これは ZOZO Advent Calendar 2025 カレンダー Vol.3 の 13日目の記事です
はじめに
今回は、自分がエンジニアとして新しい技術を身につける時や、知識の定着をしたいときに欠かさず行っている「手書きノート」の習慣について紹介します。
エンジニアの学習メモといえば、Notion などのツールで整理する人が多いと思います。
ただ、自分の場合はデジタルにまとめても内容を忘れてしまうことが多く、読み返す習慣も続きませんでした。
そこで数年前から、「覚えたいこと」「曖昧なままにしたくない概念」は、一度ノートに手書きでまとめて自分の言葉に置き換えるようにしました。
時間はかかりますが、自分の言葉で整理することで、知識が定着しやすくなったと感じているので、「自分には合っている」と思い、この方法を実践しています。
※ 最初にお伝えしておきますが、時間もかかるので推奨はしません!
本記事では、その“手書きメモ学習”がどんなものなのか、実際のノートとあわせて紹介していきます。
どういう感じでまとめているのか?
実際にまとめたノートを見てもらった方が早いと思うので、実際のノート内容を掲載します。
上記ノートは全てDB関連で「自分の理解を深めたかったこと」を、「自分の言葉でノートにまとめた」実際のノートの抜粋です。
DB以外にも、アーキテクチャ関連の話は自分の中で情報をそのままインプットして理解するのが難しいと感じているので、一回ノートに書き起こして整理してから理解するようにしています。
ノートにまとめるタイミング
まとめる時間というと、先日書いたブログ:子育てエンジニアが“継続的な学び”を確立するまでの話でも書いた通り、普段から “細切れ時間” を活用して勉強しています。
そのため、時間ができたときに気になった技術や曖昧な概念をノートに落とし込む、というスタイルで続けています。(仕事中に気になることが出てきた場合は、昼休みなどの時間を使ってまとめることもあります)
ノートに書くときに意識することは以下3点です。
- 綺麗に書かなくてもOK、時間はなるべくかけない!自分が理解できるレベルの言葉に噛み砕いて書く
- 後で書き込めるように余白を(なるべく)残す
- 図を書く。自分が後で見返してもわかるようにする。
本音を言えば、これらが Notion や Miro のようなアプリで表現できればもっと効率的かもしれません。ただ、少なくとも自分の場合は、「自分の手で書く」という動作そのものが記憶定着に最も効いている
という実感があるため、今もこの手書きスタイルを続けています。
ノート活用法
まとめたノートは、書いて終わりではなく高頻度で読み返しています。
ノートに書く内容の多くは、もともと「自分の理解が浅い部分」なので、ふとした時間にパラッと見返して、ちゃんと知識が定着しているかを確認するようにしています。
特に、移動時間や作業の合間など、少し手が空いた瞬間にノートを開くことで、
“学んだはずなのに忘れていた”
といったミスも減り、理解の再強化にもつながっています。
まとめ
ここまで、自分が技術を理解するときに実践している「手書きノート」の使い方について紹介してきました。
この方法は時間もかかるし、効率的とは言えないかもしれません。ただ、少なくとも自分にとっては、
- 曖昧な概念が整理される
- 自分の言葉で説明できるレベルまで落とし込める
- 一度理解した内容を忘れにくくなる
といったメリットを感じており、学びを“続ける”ための大きな支えになっています。
もちろん、手書きノートが誰にでも合うとは思っていません。
でも、もし「情報をインプットしても頭に残らない」「抽象的な概念につまずきがち」という悩みがあるなら、一度“書きながら整理する”というアナログな方法も試してみる価値はあるかもしれません。
大事なのは、ノートをきれいにまとめることではなく、自分の言葉で理解し、自分が後で思い出せる形にすること。
形にこだわらず、自分なりの“オリジナルの学び方”を今後も模索していきます。




