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Azure DatabricksでサービスプリンシパルからDatabricks REST APIを使う

Last updated at Posted at 2023-06-08

ちょっとハマったのでメモ。

サービスプリンシパルとは

APIアクセスのみが可能なアイデンティティです。ユーザーと違って、GUIへのアクセスには使用できません。自動化ツールやジョブで使用することを推奨しています。

サービスプリンシパルの作成

  1. Azure Portal > Azure Active Direcotry > アプリの登録に移動します。

  2. サービスプリンシパルの名前を入力して、サポートされているアカウントの種類では、この組織ディレクトリのみに含まれるアカウント (Default Directory のみ - シングル テナント)を選択し、登録をクリックします。
    Screenshot 2023-06-08 at 8.49.59.png

  3. 以下の値をコピーしておきます。

    • アプリケーション (クライアント) ID
    • ディレクトリ (テナント) ID
  4. サイドメニューの証明書とシークレットをクリックします。

  5. 新しいクライアントシークレットをクリックします。

  6. 説明文を入力し、有効期限を選択して追加をクリックします。
    Screenshot 2023-06-08 at 8.52.00.png

    重要!
    運用設計に基づいて、適切に有効期限を管理するようにしてください。

  7. クライアントシークレットのをコピーしておきます。これはサービスプリンシパルのパスワードに相当します。
    Screenshot 2023-06-08 at 8.52.51.png

Databricksアカウントにサービスプリンシパルを追加

  1. Databricksワークスペースの右上のユーザー名をクリックしManage Accountを選択して、Databricksアカウントコンソールにアクセスします。
    Screenshot 2023-06-08 at 8.56.50.png
  2. サイドメニューからUser managementを選択します。
  3. Service principalsタブをクリックします。
    Screenshot 2023-06-08 at 8.59.01.png
  4. Add service principalをクリックします。
  5. Nameにはわかりやすい名前、UUIDには、上でメモしたアプリケーション (クライアント) IDを入力します。Addをクリックします。
    Screenshot 2023-06-08 at 8.59.34.png

ワークスペースにサービスプリンシパルを割り当てる

  1. アカウントコンソールのサイドメニューでWorkspacesを選択します。
  2. REST APIを使用するワークスペースを選択します。
  3. Permissionsタブを選択します。
    Screenshot 2023-06-08 at 9.04.38.png
  4. Add permissionsをクリックします。
  5. User, group or service principalで上で作成したサービスプリンシパルを選択し、必要な権限をPermissionで選択します。Saveをクリックします。
    Screenshot 2023-06-08 at 9.05.25.png
    Screenshot 2023-06-08 at 9.06.42.png

サービスプリンシパルのトークンを取得する

サービスプリンシパルからREST APIを使用するためには、トークンが必要となります。

トークンの取得にもREST APIの呼び出しが必要です。curlなどを使っても良いですが、ここではPostmanを使います。

  • エンドポイント: https://login.microsoftonline.com/<テナントID>/oauth2/v2.0/token
    • テナントID: 作成したサービスプリンシパルのディレクトリ (テナント) ID
  • メソッド: POST
  • Body:
    • x-www-form-urlencoded
      • client_id: サービスプリンシパルのアプリケーション (クライアント) ID
      • grant_type: client_credentials
      • scope: 2ff814a6-3304-4ab8-85cb-cd0e6f879c1d/.default
      • client_secret: サービスプリンシパルのクライアントシークレットの値

レスポンスのaccess_tokenの値をコピーします。このトークンには1時間の有効期限があるので注意してください。
Screenshot 2023-06-08 at 9.29.49.png

REST APIを呼び出す

これでREST APIを呼び出す準備ができました。

APIのリファレンスはこちらです。

ここでは、ワークスペースのクラスター一覧を取得します。

  • エンドポイント: https://<Databricksワークスペースのホスト名>/api/2.0/clusters/list
  • メソッド: GET
  • Authorization:
    • Type: Bearer
    • Token: 上で取得したサービスプリンシパルのトークン

動きました!
Screenshot 2023-06-08 at 9.36.34.png

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