概要
この文章は下記の記事のパロディです。
タイトルの主語が大きいですが概ねタイトルの趣旨からズレないように頑張るつもりではあります。
つまり、極力「釣り」ではなく「ひろゆき」風にいうと「私の感想です」ということです。
こういったパロディ記事はその時代でのトレンディを物語るのでトレンドが過ぎ去った6ヶ月後くらいに記事を見直して「そういや、そういう時代があったな!」と過去の自分を振り返られるようにするために記事として残すことにしました。
どの記事も部分的に正しいだろうし、間違っているかもしれない。
ただ、このことに気づくともっとQiitaを効率的に利用できるのではないかという提案を提示します。
Qiitaへのアウトプットで得られるメリット
プログラマがQiitaに記事を投稿する理由は人それぞれだと思いますが、大体は次のような理由からだと想定しています。
- 実装でハマった時の知見の共有
- 自分なりのライフハックを残すため
- 普段の業務や勉強に対するアウトプットのため
- 承認欲求のため
- 自分の知識を元に他人と議論したいから
有名になりたいから
私の場合は1, 3, 4 がメインとなります。
1と2 に関してはQiitaのキャッチフレーズにもなっているくらいですしね。
特に4の点に関してはQiitaはとても素晴らしいですがそれはまた後述します。
ちょっと昔に「ポータブルスキル」という会社に依存しないスキルを獲得する事が今後生き残る戦略だ!みたいなトレンドで「ポータブルスキル」という言葉が流行ったような記憶があります。
Qiitaへのアウトプットとして記事を投稿していると、それは会社に依存せずにあなた自身の「信用」に繋がります。この「信用」を持ち運びできるようになると考えるとエンジニアの集客を頑張ってくれるQiitaの存在はとても大きいと私は思っています。多分、今有名なエンジニアの方でQiitaでの記事の投稿がきっかけで有名になったという人は多い気がします(私の勘違いかもしれませんが)。
またQiitaには昔よりシステムはイマイチになったらしい「いいね」システムがありますが、
この「いいね」システムはなかなかいい感じに承認欲求を満たしてくれています。
「いいね」の数が多いほど自分が認められている感じがするんですね。
それで、もっと評価されたいためにさらにいい記事を投稿するようになるのでモチベーション維持のシステムとしてはかなり優れてる。
昔Wordpressとかはてなブックマークでも3ヶ月も記事を書き続ける事が出来なかった私ですら今だに記事を書き続けられています。
最もこの「いいね」システムをビジネスに応用してブランディングされて
トレンド記事にノイズが入ってくるといった弊害があるのが最近の悩みどころですよね。
まあ、そういったノイズを言い出すと他のサービスも多かれ少なかれ良い所・悪い所があるはずなのでQiitaらしいかというのが私の思っている事です。
エンジニアが情報発信した方が良い理由
- 自分の知見を共有することにより信用の前払いが可能になる
- 自分の情報を共有することによりその分野の情報が逆に集まりやすくなる
- 自分の知識の評価を他者を経由することにより正当性が高まる
実は1と2はほぼセットみたいな効果があるが、エンジニアにとっての最高の情報収集は実は情報発信する事だったりする。自分の興味のある分野についての情報を集めたい場合には先に自分から情報をネットで共有するのである。
ほとんどの場合、本当に重要な情報というのはネットでは見つからないのである。
すると勉強会や仕事の時に思いも寄らないタイミングで「自分」を知っている人と繋がるのである。いわば、ブログで発信している記事が自分の「名刺」代わりになり得るのである。知らない間に「信用」が溜まっていくのである。
これを「信用の前払い」という。
因みにこのテクニックの先駆者は参考文献の本に書かれている内容だ。(私が勝手に名付けているわけではない)
コンテンツを無料で配布すると、人々はまずお金を使わずにあなたの作るコンテンツにどれくらいの価値があるかを見るチャンスを獲得する。あなたは何かを売ろうなどと思っていないかもしれないが、売る計画がある場合でも、あなたが提供している無料コンテンツの品質が高いことを人々が知っていれば、他ならぬあなたが売っているものだから買おうという気持ちになりやすくなる。彼らは無料コンテンツに感謝の気持ちまで持っているので、いずれあなたが作った製品を支援してお返ししたいと思っている場合さえある - (Soft Skill 他人のために価値を生み出せ!)
最も既にブログやツイッター、勉強会やカンファレンスなどで十分に情報発信している有名人はこの旨みを体感している。
本人達が自覚しているかは別の話しであるが。
因みに私が本気で情報発信しようと思い立った理由は3番の理由である。
自分の主張に正当性を担保させたいがためにQiitaに記事を投稿したいと思うようになった。
というのも最近の仕事の業務にコードレビューが当然のように組み込まれていてレビューをしたり受けたりする時に
本当に自分の主張がエンジニアリング的に正しいのか分からなくなる時が多くなったのである。
コードレビューについては今回の趣旨とは違うのでまた改めて別の機会に自分なりの考えを述べたいと思う。
自分の正当性を担保させる、いわば自信をつけたい場合にはQiita のシステムは非常に優れていると思っている。
Qiitaで投げ銭機能が実装されたら質の高い記事がもっと増えるのかについての考察
こちらは結論から言うと質の高い記事は増えないと思う。
と言うのも技術記事では基本的にまとまった金銭を稼ぐことができないからそれ相当のモチベーションに繋がらない。
「投げ銭」は気持ちの良い言い方だけど、これは使い方によっては「情報商材」とか「アフィリエイト」としても使えてしまうからである。
(私の勝手な想像であるけど、ほとんどのエンジニアって嫌悪なイメージでしかない。)
さらにはビジネス相手がコスパを重視するエンジニアなのでどんなにいい記事があってもその記事の続きが「300円」と提示されたら課金しようとは思わないはずである。
「あり」だと思うのははてなブログみたいに「Pro」を購入した人だけ広告を貼れる権利を付与させる事くらいかな。
Qiita以外のプラットフォームではダメなのか
考えられるプラットフォームでは
- Wordpress
- note
- medium
- はてな
などがあります。
Wordpressでもいいと思いますが、モチベーションをいかに維持できるかでしょうね。
というのも趣味として記事を書くのは出来ますがそれを6ヶ月や1年と長期ベースでブログをメンテナンスするのは非常に大変です。
Wordpressだとデザインをカスタマイズできる分こだわりのあるエンジニアであればデザイン面で非常に苦労する仕様だったりする。
noteはやり方としてもプラットフォームとしても稼ぐことをメインにしたプラットフォームなので「あり」だと思っています。
ただ、集客面で全く機能してくれません。ツイッターで集客できる人はありでしょう。
またエンジニアを相手にビジネスする場合には彼らはとことんコストパフォーマンスを重視します。
そんな彼らを相手に課金させるほどの記事を投稿できるか、ここが非常にマネタイズの難しい部分である。
Mediumは元々が海外産なのである意味Qiitaよりもプラットフォーム的にはエンジニアに適している。
ただ、海外の人に読ませる記事となると英語になるので日本語で情報発信をするのならやはりQiitaの方が発信しやすい。
モバイル系のエンジニアは私の観察範囲だとQiitaとはてなを並行して使い分けている方が多いですね。
Qiitaである程度記事が集まったらはてなに誘導させるのが一番ではないでしょうか。
となると、やっぱりQiitaは外せないんですよ。
それでもQiitaは嫌だという方は気にせずお好きなプラットフォームで記事を書けばいいのではないかな。
誰にも読まれない、というストレスさえ克服すれば割と情報発信を続けられるはずである。
最後に私の好きな名言を残して今回の記事を終わろうかなと思います。
Strive not to be a success, but rather to be of value. - Albert Einstein
(成功した人ではなく、価値を生み出す人になるよう努力せよ - アインシュタイン)