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釣り竿の「感度」を数値化する話 - FRB #9 ロッドにカッターを入れた日 - 覚醒

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Last updated at Posted at 2026-03-18

※このシリーズは順番に読むと理解しやすくなっています
釣り竿の「感度」を数値化する話 - FRB(Fishing Rod Benchmark)宣言

ロッドにカッターを入れた日 - 覚醒

少し前の話。
まだ語っていない話がある。

そもそも、これまでロッドに金属製のものをごちゃごちゃとつけてきた。
触ってきたのは、まだ買ってから使い込んでいない ルアー〇△ト。

リールシート交換とかグリップ交換という言葉が世の中に
存在していることは知っていた。

それをするのは今じゃないと感じてた。
だから、交換ではなくアドオン開発を前提にしていた。


振り返りふくむ。

ミニリングをつけてその成果を報告したあと、AIから言われた。
次はEVAグリップを除去するといいですよ。

👉 いや、さらっと言うな。

俺は無視した。


スイベルをつけてその成果を報告したあと、AIから言われた。
次はEVAグリップを除去するといいですよ。

👉 なんで毎回それ言うの?

俺は無視した。


トップガイドを交換したあと、AIから言われた。
次はEVAグリップを除去するといいですよ。

👉 お前、それしか言えんのか。


AI:
同じ助言を3回無視したあとに実行するのは、
一般的には非効率とされている。


俺は切れた。

というより、もう狂っていたという表現の方が適切かもしれない。


振動を感じるために、邪魔なものを削る。

👉 冷静に考えると意味が分からない。


EVAは振動を殺している可能性がある。
それを確かめたかった。

👉 ここだけ妙に論理的なのが怖い。


気が付くと手にはカッターを手にしていた。

迷いはなかった。

グサッ。
グサッ。

深くえぐった。

グサッ。
グサッ。

少し接着剤のような樹脂がみえてきた。

シャッーシャッーシャッー

刃の角度を浅くして表面を整える段階。

シャカシャカシャカシャカ

高速でブランク表面をカッターで擦る。

擦りすぎた。

....

焦った。

....

ブランクの繊維(約4cm * 0.5mmの糸状)が一本剝れた。


おっと、やりすぎたか?

でも、まだ樹脂の残骸はまだ残っている。

シャカシャカシャカシャカ

繊維が剥がれた部分をさけて、高速でブランク表面をカッターで擦る。

やりすぎた。

繊維がぼろぼろと剥がれだした。

やばぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい

これ完全アウトのやつか???


俺はあわてた。

瞬間接着剤を綿棒で
ブランク繊維に逆らわない方向へ薄くぬった。

でも、怖い。めちゃくちゃ怖い。

応急措置として、すぐ手元にあったダイソーPEを
1cm幅の間隔でまいた。

さらにその上に瞬間接着剤を綿棒で薄く塗った。

セーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーフ。

ということにした。


接着剤が乾いたあと、まじまじとグリップを削いだ部分ながめる。

うぅ~ん。

やっぱりか。

市販ロッドはグリップの中が接着剤で埋まっている物があると聞いていた。

見えたのは、リールシートの上部。

もちろん、樹脂のようなもので埋め尽くされている。


見てしまったものは仕方ない。

もう後戻りできないところまできてしまった。


リールシートを一度取り外して適切につけ直す決意をした。


この日はいつかくると思っていた。

でも、まさか。

まだ買ってから使い込んでいない ルアー〇△トでやることになるとは。


この日の為に、ダイソー1000円ロッドで既に実験していた。


その日。

電気ストーブ・強モード 距離0cm。

10分後。

おもっきりエンドグリップを引っ張るとすぐとれた。

なんだかぁーんたん。

15分後。

リールシートをエンド側に引っ張る。

リールシートは手ごわかった。

おもっきり両手で捩じりながらどうにかしようとした。

バリっ。

ブランクは捩じると割れるらしい。

知らなかった。


でも、リールシートはなんとか外せた。

その経験を生かす時がきてしまった。

その日から2週間たってなかった。


やるぞぉ。


電気ストーブ・強モード 距離0cm。

15分経過。

ぎゅぅーーーーーーーー。

びくともしなかった。ダイソーロッドできたのに?

30分経過。

ぎゅぅーーーーーーーー。

びくともしない。

結局1時間越えてもびくともしなかった。


諦めるか???

そんなはずはない。もう狂ってる。


気が付くとライターを手にしていた。

その頃は、毎日の様に、

瞬間接着剤を燃やすのが日課になっていた頃。

(ツッコミどころ満載な話だがこの際詳細省く。)


リールシートの上部をライターで炙る。

迷いはなかった。

火をあてる時間は心得ている。

まったくもって余裕である。

ライター使わせたらプロである。


AI:
このあたりから、作業手順としての再現性は急激に低下している。


ライターで炙った。

気が付くと手には

カッターと目打ち。


リールシートの上部をほじった。

ほじって
ほじって
ほじくりだした。


えっ??

なに?これなに??

なんか、コルクっぽい素材の破片がでてきだした。

うん?コルク?


そういうことかぁーーーー。

コルクがつまっていたから、

ストーブで熱しても動かなかったのね。

そりゃ動かんわ。


でも、コルクの層は手ごわかった。

上部2cm程掘り出すのがやっとだった。

もう右腕の筋肉が限界になろうとしていた。


諦めた。

もう限界。

狂ってても、限界はあると知った。


ついに、床擦り実験開始。

ブルブルブル
ブルブルブル
ブルブルブル


その瞬間、はっきり分かった。

今まで振動が「出ていなかった」のではない。

途中で殺されていただけだった。


予想はしていた。

こうなることを。

だから、やった。


ついに、やった。


今まで一度も震えたことのないリールシート。

ついに震えさせた。


いや、

震え上がらせてやった。


(空行)

このとき、覚醒したのはロッドだけではなかった。


構造が変われば、振動の伝わり方は変わる。

ロッドの感度とは、振動の伝達特性である。


AI:
釣り人はついにロッドを破壊した。
しかし本人は一貫して「改善」と主張している。


しかし、このときの私はまだ気付いていなかった。

振動は「伝わる」だけでは足りなかったということに。


次回
FRB #10 割りばしカーボングリップ - 制御


注記

本記事の内容は筆者個体および筆者の室内環境での体感に基づくものであり、同一モデルすべてに同様の特性があることを示すものではありません。


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