はじめに
こんにちは。すぎもんです。![]()
FiddlerでDataSpider Servista 5.0 のトラフィックをキャプチャをしてみました。
今回はHTTP/HTTPS 通信のトラフィックをキャプチャを行うFiddlerの導入を行った際の記事です。
REST API の通信部分を可視化されることで、処理が正常に行われているか等のモニタリングが容易になります。
全3回で構成されているため、他2本の記事もあわせてご覧ください。
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APIリクエストのトラフィックをキャプチャしてみた【②APIリクエストの設定編】
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APIリクエストのトラフィックをキャプチャしてみた【③実行・確認編】
今回やること
トラフィックをキャプチャするためのツールであるFiddlerの導入を行います。
今回は下記の記事を参考に導入を行ってみました。
実施手順
以下の流れで導入を行っていきます。
- Fiddler のインストール
- トラフィックのキャプチャ設定
- 証明書のエクスポート
- 証明書のインポート
- プロキシ設定
1. Fiddler のインストール
まずは公式のサイトから Fiddler をダウンロードします。
続けてダウンロードした Fiddler のインストールを行っていきます。
2. トラフィックのキャプチャ設定
インストールした Fiddler を起動し、設定を行っていきます。
最初に [Tools] > [Options] を選択します。
[HTTPS] タブを開き、「Capture HTTPS CONNECTs」と「Decrypt HTTPS traffic」にチェックを入れます。
そのまま指示通りにFiddlerのルート証明書のインストールを進めます。
3. 証明書のエクスポート
続いて証明書のエクスポートを行っていきます。
[Tools] > [Options] を選択します。
[HTTPS] タブから [Actions] ボタンを押し、「Export Root Certificate to Desktop」を選択します。
デスクトップにファイルが作成されているのが確認できます。
4. 証明書のインポート
次にエクスポートした証明書をJavaのキーストア(cacerts)へインポートを行っていきます。
管理者としてコマンドプロンプトを開き、下記のコマンドを実行します。
keytool -import -alias fiddler -keystore "%JAVA_HOME%\jre\lib\security\cacerts" -file "C:\Users\YourUser\Desktop\FiddlerRoot.cer" -storepass changeit
- [%JAVA_HOME%] には、DataSpider Servista が使用するJavaのインストールディレクトリを指定します。
- [C:\Users\YourUser\Desktop\FiddlerRoot.cer] には、先ほどエクスポートした証明書の実際のパス指定します。
- [-storepass changeit] は、cacerts ファイルのデフォルトのパスワードです。変更している場合は、すでにお使いのパスワードを指定してください。
POINT
「この証明書を信頼しますか」というメッセージが出たら、「y」と入力しエンターを押します。
5. プロキシ設定
最後に DataSpider Servista のプロキシ設定を行います。
$DATASPIDER_HOME/server/conf/system.properties を編集して、Fiddlerをプロキシとして使用するように設定します。
POINT
設定内容は DataSpider Servista 5 で グローバルプロキシの設定 をする際に必要になるため、控えておきます。
DataSpiderServer を再起動すれば完了です。
最後に
今回は Fiddler の導入を行ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
次回は DataSpider Servista 5.0 側の設定について書いていますので、そちらもぜひご覧になってください。
このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!![]()









