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シンプルなサウンドマネージャー (Unity)

Last updated at Posted at 2020-07-26

おことわり

この記事には、新しい版 (GitHub)が存在します。

前提

  • Unity 2019.4.5f1
  • 使用に際して、C#でスクリプトを書く必要があります。
    • C#に触りたくない場合は、Boltでも大丈夫です。
      • Bolt Visual Scripting 1.4.12 で確認済み
  • UIの操作音など、音源の位置が画面に固定されている場合に適しています。

できること

  • BGMとSEの番号を指定して再生できます。
    • BGM
      • 最大同時再生数は2で固定です。(クロスフェード用)
      • あらかじめ、インスペクタで、フェードイン、フェードアウト、インターバルの時間を指定します。
      • 再生はループします。
    • SE
      • あらかじめ、インスペクタで、最大同時再生数を指定します。
      • 再生時に、「同じ音でも重ねて鳴らす」、「同じ音が鳴っていたら止めてから鳴らす」、「同じ音が鳴っていない場合だけ鳴らす」ことが選択可能です。
      • 再生はループしません。
  • BGMとSEの音量を独立して設定できます。
  • 全体の一時的なミュートが可能です。

アセットの入手 (GitHub)

ダウンロード ⇒ SoundManager.unitypackage
ソースはこちらです。

導入と設定

  • プロジェクトにアセットをインポートしてください。
  • シーンの適当なオブジェクトに、スクリプトSound.csをアタッチしてください。
  • インスペクタで、Sound Effect ClipSound Music ClipのSizeを必要なだけ増やし、オーディオクリップを設定してください。
  • 必要に応じてパラメータを調整してください。

コメント 2020-07-26 214625.png

項目 説明 初期値
Sound Effect Max SE同時再生数 5
Sound Effect Initial Volume SE初期音量 0.5
Sound Music Initial Volume BGM初期音量 0.5
Sound Music Fade In Time BGMフェードイン時間 0
Sound Music Fade Out Time BGMフェードアウト時間 3
Sound Music Interval Time BGMインターバル時間 (フェードアウト時間が0でなく負数なら重なる) 0
Sound Effect Clip SEオーディオクリップ -
Sound Music Clip BGMオーディオクリップ -

使い方

SEを再生する

同じSEでも重ねて鳴らす

Sound.Effect = number;
  • 空きのチャネル(AudioSource)で再生します。
  • 空きがない場合は、最も古くに再生開始されたチャネルの再生を止めて使います。

同じSEが鳴っていたら止めてから鳴らす

Sound.StopAndEffect = number;
  • 以下と同じ処理です。
Sound.EffectStop = number;
Sound.Effect = number;

同じSEが鳴っていない場合だけ鳴らす

Sound.EffectIfNot = number;
  • 既に同じ音を再生中であれば、新たに再生しません。

最後に再生中の音番号を得る

var number = Sound.Effect;
  • 何も再生されていない場合は、Sound.Silentが得られます。

指定したSEを止める

Sound.EffectStop = number;
  • 複数チャネルで再生している場合は、最も古い再生チャネルだけが止まります。

全てのSEを止める

Sound.Effect = Sound.Silent;
// or
Sound.EffectStop = Sound.Silent;

SE音量を設定する

Sound.EffectVolume = volume;
  • 正規化された値(0~1f)を設定します。取得もできます。

登録されているSE数を得る

var count = Sound.EffectCount;

BGMを再生する

Sound.Music = number;
  • インスペクタで設定されたフェードイン、フェードアウト、インターバルの時間(秒)を勘案して曲を再生します。
    • 既に再生中の曲の場合は、単に再生を継続します。
    • 別の曲を再生中の場合は、まず、再生中の曲がフェードアウトします。
      • フェードアウト時間が0なら即座に止まります。
      • 負値は指定できません。
    • 次に、インターバル時間だけ、次の再生開始を待機します。
      • 負値の場合は、フェードアウト中に遡って待機を終えます。
    • 待機を終えると、指定された曲のフェードインを開始します。
      • フェードイン時間が0なら即座に既定音量で再生されます。
      • 負値は指定できません。
    • 再生中でない場合は、即座にフェードインが開始されます。
    • クロスフェード中に新たな再生指示があった場合は、以下の特例処理を行います。
      • 前の(フェードアウト中の)曲が再生指示された場合は、2曲のフェード方向が切り替わります。
      • フェードアウト・イン中のどちらとも異なる第3の曲が再生指示された場合は、再生中だった2曲の内で音量の大きい方をフェードアウトさせ、音量の小さい方は即座に停止して次の曲の開始シーケンスに移行します。
    • 全ての時間が0なら、即座に切り替わります。
    • 全ての時間が1なら、前の曲が1秒でフェードアウト、1秒無音で、次の曲が開始され1秒でフェードインします。
    • フェードインとフェードアウトが3でインターバルが-1だと、前の曲が3秒でフェードアウトし、その終了1秒前に次の曲が再生を開始して3秒でフェードインします。フェードアウト開始からフェードイン終了までは5秒になります。

再生中の曲番号を得る

var number = Sound.Music;
  • 再生されていない場合は、Sound.Silentが得られます。

BGM音量を設定する

Sound.MusicVolume = 0.5f;
  • 正規化された値(0~1f)を設定します。取得もできます。

登録されているBGM数を得る

var count = Sound.MusicCount;

BGM再生を止める

Sound.Music = Sound.Silent;
  • フェードアウト時間の設定が0でない場合は、フェードアウトします。
  • フェードアウト時間が0の場合は即座に止まります。

一時的に全ての音を消す、戻す

Sound.Mute = true; // 一時的に音を消す
Sound.Mute = false; // 音を戻す
  • 音が出ないだけで、既存の再生は継続しますし、新たな再生も有効です。

以下の素材を使わせていただきました。
どうもありがとうございました。

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