はじめに
3000円のお小遣いを使い、claudecodeでアプリ開発を進めているものです。
なんとなく自分の指示に自信がなくなってきたり、mvp開発を終えてこれからリリースするけど大丈夫かな?って時に
今回このossに出会ってちょっと感動したのでシェアハピします。
初心者にも分かりやすい方法で本記事では投稿するので、上級者の方は こちらの詳細版をご確認ください。
SuperClaudeとは?
SuperClaudeは、Claude Codeをより強力にするための設定フレームワークです。専門的なコマンド、認知ペルソナ、開発方法論を使って、開発作業を効率化します。
インストール方法
前提条件
- Bash バージョン 3以上
- Git
- Claude Code
- 約50MBの空き容量
基本インストール
# GitHubからクローン
git clone https://github.com/NomenAK/SuperClaude.git
cd SuperClaude
# 基本インストール(デフォルト: ~/.claude/)
./install.sh
# 高度なオプション
./install.sh --dir /opt/claude # カスタムディレクトリにインストール
./install.sh --update # 既存のインストールを更新
./install.sh --dry-run --verbose # インストールのプレビュー
⚠️ 重要な注意事項
SuperClaudeにはMCPサーバーは含まれていません。MCPフラグ(--c7、--seq、--magic、--pup)を使用するには、Claude CodeのMCP設定で別途インストールする必要があります。
🚀 クイックスタート(はじめての方向け)
最初に試すべきコマンド
# 1. プロジェクトのコンテキストを読み込む
/load
# 2. コードを分析してみる
/analyze --code --think
# 3. アーキテクチャ分析を専門家モードで
/analyze --architecture --persona-architect
基本的なワークフロー例
# APIの設計から実装まで
/design --api --ddd # アーキテクチャ設計
/build --feature --tdd # 実装
/test --coverage --e2e # 品質保証
/deploy --env staging --plan # デプロイ計画
主要コマンド一覧
1. 設計・計画系コマンド
/design - システム設計
/design --api --ddd --persona-architect
- 何をするの?:システムの設計図を作成します
- いつ使う?:新しい機能やシステムを作る前
-
例:
/design ユーザー認証システム --api --visual
/estimate - 見積もり作成
/estimate --detailed --complexity --risk
- 何をするの?:作業の見積もりとリスク評価を行います
- いつ使う?:プロジェクトの計画段階
-
例:
/estimate --agile --story-points(アジャイル開発用)
2. 開発・実装系コマンド
/build - コード構築
/build --react --magic --tdd
- 何をするの?:実際のコードを生成・構築します
- いつ使う?:実装フェーズ
-
主なフラグ:
-
--react:Reactコンポーネントを作成 -
--magic:AIコンポーネントを使用 -
--tdd:テスト駆動開発
-
/improve - コード改善
/improve --performance --iterate
- 何をするの?:既存コードの最適化を行います
- いつ使う?:パフォーマンスを改善したいとき
3. テスト・品質管理系コマンド
/test - テスト実行
/test --coverage --e2e --pup
- 何をするの?:様々なテスト戦略を実行します
-
主なフラグ:
-
--coverage:カバレッジ測定 -
--e2e:エンドツーエンドテスト -
--pup:ブラウザ自動化テスト
-
/review - コードレビュー
/review --quality --evidence --persona-qa
- 何をするの?:AIによるコードレビューを実行
- いつ使う?:コードの品質をチェックしたいとき
4. 分析・調査系コマンド
/analyze - システム分析
/analyze --architecture --seq
- 何をするの?:システムアーキテクチャの分析を行います
- いつ使う?:既存システムを理解したいとき
/troubleshoot - 問題解決
/troubleshoot --prod --five-whys
- 何をするの?:問題の原因究明と解決策を提案
- いつ使う?:バグや障害が発生したとき
5. セキュリティ・運用系コマンド
/scan - セキュリティスキャン
/scan --security --owasp --deps
- 何をするの?:セキュリティ監査とコンプライアンスチェック
- いつ使う?:セキュリティを確認したいとき
-
例:
/scan --compliance --gdpr --strict(GDPR準拠チェック)
/deploy - デプロイ計画
/deploy --env prod --plan
- 何をするの?:安全なデプロイメントとロールバック機能
- いつ使う?:本番環境へのリリース時
-
例:
/deploy --rollback --env prod(緊急ロールバック)
6. ドキュメント系コマンド
/explain - 説明生成
/explain --depth expert --visual --seq
- 何をするの?:包括的な説明とドキュメントを生成
- いつ使う?:コードや機能の説明が必要なとき
/document - ドキュメント作成
/document --api --interactive --examples
- 何をするの?:複数形式のプロフェッショナルなドキュメント作成
- いつ使う?:API仕様書やユーザーガイドが必要なとき
7. プロジェクト管理系コマンド
/load - プロジェクト読み込み
/load --depth deep --patterns --seq
- 何をするの?:プロジェクトコンテキストの読み込みと分析
- いつ使う?:プロジェクトの全体像を把握したいとき
/task - タスク管理
/task:create "OAuth 2.0認証システムの実装"
/task:status oauth-task-id
/task:resume oauth-task-id
- 何をするの?:複雑な機能をセッション間で管理し、自動分解と復旧を行います
- いつ使う?:長期的なタスクを管理するとき
8. データベース・移行系コマンド
/migrate - マイグレーション
/migrate --database --backup --validate
- 何をするの?:安全なマイグレーションとロールバック機能
- いつ使う?:データベースやコードの移行時
9. クリーンアップ系コマンド
/cleanup - クリーンアップ
/cleanup --all --validate
- 何をするの?:安全性検証付きのプロフェッショナルなクリーンアップ
- いつ使う?:プロジェクトの整理整頓
9つの認知ペルソナ(専門家モード)
SuperClaudeには9つの認知ペルソナが組み込まれており、すべてのコマンドでフラグとして利用できます:
-
--persona-architect- システム設計の専門家 -
--persona-frontend- フロントエンド開発の専門家 -
--persona-backend- バックエンド開発の専門家 -
--persona-security- セキュリティの専門家 -
--persona-qa- 品質保証の専門家 -
--persona-devops- DevOpsの専門家 -
--persona-data- データ分析の専門家 -
--persona-ux- UX/UIデザインの専門家 -
--persona-manager- プロジェクト管理の専門家
使用例
# セキュリティ専門家モードでコードレビュー
/review --persona-security --owasp
# フロントエンド専門家モードでReactコンポーネント作成
/build --persona-frontend --react --magic
便利なフラグ(オプション)
汎用フラグ
-
--uc- UltraCompressedモード(トークン70%削減) -
--dry-run- 実行前の確認(安全) -
--validate- 検証モード -
--plan- 実行計画を表示 -
--verbose- 詳細な出力
特殊フラグ
-
--c7- ライブラリのドキュメント検索 -
--seq- 順序立てた論理的思考 -
--magic- AIコンポーネント使用 -
--pup- ブラウザ自動化
実践的な使用例
新機能の開発フロー
# 1. 設計
/design OAuth認証システム --api --ddd --persona-architect
# 2. 実装
/build --fullstack --tdd --magic
# 3. テスト
/test --coverage --e2e --pup
# 4. デプロイ
/deploy --env staging --validate
セキュリティ監査フロー
# 1. セキュリティスキャン
/scan --security --owasp --deps --persona-security
# 2. 脆弱性分析
/analyze --security --forensic --seq
# 3. 改善提案
/improve --security --validate --strict
# 4. セキュリティテスト
/test --security
💡 初心者向けのコツ
1. 最初に覚えるべきコマンド
-
/load- プロジェクトを理解する -
/design- 設計から始める -
/build- 実装する -
/test- テストする -
/review- レビューする
2. 安全に使うために
- 重要な操作には必ず
--dry-runを付ける -
--validateで検証してから実行 -
--ucでトークンを節約 - エラーが出たら
/troubleshoot --introspectで原因調査
3. ペルソナを活用する
- 専門的なタスクには適切なペルソナを選ぶ
- 複数のペルソナを組み合わせて使う
- 迷ったら
--seqで論理的思考を追加
4. 効率的な開発フロー
# 朝一番のルーティン
/load # プロジェクトコンテキスト読み込み
/analyze --code --think # 現状分析
# 新機能開発
/design --api --ddd --persona-architect # 設計
/estimate --detailed --seq # 見積もり
/build --api --tdd --persona-backend # 実装
# 品質チェック
/test --coverage --e2e # テスト
/scan --security --owasp # セキュリティ
/review --quality --evidence # レビュー
トラブルシューティング
よくある問題
-
コマンドが動かない
- スペルミスをチェック
- 必要な引数があるか確認
- フラグの組み合わせが正しいか確認
-
エラーが出る
-
--validateで事前チェック -
--dry-runで安全に確認 - エラーメッセージを読んで対処
-
-
どのコマンドを使えばいいか分からない
- 目的に応じてペルソナを選ぶ
- 設計→実装→テスト→デプロイの流れを意識
まとめ
SuperClaudeは強力な開発支援ツールです。最初は基本的なコマンドから始めて、徐々に高度な機能を使いこなしていきましょう。ペルソナとフラグを適切に組み合わせることで、プロフェッショナルな開発作業を効率的に進めることができます。
困ったときは:
-
--dry-runで安全確認 -
--validateで検証 - 適切なペルソナを選択
-
--ucでトークン節約
頑張って使いこなしてください!🌟