インフラエンジニアそけっとさんはケーブルマニアなので、レガシー端子の変換コネクタもちゃんと持ってきいます。端子形状が違っても安心ですね。
ソフトウェア設計でも、実装ライブラリとフレームワークから求められるインターフェースがかみ合わないことは多々あります。そんな状況では普通、要求されたインターフェースを満たす実装を自分で書いて、内包した実装ライブラリの対応する機能に委譲しますね。これが Adapter パターンです。
なんのことはない普通のお仕事です。いわゆるラッパークラスです。
さてここで大事なのが、 Decorator パターンも Proxy パターンも、クラス図で書くと同じような形をしたラッパークラスに見えるという点です。いったい何が違うのか。
それは、パターンで取り扱っている解決対象の問題です。
機能は合ってるのに端子がかみ合わないものを形合わせしたいという「意図」に名前が付いているのであって、ぜんぶ新規でコードを書くなら Adapter パターン構造には意味がないよってことです。仕方なくやる手段なんだから、それを目的にしちゃダメですよ。最初から USB-C のキーボードを持ってきておけば、ゲッ○ーロボみたいな端子を作る必要はないでしょ。