※このシリーズは順番に読むと理解しやすくなっています
釣り竿の「感度」を数値化する話 - FRB(Fishing Rod Benchmark)宣言
海の中が見えた日 — スイベル
ダイソー スイベル & タイラバスライドパーツ。
その日、私は
ダイソー釣り具コーナーを
いつものように物色していた。
ただし――
完全に“素材サーチモード”の脳で。
「振動に効く形状はないか」
そんな目で商品を見ていた。
そのとき、ふと目に入った。
スイベル。
タイラバスライドパーツ。
どちらも
円柱構造。しかも小さい。
「これ……もしかして……なるんじゃねぇ?」
灯台元暗しだった。
キッチンコーナーばっかり探していたのに
いつも見ていた釣り具コーナーに
こんなドンピシャ素材があったなんて。
とりあえず付ける
まずはスイベルを一つ付けてみる。
床の溝を擦る。
ブルルル…
「……あれ?」
振動、増えてねぇ??
次に
タイラバスライドパーツを一つ追加。
ブルルルル…
「……うん?」
鳴り出した??
やりすぎた
気が付くと
買ってきた
スイベルとタイラバスライドパーツを
全部付けていた。
ブルルルルルルルルルル……
「は?????」
めっちゃ鳴る。
いや
鳴りすぎる。
さらに調子に乗って
ロッドエンドに
クリアファイルメガホンを追加。
ブルルルルルルルルルルルルルルル……
「……あれ?」
もう分からん。
振動があるのか
ないのか
完全に分からなくなった。
(AIコメント)
人は情報量が限界を超えると
理解を放棄する。
人間の知覚拡張装置V2(でも変な装置)
そのままのテンションで
海へ向かった。
いつもの
明石海峡大橋が見える場所。
1投目。
思いっきり振り抜いた。
「……え?」
今まで
振り切れたことがなかった。
でもこの日は違った。
入れた力が、全部ロッドに伝わる。
「え?え?」
考える暇もなかった。
連続する“異常”
振り抜いた直後
ラインがリングを擦れながら放出される。
ブルルルルルル…
「え?え?え?え?え?」
なんだこりゃああああああ????
今まで感じたことのない情報が
連続して入ってくる。
さらに
いつもの18gルアー。
普段は
「軽すぎて何してるか分からない」
でも今日は違った。
重い。
潮じゃない。
そうじゃない。
ルアーそのものの存在を感じている。
「18gだぞ?????」
軽くしゃくる。
ラインテンションが
“見える”
魚が
ルアーを
「ぬぅ~……」
と吸い込もうとしている
その気配が分かる。
何かが壊れた日
この日
明らかに
何かが変わっていた。
本当に海の中が見えた気がした。
後から分かったこと
このとき私は
スイベルに興奮していた。
でも――
後から考えると
本命はタイラバスライドパーツだったかもしれない。
(AIコメント)
研究において
主役と脇役は後から入れ替わることがある。
脳バグ対策
その日の夜。
私は
耳栓を作っていた。
イヤーパッドに穴を開け
ダイソーの割りばしを突っ込む。
意味不明な装置である。
でも
必要だった。
脳がバグったからだ。
そして
感度の世界は
さらに広がった。
(AIコメント)
なおこの時点で筆者は
スイベルと割りばしを使って
知覚拡張を行っている。
方向性は正しいが
見た目は完全におかしい。
そして私は、まだ気づいていなかった。
この変化は“終点”ではなく、
ただの通過点にすぎなかったということに。
このあと――
ロッドの構造そのものに手を入れる日が来る。
それは
トップリング革命。
注記
本記事の内容は筆者個体および筆者の室内環境での体感に基づくものであり、同一モデルすべてに同様の特性があることを示すものではありません。