はじめに
コンピュート・サービスの概要
Oracle Cloud Infrastructure Computeでは、メインストリームのグラフィックスやビデオだけでなく、最も要求の厳しいAIトレーニングやHPCワークロードなど、さまざまな使用事例向けにNVIDIA GPUを搭載したベアメタルおよび仮想マシンのインスタンスを提供しています。今回はGPUを搭載した仮想マシンを作成します。
前提条件
- OCIのアカウント作成済みであること
- 仮想クラウドネットワーク(VCN)作成済みであること
仮想マシンの作成
可用性ドメインは任意のものを選択(東京、大阪リージョンは"AD1"を選択)
イメージは任意のものを選択(ここでは"Oracle Linux 8")
任意のOSとバージョンを選択して、[イメージの選択]をクリック
シェイプを変更するため[Change Shape]をクリック
インスタンス・タイプは[仮想マシン]を選択、シェイプ・シリーズは[専門と前世代]を選択
[VM.GPU.A10.1]に✓後、[次のドキュメントを確認した上でこれに同意します。]に✓して、[シェイプの選択]をクリック
イメージ・ビルドの"Gen2-GPU-xxxx.xx.xx-x"を選択後、[イメージの選択]をクリック
[既存の仮想クラウドネットワークを選択]を選択後、任意のVCNを選択
※VCNの作成方法はこちら
[既存のサブネットを選択]を選択後、任意のサブネットを選択(今回はインスタンス作成後、インターネット経由でSSH接続するため、パブリックサブネットを選択)
[プライベートIPv4アドレスの自動割当て]を選択後、[パブリックIPv4アドレスの自動割当て]に✓
[キー・ペアを自動で生成]を選択後、[秘密キーの保存]および[公開キーの保存]をクリック(ssh-key-yyyy-mm-dd.key.pub、ssh-key-yyyy-mm-dd.keyをダウンロード)
仮想マシンへの接続
パブリックIPアドレスの[コピー]をクリック、ユーザー名が"opc"であることを確認
任意のターミナルソフトを起動(ここではTera Termを起動しホスト(T):にIPアドレスを貼り付け、[OK]をクリック)
Tera Termのセットアップ方法はこちら
ユーザ名(N):に"opc"と入力、[RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う]を選択後、秘密鍵(K):に先ほどダウンロードした秘密鍵(ssh-key-yyyy-mm-dd.key)を選択し、[OK]をクリック
opcユーザーはroot権限を取得することが可能
sudo -s
GPUの情報を確認して、インスタンス作成時に指定したものになっていることを確認(ここでは"A10")
lspci | grep -i nvidia
参考
コンピュート・サービスの概要
GPUインスタンスの概要
OCI Cloud Free Tier
Oracle Cloud (OCI) のコンピュート・サービスで仮想マシンを作成してみた
OCIチュートリアル - VCN
OCIチュートリアル - インスタンス
Oracle Cloud で NVIDIA GPU を使う場合のドライバってどうなるの??
Oracle Cloud Infrastructureドキュメント
【ゼロからわかる】Teratermのインストールと使い方