はじめに
こんにちは。すぎもんです。![]()
FiddlerでDataSpider Servista 5.0 のトラフィックをキャプチャをしてみました。
DataSpider Servista 5.0 で新たに追加された [グローバルプロキシの設定] により、グローバルプロキシをGUIで管理することが可能になりました。また用途によっての切り替えが容易に行えるようになりました。
全3回で構成されているため、他2本の記事もあわせてご覧ください。
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APIリクエストのトラフィックをキャプチャしてみた【①Fiddler導入編】
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APIリクエストのトラフィックをキャプチャしてみた【③実行・確認編】
本資料は開発中時点のリリース前モジュールでの先行調査ナレッジです。
設定内容等の細かい部分は変更になる可能性がある点、ご留意ください。
今回やること
DataSpider Servista の REST アダプタを使い、HULFT10 API Gateway へ「詳細ホスト情報の一覧取得」を実施するためのスクリプトを作成します。
HULFT10 API Gateway について紹介している記事もあわせてご覧ください。
実施手順
以下の流れで設定を行っていきます。
- グローバルプロキシの設定
- グローバルリソースの設定
- アクセストークンの発行
- スクリプトの作成
1. グローバルプロキシの設定
まずはDataSpider Studio を起動します。
コントロールパネルから [グローバルプロキシの設定] を選択し、新規作成を行います。
[必須設定] タブから、下記の項目を設定し [完了] を押します。
| 項目名 | 設定値 | 説明 |
|---|---|---|
| ホスト名 | 127.0.0.1 | system.properties に設定した値と同じものを入力 |
| ポート番号 | 8888 | system.properties に設定した値と同じものを入力 |
2. グローバルリソースの設定
同じくコントロールパネルから [グローバルリソースの設定] を選択し、新規作成を行います。
[必須設定] タブから、[URL] を入力します。
HULFT10 API Gateway へAPIリクエストを行うための URL については、Request Interfaceの指定 をご参照ください。
[プロキシサーバ設定] タブを開き、[プロキシサーバ設定] に「グローバルプロキシを使用する」を指定し、[グローバルプロキシ] には先ほど作成した プロキシサーバ接続設定 を指定します。
続けて [完了] ボタンを押します。
3. アクセストークンの発行
Bearer 認証で使うため、アクセストークンの発行を行います。
HULFT10 API Gateway にログインします。
[Settings] > [ユーザー管理] から、対象のユーザーを選択します。
アクセストークンの発行を行い、控えておきます。
4. スクリプトの作成
最後に [新しいプロジェクト] から、スクリプトの作成を行っていきます。
ツールパレットから RESTアダプタの [GET実行] を持ってきます。
[必須設定] タブから、[接続先] には先ほど作成したグローバルリソースを指定します。
[パス] にはグローバルリソースで入力した URL 以降の Request Interface を入力します。
今回行う「詳細ホスト情報の一覧取得」については、下記のマニュアルを参考にしています。
https://www.hulft.com/help/ja-jp/HULFT-V10/AGW-API/Content/HULFT_API_AGW/managements/mh_list_windows.htm
[レスポンス設定] タブを開き、[データ出力先] と [ファイルパス] をそれぞれ指定します。
[ヘッダ設定] タブを開き、先ほど取得したアクセストークンを使って Bearer 認証を設定します。
[完了] を押したら、スクリプトは完成です。
最後に
グローバルリソースの設定やスクリプトの作成といった、DataSpider Servista 側の設定を行いましたが、いかがでしたでしょうか。
DataSpiderとHULFT10 API GatewayはGUIで簡単に設定が可能なため、皆様もぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!![]()













