Teradata Vantage - Vantage Analytics Library[2022/9/22時点]の翻訳です。
(リリース番号 : 2.1.1 | リリース日 : January 2022)
この記事はVantageアナリティクスライブラリ シリーズのコンテンツです。
概要
導出変換を使用して、列に基づく数式の結果を表に入力します。たとえば、入力テーブルの列のすべての値が非負であることがわかっている場合、導出を使って列の各値に 1 を加え、結果の値の自然対数をとり、最終結果を出力テーブルの列に入力することができます。
この関数はテーブルに含まれる項目を使い新たな項目を導出します。
四則演算(+-*/)、べき乗(**)、余り(%)、abs、exp、ln、log、sqrtを使って数式を作成できます。
引数は、式の中でx y z として使用できます。
前提条件
・Teradata Vantageインスタンスにアクセスできること。
・Vantage アナリティクス・ライブラリがインストールされていること。
Vantage アナリティクス・ライブラリのインストールについて、既にVantageを導入頂いているお客様はTeradataサポートサービスにお問い合わせください。
Vantage Express (評価版)やクラウドサービスのDIYでご利用頂く場合はTeradata Dounloadからダウンロードし利用可能です。
Vantage アナリティクス・ライブラリのインストール手順は「Vantageアナリティクス・ライブラリのインストール」の記事に従い行います。
データの準備
サンプルデータの入手とデータベースへの格納方法
こちらの「チュートリアル用のサンプルデータを用意する」を参照ください。
実行方法
この例は、➀売上金額と数量から単価、➁利益と売上金額から利益率を導出しています。
SQLから実行する場合の例
CALL td_analyze (
'vartran', /* 分析手法 */
'
database = QID; /* データベース名 */
tablename = Superstore; /* テーブル名 */
derive =
{formula (''x/y''), arguments (sales,quantity), outputname (tanka)}
{formula (''x/y*100''), arguments (profit,sales), outputname (profrate)}
; /* 導出項目の定義 */
'
);
出力結果をテーブルに書き込む場合は以下オプションを指定可能です。
outputdatabase = 出力データベース名;
outputtablename = 出力テーブル名;
overwrite = {true | false}; --- 未指定の場合はtrueで上書きします
出力結果
tanka | profrate |
---|---|
12.194 | -254.99999999999997 |
5.184 | 34.99999999999999 |
6.3 | 46.00000000000001 |
192.296 | -21.250000000000004 |
5.184 | 35 |
39.48 | 28 |
199.99 | 43 |
9.656 | 16.25 |
104.896 | 12.5 |
1.6079999999999999 | -175 |
おわりに
サンプルコードはSQL関数から掲載し順次Pythonコードも掲載していく予定です。
警告
この本書はTeradata Vantageドキュメンテーションよりトピックに必要な情報を抜粋したものです。掲載内容の正確性・完全性・信頼性・最新性を保証するものではございません。正確な内容については、原本をご参照下さい。
また、修正が必要な箇所や、ご要望についてはコメントをよろしくお願いします。