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APIリクエストのトラフィックをキャプチャしてみた【①Fiddler導入編】

Last updated at Posted at 2025-12-05

はじめに

こんにちは。すぎもんです。:grinning:
FiddlerでDataSpider Servista 5.0 のトラフィックをキャプチャをしてみました。

今回はHTTP/HTTPS 通信のトラフィックをキャプチャを行うFiddlerの導入を行った際の記事です。

REST API の通信部分を可視化されることで、処理が正常に行われているか等のモニタリングが容易になります。

全3回で構成されているため、他2本の記事もあわせてご覧ください。

  • APIリクエストのトラフィックをキャプチャしてみた【②APIリクエストの設定編】

  • APIリクエストのトラフィックをキャプチャしてみた【③実行・確認編】

今回やること

トラフィックをキャプチャするためのツールであるFiddlerの導入を行います。

今回は下記の記事を参考に導入を行ってみました。

実施手順

以下の流れで導入を行っていきます。

  1. Fiddler のインストール
  2. トラフィックのキャプチャ設定
  3. 証明書のエクスポート
  4. 証明書のインポート
  5. プロキシ設定

1. Fiddler のインストール

まずは公式のサイトから Fiddler をダウンロードします。

image.png

続けてダウンロードした Fiddler のインストールを行っていきます。

image.png

2. トラフィックのキャプチャ設定

インストールした Fiddler を起動し、設定を行っていきます。
最初に [Tools] > [Options] を選択します。

image.png

[HTTPS] タブを開き、「Capture HTTPS CONNECTs」と「Decrypt HTTPS traffic」にチェックを入れます。

image.png

そのまま指示通りにFiddlerのルート証明書のインストールを進めます。

image.png

3. 証明書のエクスポート

続いて証明書のエクスポートを行っていきます。
[Tools] > [Options] を選択します。

image.png

[HTTPS] タブから [Actions] ボタンを押し、「Export Root Certificate to Desktop」を選択します。

image.png

デスクトップにファイルが作成されているのが確認できます。

image.png

4. 証明書のインポート

次にエクスポートした証明書をJavaのキーストア(cacerts)へインポートを行っていきます。

管理者としてコマンドプロンプトを開き、下記のコマンドを実行します。

コマンド
keytool -import -alias fiddler -keystore "%JAVA_HOME%\jre\lib\security\cacerts" -file "C:\Users\YourUser\Desktop\FiddlerRoot.cer" -storepass changeit
  • [%JAVA_HOME%] には、DataSpider Servista が使用するJavaのインストールディレクトリを指定します。
  • [C:\Users\YourUser\Desktop\FiddlerRoot.cer] には、先ほどエクスポートした証明書の実際のパス指定します。
  • [-storepass changeit] は、cacerts ファイルのデフォルトのパスワードです。変更している場合は、すでにお使いのパスワードを指定してください。

POINT
「この証明書を信頼しますか」というメッセージが出たら、「y」と入力しエンターを押します。

※ 実行例
image.png

5. プロキシ設定

最後に DataSpider Servista のプロキシ設定を行います。
$DATASPIDER_HOME/server/conf/system.properties を編集して、Fiddlerをプロキシとして使用するように設定します。

image.png

POINT
設定内容は DataSpider Servista 5 で グローバルプロキシの設定 をする際に必要になるため、控えておきます。

DataSpiderServer を再起動すれば完了です。

最後に

今回は Fiddler の導入を行ってみましたが、いかがでしたでしょうか。

次回は DataSpider Servista 5.0 側の設定について書いていますので、そちらもぜひご覧になってください。

このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!:raised_hand:

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