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Google Apps ScriptAdvent Calendar 2022

Day 21

GASで受信・送信済みメールを取得し、スプレッドシートに出力する

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これはなに

GAS を利用して Gmail から各種メールを取得する方法をまとめたものです。

受信メールを取得する

GAS を利用して Gmail からメールを取得する際、メールは「スレッド」というものにまとめられた状態で取得されます。
「スレッド」とは、一連のメールのやり取りをまとめたものです。
送信したメールの件名を変更せずに返信されたメール、または受信したメールの件名を変更せずに返信したメールがスレッドにまとめられます。

取得メソッド

getInboxThreads(start, max)

すべての受信トレイのスレッドを取得します。

getStarredThreads(start, max)

すべてのスター付きスレッドを取得します。

getPriorityInboxThreads(start, max)

すべての優先トレイスレッドを取得します。

getSpamThreads(start, max)

すべてのスパムスレッドを取得します。

getTrashThreads(start, max)

すべてのゴミ箱スレッドを取得します。

search(query, start, max)

検索クエリを使用してスレッドを取得します。
検索クエリは、実際に Gmail の検索ボックスで使用できるクエリと同じものが使用できます。
詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

これらのメソッドの start と max は省略することもできますが、
メールの取得件数が多くなりすぎると処理しきれずエラーになる場合があるようなので、
指定しておいたほうが無難そうです。

送信済みメールを取得する

調べてみたところ、送信済みメールを取得する専用のメソッドは存在しないようです。
ではどうすればいいのかというと、先に挙げた
search メソッドを利用すると取得できそうでした。

以下のクエリを指定することで送信済みのメールスレッドを取得できます。
in:sent

使用例

以下はスター付きのメールを取得し、スプレッドシートにメールタイトルを出力するコードです。

function checkGmail() {
  const messages = fetchGmail()

  if(messages.length > 0){
    writeSheet(messages);
  }
}

function fetchGmail() {
  const threads = GmailApp.getStarredThreads();
  const messages = GmailApp.getMessagesForThreads(threads);

  return messages;
}

function writeSheet(messages) {
  const id = "{スプレッドシートのID}"
  const spreadSheet = SpreadsheetApp.openById(id)
  const sheet = spreadSheet.getSheetByName("{出力先のシートの名前}")

  messages.forEach(function(message){
    const mail = message[0]
    const subject = mail.getSubject();
    const maxRow = sheet.getMaxRows()
    const lastRow = sheet.getRange(maxRow, 1).getNextDataCell(SpreadsheetApp.Direction.UP).getRow()

    sheet.getRange(lastRow+1, 1).setValue(subject)
  });
}

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