これは地味に嬉しい。これまでは、特定のセルの処理をスキップしたい場合は、手動で処理をスキップするかコメントアウトする必要があったのでした。
ノートブックの実行時にセルをスキップする
%skipマジックコマンドを使用して、ノートブック内の複数のセルを実行する際に個別のセルをスキップできるようになりました。スキップしたい任意のセルの先頭に%skipを追加してください。詳細は Databricksノートブックの実行を参照してください。
適当なノートブックで試します。
cell 1
import pandas as pd
import plotly.express as px
import numpy as np
# サンプルデータフレームの作成
np.random.seed(42)
data = {
'カテゴリ': ['A', 'B', 'C', 'D', 'E'],
'値': np.random.randint(10, 100, 5)
}
df = pd.DataFrame(data)
display(df) # Databricks上でテーブル表示
cell 2
import plotly.graph_objects as go
# サンプルデータ
categories = ['A', 'B', 'C', 'D']
values = [10, 15, 7, 12]
# 棒グラフの作成
fig = go.Figure(data=[go.Bar(x=categories, y=values)])
# グラフのタイトルとラベル
fig.update_layout(title='サンプルデータの棒グラフ',
xaxis_title='カテゴリ',
yaxis_title='値')
# グラフの表示
fig.show()
cell 3
# サンプルデータ
data = [10, 20, 30, 40, 50]
# 平均を計算
average = sum(data) / len(data)
# 結果を表示
print("サンプルデータの平均:", average)
cell 2の先頭に%skipを追加します。すると、コード自体がグレーになり、上にはスキップ済み(Skipped) が表示されます。

試しにすべてを実行をしてみると、確かにcell 2がスキップされます。便利だ。

