vMotionの特徴
- 稼働中の仮想マシンを停止せずに、別の物理サーバーに移行させる機能
→計画的なサーバー停止(メンテナンス等)に対応する機能 - 設定対象:仮想マシン単位
- ダウンタイム:ゼロ
vSphere HAの特徴
- 物理サーバーで障害があった時に、自動的に別の物理サーバーで稼働させる機能
→非計画的な障害に対して、可用性を確保する機能 - 障害が発生し、別の物理サーバーで起動するまでに数分時間がかかる(=数分サービスが停止)
- 物理マシンに障害が発生した際に、クラスタ内の別ホスト(別の物理マシン)に仮想マシンが移動します(※再起動発生)!(安全地帯へ避難)
- 設定対象:クラスタ単位
- ダウンタイム:数分
vSphere FTの特徴
- HAに対して、FTは障害が発生してもサービスの停止をさせずに、別の物理サーバーで稼働させる機能
→クラスタ機能を利用して実現(※後述) - FTを有効にすると、稼働中の仮想マシンがプライマリ、と別の物理サーバーのセカンダリに分けられる
- クラスタ内の別の物理マシンに、仮想マシンンのセカンダリ(常に同期)を作成し、障害時にはセカンダリに切り替える(影分身の術)
- 設定対象:仮想マシン単位
- ダウンタイム:ゼロ
クラスタとは
-
複数の物理サーバーを論理的にまとめたもの
→10台の物理マシンを1台として扱う!など - クラスタ内でのリソースの共有が可能
→リソースが足りない物理サーバーに、リソースが余っている物理サーバーが力を貸す!(チームプレイですね)
おわりに
提供するサービスによって、使う機能を検討しましょう!
似ているようで、異なる3つの機能の紹介でしたー!
上記で使用した画像は、下記URLからいただきました・・・!
https://communities.vmware.com/thread/400678