1. ICOS上のデータを消したつもりが消えていない!?
IBM Cloud: ICOS上のデータを再帰的に一括で削除する方法などを利用して、ICOSからデータを削除したつもりなのに、いつまで経ってもデータが消えていない。
- ICOS上には14個程度のオブジェクトしかない。
- しかし、IBM Cloud: ICOSの使用量を確認する方法を参照してサイズを確認しても、オブジェクトは535個のままだし、サイズも98.8 GBもある。
2. 原因は何?
原因はバージョニング設定がされていたから。バージョニングを設定していると、オブジェクトを削除しても後から復旧・参照できるように完全には削除されず、バージョニングされたオブジェクトとして残り続けている。
View Versions
を有効にすると、確かに古いバージョンがたくさんあった。もっと言ったら、中途半端にマルチ・パート アップロードを実施してそのまま放置されている状態にもなっているようだ。
ICOSの使用量を小さくするためには、こうした古いバージョニングされたオブジェクトを削除する必要がある。
3. バージョニングされたオブジェクトの削除方法
バージョニングされたオブジェクトを削除するためには、LifeCyclePolicyを作成する。