業務委託として参画し、まもなく3年半を迎える曽我部です。
GLOPLA 事業開発室でフロントエンドを中心に担当しています。
ここまで長く関わる中で、チームの文化や成長、そして古株として感じ始めた課題がいくつか見えてきました。
今回は、それらを整理しながら “これからのチームビルディング” について書いてみたいと思います。
1. 古株が体現してきたチーム文化
GLOPLA の Dev チームには、強い当事者意識を持ち、能動的に動けるメンバーが多く揃っています。
誰かが手を挙げるのを待つのではなく、必要な仕事を自ら拾いにいく。
いわば「良い意味で仕事を奪い合う」ような空気があり、それがチームの推進力になっています。
さらに、新しい技術への吸収力とフットワークの軽さも特徴です。
AI開発ツールなども積極的に取り入れていく風土があり、挑戦する姿勢が自然と根づいています。
古株である自分も、この文化の中で育てられてきたと感じています。
2. 古株が抱えるオンボーディングのジレンマ
最近ふと感じたのが、「古株ほどオンボーディングが下手になっているのでは?」というジレンマです。
というのも、参画した当時の“躓きポイント”を徐々に忘れてしまい、
ニューカマーがどこで困るのか、直感的に想像しづらくなっている自分に気づいたからです。
参画して半年〜1年頃の自分は、鮮明に記憶が残っていたため、
困りごとに寄り添ったオンボーディングがもっとできていた気がします。
だからこそ今は、「初心に立ち返る」という意識を取り戻すことが必要だと感じています。
3. 業務プロセスの積み上げと、ニューカマーが受け止める負荷
もうひとつの課題は、業務プロセスの“積み上げの歴史”です。
古株の自分たちは、日々の改善や必要性から少しずつプロセスを作りあげてきました。
しかしニューカマーは、その積み上がったプロセスを 一気に受け止めなければならない 状況にあります。
これは単純に負荷が大きいし、場合によっては本質ではないところで迷わせてしまう原因にもなります。
だからこそ、半年に一度など、定期的に業務プロセスの棚卸しを行い、
「今も本当に必要か?」「もっと薄くできないか?」を見直す時間が必要だと思っています。
4. “強く聡い仲間を育てる”ために古株ができること
自分はここ1年半ほど、ふぐさんチーム🐡に所属しています。
メンバーがQごとに少しずつ入れ替わる中で、長く同じチームにいることで、
送り出す側としてメンバーを見送る機会が増えました。
その中で自然と芽生えてきた感情があります。
「ふぐさんチームから来た人は強い」と思ってもらいたい。
この気持ちは、自分にとってひとつの指針になっています。
呪術廻戦の五条悟の言葉を借りるならば、
「強く聡い仲間を育てる」 というイメージがしっくりきます。
そのためには、
- 手を挙げすぎず、機会を譲る
- 黙って見守る勇気を持つ
- 任せるタスクは丸っと任せる
- 古株としての経験を言語化し、伝える
といった“引き算のリーダーシップ”も必要だと感じています。
5. これからのGLOPLA Devチームに期待すること
自分が参画した当初は1チームだった組織が、今では6チームにまで拡大しました。
この成長の中で、強いメンバーがしっかりと定着してくれている実感がありますし、
それがGLOPLA Devチームの強固さを支えています。
これからも組織は少しずつ変わっていくはずです。
だからこそ、ただ開発を進めるだけではなく、
チームそのものをどう育てていくか を全員で考え続けていくことが大切だと思っています。
自分も古株として、引き続きチームビルディングに主体的に関わりながら、
「強く聡い仲間」を増やしていけるように動いていきたいと思います。