前提
外出規制のため家でプログラミングの勉強している人も多いはず。
勉強した内容をそのまま放置しないでください!
せっかく作成したプロジェクトを管理をすることも学んでいただきたいです。
新しくWeb開発を初めているという人も多くいるらしいので、改めてGitの使い方を「凄く」簡単にお伝えできればと思います。
注:パスワードが書かれているファイルは絶対にGitHubにプッシュしないでください!
概要
- Gitとは
- GitHubへのユーザー登録
- Gitをインストール
- Gitの初期設定
- Gitでの管理を始める
- Gitに変更を登録する
Gitとは
そもそもGitって何??
一言でお伝えするなら「バージョン管理ツール」です。
開発をしているときに、「あれ?この部分の元々のコードってどんな感じだったっけ??」って思うことありませんか?
私は物忘れが激しいので前日に自分がどんなコードを書いてたかも覚えてないレベルです。
そんな私でもWeb開発を仕事にできるのはGitがあるおかげです。
今までのコードの修正履歴は全部「Git」が覚えといてくれます。
また、「あーーー!間違えて必要なファイルを消しちゃった!!!」ってことありませんか?
これも大丈夫です。全部Gitに保存されているので、消しちゃったファイルもすぐに元通りになります。
と、ここまで聞いて「めちゃくちゃ便利じゃん!すぐに使おう!」ってなってくれたら幸いです。
使い方はこれから説明していきます。
GitHubとは
フリーで使用することもできるソースを保存するためのクラウド環境になります。
インターネット上にソースを保存することができるので、ファイルが無くなったとしても簡単に復元することができます。
Gitは、この「GitHub」に保存するためのツールと思ってください。
GitHubのユーザー登録
まずはGitを使ってコードを保存する場所への会員登録を行ってください。
今回はGitHubを使って説明したいと思います。
https://github.com/
こちらのサイトの右上にある「Sign up」からアカウントを作成してください。
Gitをインストールする
Gitをパソコンにインストールします。
https://git-scm.com/
こちらのサイトからインストーラーをダウンロードしてパソコンにインストールを行ってください。
インストールの設定は全部、初期値のままで進めてください。
(MacOSを使用されてる方は初めからインストールされているかと思います。)
MacOSの方は「Terminal」を、Windowsの方は新規インストールされた「Git Bash」を起動してください。
Gitの初期設定
Gitの初期設定をします。
先ほど起動した画面で下のコマンドを入力してください。
※ [USERNAME]、[git@sample.com]の部分は自分の名前やメールアドレスに変更してください
git config --global user.name "USERNAME"
git config --global user.email git@sample.com
Gitで管理を始める
作成したプロジェクトをGitで管理するようにします。
まずはプロジェクトがあるフォルダまでコマンドを使って移動します。
「cd」コマンドを使うことでプロジェクトのある移動することができます。
例えばWindowsでDドライブの「dev/sample1」にある場合は下のコマンドのようになります。
cd D:/dev/sample1
コマンドの使い方は「Linuxコマンド cd」などで検索すると細かく説明しているサイトがたくさん出てきます。
移動ができたら下のコマンドを入力してください。
git init
「.git」フォルダができていれば完成です。
あなたの作成したプロジェクトがGitによって管理されました!
Gitに変更を登録する
次は今のファイルの状態をGitに教えてあげる必要があります。
GitHubへソースをアップロードするためには以下の手順を行う必要があります。
- ファイルをステージングエリアへ移動
- ローカルリポジトリにプッシュ
- リモートリポジトリにプッシュ
1つずつ説明します。
ファイルをステージングエリアへ移動
ステージングエリアってなに???となると思います。
ローカルリポジトリに保存するための控室のようなものと思ってください
本番舞台に行くためには、一度変更したファイルを控室に移動する必要があります。
git add [ファイル名]
もしくは
git add .
と入力してください。
[ファイル名]を選択すれば1ファイルだけを控室へ移動することができます。
[.]とした場合はフォルダ内の全てを控室へ移動することになります。
ローカルリポジトリにプッシュ
ローカルリポジトリとは「自分のパソコン内だけで確認できる変更履歴」のように考えてください。
先程登録してもらった「GitHub」に保存する前に、パソコンの中に変更を保存します。
git commit -m "first commit"
"first commit"は今回の修正内容をコメントで残すことができます。
わかりやすくなるように適宜変更してください。
これでローカルリポジトリへのコミット完了です!
リモートリポジトリにプッシュ
いよいよGitHubへの修正内容を保存していきます。
GitHubの保存場所のことをリモートリポジトリと呼びます。
まずはブラウザからGitHubを開いてください。
- 画面中央にある「Start a project」をクリック
- 「Repository name」を入力
- 非公開にしたい場合は「Private」をクリック
- 「Create repository」をクリック
これでGitHubにあなたのためのプロジェクト保管場所ができました。
そうすると画面中央に
git remote add origin https://github.com/[user name]/[repository name].git
git push -u origin master
と表示されているかと思います。
こちらをコピペしておいてください。
以下、コマンドの説明です。
git remote add origin https://github.com/[user name]/[repository name].git
ローカルリポジトリとリモートリポジトリを「origin」という名前で紐付けてあげるコマンドです。
GitHubではoriginをという名前で紐付ける必要があると覚えといてください。
git push -u origin master
ローカルリポジトリにプッシュした内容をリモートリポジトリにプッシュします。
これらのコマンドをGitBash(Terminal)で入力したら、GitHubへの登録が完了です!
ブラウザをリロードするとあなたの作成したプロジェクトのソースが確認できるかと思います。
お疲れさまでした!
追記
Gitでまず覚えるべきコマンド一覧を作成しました。
https://qiita.com/tama0571046/items/08ff4665c7d99d59704d
Gitに興味が持てたらコチラも見てみてください!