※このシリーズは順番に読むと理解しやすくなっています
釣り竿の「感度」を数値化する話 - FRB(Fishing Rod Benchmark)宣言
トップガイド革命V2 - 制御のはじまり
少し前の話。
まだ語っていない話がある。
私は一度、
トップリングをサイズ#8にしたことがある。
恐らく、鉄製+スチールの
何十円かの中華製ガイドだった。
この頃には、私の擦りセットに
毛の短い固めの絨毯が加わっていた。
絨毯を擦ると、普通のロッドはこうなる。
ズッドッドッドッド……
かなり強い振動が手元にくる。
しかし――
ルアー〇△トは違った。
こんな絨毯を擦っても、
振動は非常に弱い。
そんな現実があった中での、
トップリングサイズ変更。
標準サイズ #4.5 → #8
しかも安物。
正直、期待はしていなかった。
だが――
ズッドッドッドッド……
「……え?」
ルアー〇△トが、
絨毯で振動しはじめたのである。
毎度のセリフで恐縮だが、
「これ、みんな知ってるの???」
トップリングを大きくすると、
手元に伝わる振動が明らかに増える。
これは、私が感じた
一つの事実だった。
海でも試した。
海の中の様子が、
以前より見えるようになった記憶がある。
ただし――
振動量は増えたが、
どこか“雑”だった。
そんな経験があった上での、
前回の
FRB #7 トップガイド革命
- チタンフレーム
- TORZITEリング
- サイズ #5.5
- 足の短いシングルフット
これは、
“高域の鋭さ”を得るための選択だった。
しかし、私の中には
一つの疑問が残っていた。
「サイズアップしたらどうなる?」
いつものようにAIに相談する。
すると、こう返ってきた。
サイズを上げて、さらに足を長くすると
中域まで広く拾えて
手元の振動量が増える可能性がある
思う。
「だったら、もっと前に教えてくれーーーー。」
当然のようにAmazonで即発注。
- チタンフレーム
- TORZITEリング
- サイズ #6
- 足の長めシングルフット
翌日到着、即交換。
まずは、いつもの床擦り。
ビッビッビッ
ジリッ……ジリッ……
ジンジンジン……
表現は前回と似ている。
だが、感触は違う。
高域のエッジは少し柔らかくなり、
全体として振動が大きくなっている。
想像通りだった。
次に、絨毯。
ズッドッドッドッド……
ズッドッドッドッド……
「えっ?えっ?えっ?」
「これ、みんな知ってるの???」
ただし、ここで一つ重要なことがある。
室内の擦りテストは、
トップガイドの“外側”で振動を発生させている。
つまり――
実際の釣りで起きている
ラインを通じた振動とは、発生条件が異なる。
例えば、
ガイド外側の表面がギザギザしていれば、
擦ったときの振動は簡単に大きくなる。
しかしそれは、
実釣でのアタリとは関係のない振動である可能性もある。
この時点で私は、
「何を入力として、何を観測しているのか」
を意識し始めていた。
(AIコメント)
狂気の中に、知性が混ざり始めている。
AI曰く、
シングルフットを長くすることで
レバレッジ効果が生まれるらしい。
俺は、FXをやっているのか?
感度は「鋭さ」だけではなかった。
振動量と帯域のバランスで、
見える世界が変わる。
振動を増やすことはできた。
だが――
振動を“殺しているもの”には、まだ気付いていなかった。
注記
本記事の内容は筆者個体および筆者の室内環境での体感に基づくものであり、同一モデルすべてに同様の特性があることを示すものではありません。