Claude Code で調べものを任せる Explore サブエージェントは、登場したときは Haiku で動いていました。
Introducing the Explore subagent. Powered by Haiku it'll search through your codebase efficiently to save context!
(Claude Code 2.0.17、2025-10-15)。それが Claude Code 2.1.198(2026-07-01)でこう変わっています。
The built-in Explore agent now inherits the main session's model (capped at opus) instead of running on haiku
本体を Opus で使っていれば、ファイル探しも Opus の料金です。 公式ドキュメント(2026-10-06 取得)も Explore について「Model: the main conversation's model.」と書いています。
気づいたのは、Claude Code に作らせた費用表示の mod を眺めていたときでした。ファイルを数えるだけの Explore が、セッションの費用の約45%を占めていました。
既定のままと Haiku に戻した場合を、27回測りました。
本体は Opus 5.5。各5回の中央値
既定(Explore=Opus) Explore だけ Haiku
重い調べもの(6,656ファイル) $0.162 $0.106(-35%) 時間は同じ
軽い調べもの(検索2つ) $0.164 $0.129(-21%) 時間は約2.2倍
答えは全25回、どの条件でも正解
検証環境: Windows 10 / Claude Code 2.1.290 を隔離導入 /
claude -p --model claude-opus-5-5/
全ラン設定ディレクトリ使い捨て / 測定は 2026-10-06
測り方
題材は express 4.21.2(コミット固定)。どちらの課題も「Explore サブエージェントを使って」と明示して頼みます。
-
軽い:
trust proxyを扱うテストファイル(正解8本)と、res.redirectを呼ぶ examples のファイル(正解9本)を挙げる -
重い:
npm install後のフォルダ(6,656ファイル)で package.json を数える(正解 409、node_modules の中 408、外 1)
| 条件 | 設定 | Explore のモデル |
|---|---|---|
| A 既定 | なし | Opus 5.5 |
| B 全サブエージェントを Haiku |
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL=haiku と CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL_FORCE=1
|
Haiku 4.5 |
| C Explore だけ Haiku |
.claude/agents/Explore.md に model: haiku
|
Haiku 4.5 |
Explore が実際にどのモデルで動いたかは、stream-json の記録で全回確かめました。
重い調べものでは、35%安くなって時間は同じ
| 正解 | 費用(中央値) | 範囲 | API時間 | |
|---|---|---|---|---|
| A 既定 | 5/5 | $0.162 | $0.154〜0.197 | 17.0秒 |
| C Explore だけ Haiku | 5/5 | $0.106 | $0.105〜0.110 | 16.9秒 |
範囲が重なりません。 C の5回すべてが、A の最安より安く済みました。
軽い調べものでは、2割安くなって遅くなった
| 正解 | 費用(中央値) | API時間(中央値) | |
|---|---|---|---|
| A 既定 | 5/5 | $0.164 | 13.2秒 |
| B 全サブエージェントを Haiku | 5/5 | $0.124(-24%) | 17.0秒 |
| C Explore だけ Haiku | 5/5 | $0.129(-21%) | 29.6秒 |
Haiku は念入りでした。 10回中2回、検索で見つけた17ファイルを全部開いて確かめています(Opus は0回)。
長かった回は117.8秒かかりました。
下がるのは Explore の分だけ
本体の会話は Opus のままなので、費用の大部分は残ります。
重い調べものの C でも、$0.106 のうち $0.096 は本体の Opus の分でした(中央値)。
戻し方
Explore だけ戻すなら、ドキュメントのとおり Explore という名前のサブエージェントを置きます。
A user or project subagent named
Exploreoverrides the built-in and keeps its ownmodelfield,
so define one withmodel: haikuto run exploration on a lower-cost model.
測定で置いたのはこれです。
---
name: Explore
description: Fast read-only agent for searching and analyzing codebases. Use it for file discovery, code search, and codebase exploration.
tools: Read, Grep, Glob, Bash
model: haiku
---
You are a read-only codebase exploration agent. Search efficiently with Grep and Glob, read only what you need, and report concrete findings with file paths. Never modify files.
組み込み版を上書きするので、組み込みの指示ではなく、この本文で動きます。 本文の書き方で動きが変わる点は注意してください。
環境変数 CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL=haiku だけでは、Explore は変わりません。 ドキュメントにそう書いてあり、試すと2回とも Opus 5.5 のままでした。
全サブエージェントを Haiku にするなら CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL_FORCE=1 も要ります(Claude Code 2.1.257 以降)。
言えないこと
- 課題は2つ、各5回。題材は express だけです。ベンチマークではありません
- 答えが1つに決まる調べものだけです。設計の判断のような調べものでの質は測っていません
- 本体は Opus 5.5 だけです。本体が Sonnet なら Explore も Sonnet になります(未測定)
-
claude -pで測りました。承認できないコマンドは拒否されます(重い課題の A で1〜3回) - 費用は
total_cost_usd。プランによって請求は異なります
まとめ
- Explore は Claude Code 2.1.198 から本体と同じモデルで動く(上限 Opus)。登場時は Haiku だった
- Explore だけ Haiku に戻すと、答えは同じまま、重い調べもので35%、軽い調べもので約2割安くなった
- 下がるのは Explore の分だけ。 本体の Opus 分は残る
- 軽い調べものでは遅くなることがある。 Haiku が見つけたファイルを全部開く回があった
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODELだけでは Explore は変わらない
Explore をよく使うなら、Explore.md を1枚置く価値はあると思います。ただし速くなるとは限りません。
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