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Azure ADで IBM Cloudポータルにシングルサインオンする

Last updated at Posted at 2024-02-05

はじめに

IBM CloudのApp IDは、IBM CloudポータルのIdPになることが可能であり、かつSAMLのSPになることができます。本記事ではAzure ADのIdPを用いてIBM Cloudのポータルの認証を行います。

※AWSの連携についてはこちら
Qiita:AWS IAM Identity Center で IBM Cloudポータルにシングルサインオンする

事前準備

  • Azure
    • ログインユーザーアカウント
  • IBM Cloud
    • App ID インスタンス

手順

Azure上での作業

アプリケーションの作成

Microsoft Entra 管理センターにアクセスします。
左メニューの「エンタープライズアプリケーション」をクリック、「新しいアプリケーション」をクリックします。
image.png

独自のアプリケーションの作成」をクリックします。
image.png

任意のアプリケーション名を入力し、「作成」をクリックします。

ログインユーザーの設定

ユーザーとグループの割り当て」をクリックします。
image.png

ユーザーまたは負ループの追加」より対象ユーザーを追加します。
image.png

アプリケーションの設定

作成したアプリケーションの詳細画面で「シングルサインオンの設定」をクリックします。
image.png

シングルサインオンの画面で「SAML」をクリックします。
image.png

以下のように必須項目の情報を提供する必要があります。
image.png

「(後述)App IDのメタデータの取得」で取得したメタデータを「メタデータファイルをアップロードする」よりアップロードし、「保存」をクリックします。
image.png

IdPの情報を取得

IdPの情報を取得します。(App IDで使用します)
image.png

IBM Cloud上での作業

SAML2.0の有効化

作成したApp ID詳細画面の「Manage Authentication」をクリックし、「SAML2.0 Federation」のスイッチを有効化します。
image.png

App IDのメタデータの取得

作成したApp ID詳細画面の「Identity Providers」→「SAML2.0 Federation」をクリック、「Download SAMLmetadata file」をクリックしてxmlファイルを取得します。

App IDにAzure ADを設定

(前述)「IdPの情報を取得」で取得したIdPの情報を以下のように入力し、「Save」をクリックします。

  • Entity ID:Microsoft Entra 識別子をコピー
  • Sign in URL:ログイン URL をコピー
  • Primary certificate:ダウンロードした証明書(Base64)のcerファイルの中身をコピー
    image.png

以上の手順が完了していると、App IDの「テスト」から、以下のように成功します。
image.png

IdPを設定

Default IdP URL」はログイン時に使用するURLです。必要に応じて編集します。
Manage」→「Access(IAM)」→「Identity Providers」をクリックします。
image.png

未作成の場合は「Create」、作成済の場合は右の「︙」より以下のように編集し「Update」をクリックします。
image.png
image.png

以上で設定が完了です。

ログインテスト

(前述)IdPを設定で確認した「Default IdP URL」へアクセスすると以下の画面が表示されます。
「Login with azure」をクリックします。

Azureのログイン画面が表示され、無事IBM Cloudポータルが表示されました!

image.png

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