LoginSignup
1
0

IBM Cloud: ICOSの使用量が小さくならない!?あるある落とし穴(バージョニングされたオブジェクトの消し忘れ)

Last updated at Posted at 2024-05-15

1. ICOS上のデータを消したつもりが消えていない!?

IBM Cloud: ICOS上のデータを再帰的に一括で削除する方法などを利用して、ICOSからデータを削除したつもりなのに、いつまで経ってもデータが消えていない。

  • ICOS上には14個程度のオブジェクトしかない。image.png
  • しかし、IBM Cloud: ICOSの使用量を確認する方法を参照してサイズを確認しても、オブジェクトは535個のままだし、サイズも98.8 GBもある。
    image.png

2. 原因は何?

原因はバージョニング設定がされていたから。バージョニングを設定していると、オブジェクトを削除しても後から復旧・参照できるように完全には削除されず、バージョニングされたオブジェクトとして残り続けている。
image.png

View Versionsを有効にすると、確かに古いバージョンがたくさんあった。もっと言ったら、中途半端にマルチ・パート アップロードを実施してそのまま放置されている状態にもなっているようだ。
image.png
image.png

ICOSの使用量を小さくするためには、こうした古いバージョニングされたオブジェクトを削除する必要がある。

3. バージョニングされたオブジェクトの削除方法

バージョニングされたオブジェクトを削除するためには、LifeCyclePolicyを作成する。

  1. Lifecycle policyにてAdd ruleを押下。image.png
  2. 以下のようなルールを作成する。
    • 今回は、1日以上経過したものは要らないので削除する方針とした。
    • 不完全なマルチパートアップロードも1日以上放置されているものは削除するものとする。

この状態で1日放置すると・・・無事ICOSの使用量が小さくなった。image.png

1
0
3

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0