追記(2026-10-08) Claude Code 2.1.293 から、model: haiku は Haiku 5.5 を指すようになりました(Anthropic API の場合。Bedrock などでは Haiku 4.5 のまま)。
この記事の Haiku の数字は、Haiku 4.5 で測ったものです。同じ2つの課題を Claude Code 2.1.293 で測り直すと、既定(Opus)からの減り幅は 34〜43% に広がりました。
測り直した結果は Claude Code の Explore を Haiku にする設定は、2.1.293 に上げるだけで Haiku 5.5 になった に書いています。
Claude Code で調べものを任せる Explore サブエージェントは、登場したときは Haiku で動いていました。
Introducing the Explore subagent. Powered by Haiku it'll search through your codebase efficiently to save context!
(Claude Code 2.0.17、2025-10-15)。それが Claude Code 2.1.198(2026-07-01)でこう変わっています。
The built-in Explore agent now inherits the main session's model (capped at opus) instead of running on haiku
本体を Opus で使っていれば、ファイル探しも Opus の料金です。 公式ドキュメント(2026-10-06 取得)も Explore について「Model: the main conversation's model.」と書いています。
気づいたのは、Claude Code に作らせた費用表示の mod を眺めていたときでした。ファイルを数えるだけの Explore が、セッションの費用の約45%を占めていました。
既定のままと Haiku に戻した場合を、27回測りました。
本体は Opus 5.5。各5回の中央値
既定(Explore=Opus) Explore だけ Haiku
重い調べもの(6,656ファイル) $0.162 $0.106(-35%) 時間は同じ
軽い調べもの(検索2つ) $0.164 $0.129(-21%) 時間は約2.2倍
答えは全25回、どの条件でも正解
検証環境: Windows 10 / Claude Code 2.1.290 を隔離導入 /
claude -p --model claude-opus-5-5/
全ラン設定ディレクトリ使い捨て / 測定は 2026-10-06
測り方
題材は express 4.21.2(コミット固定)。どちらの課題も「Explore サブエージェントを使って」と明示して頼みます。
-
軽い:
trust proxyを扱うテストファイル(正解8本)と、res.redirectを呼ぶ examples のファイル(正解9本)を挙げる -
重い:
npm install後のフォルダ(6,656ファイル)で package.json を数える(正解 409、node_modules の中 408、外 1)
| 条件 | 設定 | Explore のモデル |
|---|---|---|
| A 既定 | なし | Opus 5.5 |
| B 全サブエージェントを Haiku |
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL=haiku と CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL_FORCE=1
|
Haiku 4.5 |
| C Explore だけ Haiku |
.claude/agents/Explore.md に model: haiku
|
Haiku 4.5 |
Explore が実際にどのモデルで動いたかは、stream-json の記録で全回確かめました。
重い調べものでは、35%安くなって時間は同じ
| 正解 | 費用(中央値) | 範囲 | API時間 | |
|---|---|---|---|---|
| A 既定 | 5/5 | $0.162 | $0.154〜0.197 | 17.0秒 |
| C Explore だけ Haiku | 5/5 | $0.106 | $0.105〜0.110 | 16.9秒 |
範囲が重なりません。 C の5回すべてが、A の最安より安く済みました。
軽い調べものでは、2割安くなって遅くなった
| 正解 | 費用(中央値) | API時間(中央値) | |
|---|---|---|---|
| A 既定 | 5/5 | $0.164 | 13.2秒 |
| B 全サブエージェントを Haiku | 5/5 | $0.124(-24%) | 17.0秒 |
| C Explore だけ Haiku | 5/5 | $0.129(-21%) | 29.6秒 |
Haiku は念入りでした。 10回中2回、検索で見つけた17ファイルを全部開いて確かめています(Opus は0回)。
長かった回は117.8秒かかりました。
下がるのは Explore の分だけ
本体の会話は Opus のままなので、費用の大部分は残ります。
重い調べものの C でも、$0.106 のうち $0.096 は本体の Opus の分でした(中央値)。
戻し方
Explore だけ戻すなら、ドキュメントのとおり Explore という名前のサブエージェントを置きます。
A user or project subagent named
Exploreoverrides the built-in and keeps its ownmodelfield,
so define one withmodel: haikuto run exploration on a lower-cost model.
測定で置いたのはこれです。
---
name: Explore
description: Fast read-only agent for searching and analyzing codebases. Use it for file discovery, code search, and codebase exploration.
tools: Read, Grep, Glob, Bash
model: haiku
---
You are a read-only codebase exploration agent. Search efficiently with Grep and Glob, read only what you need, and report concrete findings with file paths. Never modify files.
組み込み版を上書きするので、組み込みの指示ではなく、この本文で動きます。 本文の書き方で動きが変わる点は注意してください。
環境変数 CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL=haiku だけでは、Explore は変わりません。 ドキュメントにそう書いてあり、試すと2回とも Opus 5.5 のままでした。
全サブエージェントを Haiku にするなら CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL_FORCE=1 も要ります(Claude Code 2.1.257 以降)。
言えないこと
- 課題は2つ、各5回。題材は express だけです。ベンチマークではありません
- 答えが1つに決まる調べものだけです。設計の判断のような調べものでの質は測っていません
- 本体は Opus 5.5 だけです。本体が Sonnet なら Explore も Sonnet になります(未測定)
-
claude -pで測りました。承認できないコマンドは拒否されます(重い課題の A で1〜3回) - 費用は
total_cost_usd。プランによって請求は異なります
まとめ
- Explore は Claude Code 2.1.198 から本体と同じモデルで動く(上限 Opus)。登場時は Haiku だった
- Explore だけ Haiku に戻すと、答えは同じまま、重い調べもので35%、軽い調べもので約2割安くなった
- 下がるのは Explore の分だけ。 本体の Opus 分は残る
- 軽い調べものでは遅くなることがある。 Haiku が見つけたファイルを全部開く回があった
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODELだけでは Explore は変わらない
Explore をよく使うなら、Explore.md を1枚置く価値はあると思います。ただし速くなるとは限りません。
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