode 以外にも複数のエージェントに対応したツールですが、OpenCode は使えるエージェントを設定したり、 Approve 時の切り替え先など、設定が豊富で、自分の使いたい用途にカスタマイズしやすいです。
subtask2
「〜を満たすまで繰り返し実行」、「完了時に XXX の処理を行う」「複数のエージェントに並列で処理させてその結果を統合させる」などの処理を書きやすくする plugin です。
いわゆる Loop Engineering や Model Routing に近いことが気軽にできるので非常に便利です。 OpenCode の plugin でどういうことが出来るのかも学びになると思います。

















